森林の育てかたとは? 木や作物の病害虫とは? わかりやすく解説!

動物・植物

私たちと森林

森林は、木材をつくってくれるほかにも、大切な役目をもっています。
その1つは、大水や山崩れをふせいで土地があれるのをまもってくれることです。

また、いろいろな動物の住み家をつくってくれています。

さらに、森林は気候を和らげ空気をきよめ自然の美しさを見せてくれ私たちの健康をまもり休養やなぐさめをあたえてくれるのです

ところが、世の中が進むにつれて森林はしだいに少なくなり木材が足りなくなったり大水や山崩れなどの災害が起こるようになりました。

そこで、いまでは、山に木を植え森林を育てるなど私たちの手で森林をつくるようになりました。

日本では、とくに重要なところにはえている森林を保安林として、これを水源かん養林・砂防林・防雪林・防風林・風致林など17種類にわけ、大事に保護するよう法律で定めています。


森林の育てかた

森林を育てるには、樹木が自然にはえ育つのにまかせる方法と苗木を植えたり種をまいたりして、人工的に育てる方法とがあります。

エゾマツ・トドマツ・ツガなどの森林は木を切るときに、少し残しておきます。

こうしておくと、種が地面に落ち、それが芽を出すようになります。
また、焚き木などをとる雑木林では切り株から、しぜんに芽を出すのを育ててやります。

しかし、たいていの森林は種をまいたり、さし木をしたりして苗木を育て、これを山に植えます。

直に種をまく方法もありますが、これはたくさんの種が必要なので、あまりおこなわれません。

森林の手入れ

木が小さいうちは、雑草に負けないように下草をかり、からみついたつるを切り払う、つる切りなどをしてやります。

エゾマツなどのように、しぜんに落ちた種が芽生えたのを育てるような場合には除伐をします。

これは木がこみすぎたり、ほかの木がはえてきたりしたのを切り払ってやるのです。

木が育ってくると、あいだがこんできます。
このときは、ところどころの木を切ってやります。

この作業を間伐と言い、なるべく育ちの悪いものや病気や虫の害を受けているものなどを、切るようにします。

木が大きくなると、下のほうの枝は、だんだん力が衰えてきます。
このような枝は、切ってしまったほうがよいのです。
これを枝うちと言い、なるべく幹に傷をつけないように切り落とします。

木や作物の病害虫

人間や動物に病気があるように、植物にも病気があります。
植物の病気は、ほとんどがカビの仲間の寄生によって起こります。

この害はたいへん大きいので私たちは役に立つ植物を病気から守ってやらなければなりません。

木や作物の病気にはたくさんの種類がありますがそのなかで、おもなものをあげると左の表のようになります。



病気のふせぎかた

病気のふせぎかたには、大きくわけて2つの方法があります。

1つは、病気が出ないようにする予防であり、もう1つは病気が出てしまった場合、消毒などで病気が広がらないようにする方法です。

病気の予防

まず、種は、まくときに必ず消毒します。

また、畑のわきなどにはえている雑草などは病原菌の仲立ちをしますから、できるだけ取り除きます。

畑の作物では、まえの年に病気のでた畑には、なるべく同じ作物をつくらないことです。

どうしても、同じ作物を2年続けてつくらなければならないときは畑の土を消毒します。

つぎには、畑でも林でも手入れをよくして丈夫な病気にかかりにくい作物をつくることです。

作物の肥料のうち、カリ肥料は病気をおさえるはたらきがあります。
しかし、窒素肥料は多すぎると植物の体ばかり伸びてやわらかく育つので、病気にかかりやすくなります。

モモやナシなどの果物は、ふくろをかけることによって病気や害虫をふせぐことができます。

病気をふせぐのに、いちばん大切なことは病気にかからないような強い品種をつくりだすことです。
そのためには、これからも病気に強い品種の研究を進めていかなければなりません。

病気の駆除

病気にかかってしまった場合には、その病気がほかのものに広がらないようにしなければなりません。

これには、まず、病気にかかったものを抜き取ったり斬り倒したりして、焼き捨てることです。

そして、その植物のあった場所を病原菌が残っていないように薬で消毒します。

もう1つの方法は、病気にかかった植物に薬をかけて消毒することです。
このような消毒は、トマトの疫病やキュウリのべと病などのように病気にかからないうちから、予防をかねてやることもあります。

消毒に使うおもな薬はボルドー液・ポリオキシン・ダイセン・石灰硫黄合剤・PCP剤などです。

もちろん、どの薬を使うかは、病気によって決めなければなりません。

害虫からの保護

森林の木や田畑の作物には、たくさんの種類の害虫がつきます。

これらは、たいてい昆虫ですがクロルピクリンやスミチオン・デナボン・二コチン剤などの薬を使ってふせぎます。

また、森林などでは、害虫をとって食べてくれる鳥類(益鳥)を保護して増やしてやります。




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