ネズミ・ニワトリ・カエル・フナの体のつくりとしくみとは?

動物・植物

ネズミの体のつくり

ネズミには、胆のうや気のうがありません。
腹を切り開くと横隔膜で腹の中が2つの部分にわけられているのがわかります。

横隔膜のすぐ下に、大きな暗赤色をした、肝臓があります。

すい臓は、胃の背中よりの左側にあり黄かっ色で平たく、舌のような形をしています。

腎臓は、ソラマメ形で、ここから尿を運ぶ管が出ていて膀胱につながっています。

また、消化管のうち、もう腸の大きいのが目立ちます。

脳は、背中側からは、しゅう葉・大脳・小脳・延髄が見られ腹側からは、脳下垂体がよくわかります。

この脳からは、背骨の中を通っている、脊髄が出ています。
脊髄からは、前足やうしろ足へいく、太い神経が枝わかれしています。


ニワトリ

胸には、外側に大胸筋、内側に小胸筋があります。
どちらの筋肉も、竜骨突起や胸骨などについていて、翼になっています。

気のうは、透き通って、うすい膜でできたふくろで五対あり、気管支につながっています。

消化管としては、のど・食道・そのう・砂のう・十二指腸・小腸・盲腸・大腸・排出孔などが見られます。

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鳥の仲間は、もう腸がたいへん大きく大腸が獣たちよりも、ずっと短くなっています。

心臓は、ネズミの場合と同じように二心房二心室からできていて心臓のまわりに肺と肝臓があります。

肝臓には、緑色をした、胆のうがついています。
すい臓は、十二指腸の折れ曲がったあいだに見られます。



カエル

まず、カエルを麻酔してから、目・しゅん膜・前足とうしろ足の指数・みずかき・肛門・口の中などを観察します。

つぎに、腹を切り開いて、内部のつくりをみると暗赤かっ色の大きな肝臓があります。
これを裏返すと、青緑色の胆のうがあります。

カエルの消化管は、口・食道・肝臓の下にある胃・十二指腸・小腸・大腸・直腸・肛門と続きます。

すい臓は、十二指腸のそばに見られます。また、小腸のそばには、赤い脾臓があります。

つぎに心臓の左右の背中側を探すと、もも色をした、泡のような肺があります。

心臓は背骨の両わきの壁についていて、暗紅色で細長い形をしています。
脳や神経はホルマリンで固定してから観察するとわかりやすくなります。

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フナ

フナのうろこを、顕微鏡でのぞくと、木の年輪のようなしまが見えます。
このしまは魚の年令を調べるよい手がかりになります。

また、背・胸・腹・尻・尾には、ひれがあります。
このひれは尾びれ以外のものでは、硬いとげと、やわらかい筋とからできています。

多くの魚には、浮きぶくろがあります。

フナの浮きぶくろは銀白色をしていて、まん中より少し前側に、深いくびれがあります。

そして、細い管で食道とつながっています。

消化器官として、のど・食道・胃・腸などが見られます。
肝臓は、深紅色で、枝わかれして、腸のあいだに広がり、暗緑色をした、胆のうがついています。

浮きぶくろの背中側には、赤かっ色の腎臓が見られます。




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