心臓の動きとしくみとは?

循環器

体をちょっと切ると、赤い血液がでてきます。
この血液は、どこからでてくるのでしょう。

これは、血液を流す血管という管が、体中に巡っていて、その中をたくさんの血液が
休みなく周っているからです。

この血管の血液を流してやるポンプの役目をしているのが心臓です。

心臓と血管とを合わせて、循環器といいます。
循環器ということはの意味は、血液を体の中でぐるぐる回す
役目をする器官ということです。

こうして血液は体中を周りながら、腸から栄養分をとり
肺から酸素をとって、体の各部分に渡してやります。

また、いらなくなったものを集めて腎臓や肺に渡して、体の外へ出してもらうのです。

心臓が動くのを止めて、血液が流れなくなると、人間はすぐ死んでしまいます。
血液や循環器は、生きていくために、大切な仕事をしているのです。




心臓

左の乳のちょっと下のところへ、指先をあててみると
何かがぴくりぴくりと規則正しく動いているのがわかります。

これは、心臓が動いているためです。
ぴくりぴくりしているのを感じるところは心臓の下のはしで
心臓全体は、もっと大きく握りこぶしぐらいあります。

心臓は、左右の肺のあいだにはさまれていて
ろっ骨と胸骨で、しっかり囲まれています。
生きている人の心臓が動いているのは、体の外からはよくわかりませんが
X線をかけてみるとよくわかります。

心臓の動き

心臓は、筋肉でできた袋です。
しかし、手や足の筋肉と違い、ひとりでに、縮んだり膨らんだりして
血液を押し出したり、吸い込んだりしています。

そして、うまれてから死ぬまで、寝ているときも起きているときも
はたらき続けているのです。

心臓が縮むたびに、下のはしのちょっととがった部分が
胸の皮膚の内側にぶつかって乳の下のところで、ぴくりぴくりと触れるのです。

心臓が伸び縮みすることを、心臓がうつというのはこのためです。

嬉しいことや心配なことがあると、胸がどきどきします。
これは、脳のはたらきかけで、心臓が速くうつためです。

また、病気になって熱が出ると、やはり心臓が速くうちます。
眠っているときは、心臓がゆっくりうちます。
このように、心臓のうつ速さは、場合によって違うのです。

心電図

生きている組織、たとえば、筋繊維や神経繊維がはたらくとき
わずかですが、電流が起こります。
そして、はたらいているところと、はたらかないところとの間に電位の違いがあります。

それで、この2つの場所を導線で結んでみると、電流が流れます。
このような電流を活動電流といいます。
この電流を、精密な方法で捕えると、グラフに書くことができます。

心電図は、心臓の活動電流のグラフです。
心臓に故障があると、このグラフがかわってきます。

ですから、この心電図は心臓の病気を診断したりするのに、たいへん必要なものなのです。



心臓のしくみ

心臓の役目は、血液を体中に送り出すことです。
そして、そのしくみは、ポンプによく似ています。

上の図は、心臓を縦に切った断面図です。
これでわかるように、心臓の中は1つの袋ではなく
真ん中に仕切りがあって、右と左に分かれています。

また、その左右の袋が、どちらも上下に分かれています。
この上のほうの、筋肉の薄い部屋を心房といい
下のほうの、筋肉の厚い部屋を心室といいます。

つまり心臓には、右心房・右心室・左心房・左心室の4つの部屋があるわけです。

心房と心室の間には、弁があります。
この弁によって、血液は、心房から心室へは流れますが
逆に、心室から心房へは流れないようになっています。

また、心室の出口にも弁があり、心室から外へ血液が流れることはできますが
逆の方向には流れないようになっています。

つまり心臓は、ポンプが左右に2つ並んだような仕掛けになっているといえます。

ポンプでは、ピストンを上げ下げして、水を吸い上げたり、押し出したりします。

心臓も同じで、心室がふくらむときに
血液が心房から流れこみ、心室が縮むと血液は出口から
動脈のほうに勢いよくでるのです。

心臓の部屋のうちで、力を込めて血液を押し出すのは、心室の役目です。
このため、心室の壁は、心房にくらべて、ずっと厚い筋肉の層でできています。







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