貴金属や宝石となる鉱物の種類と特徴とは? わかりやすく解説!

地球の姿

自然金

金というのは金属としての名前で、天然に産する金を自然金とよんでいます。
形は細い糸か、木の枝のようになっています。

色は、金属光沢のある美しい黄金色で、条こんも同じ黄金色です。
比重は15.6から19.3と非常に重く、硬度は3です。

成分は純粋の金ですが不純物として、銀や銅が入っていることが多いようです。


輝銀鉱(キギン鉱)

輝銀鉱というのは、金属光沢をもった銀の鉱物という意味です。

形は、八面体か六面体ですが、不規則な塊状となっていることもあります。
劈開はなく、展性があります。

色は金属光沢をもった鉛色ですが、ときどき表面がさびて黒くなります。
比重は7.3、硬度は2でやわらかく、ナイフで切れます。

成分は銀と硫黄で、銀を約87%ふくみます。

ダイヤモンド(金剛石)

ダイヤモンドというのは、非常に硬い石という意味です。

結晶の形は、あまり見られませんが、形は、まるみを帯びた八面体です。
ダイヤモンドだけに見られる強い光沢をもっていて、ダイヤモンド光沢とよばれています。

色は、無色透明なものから、黒みがかったもの、黄色のものまであります。

比重は3.5、硬度は10です。

ダイヤモンドは、純粋の炭素からなっていて酸やアルカリなどの強い薬品にもおかされません。

ダイヤモンドの中で色・形などが悪かったり傷があって宝石にならないものをボルツと呼ぶことがあります。

ダイヤモンドの重さを測るとき、よく、カラットという単位が使われます。
1カラットは、0.2グラムにあたります。

ルビー・サフフイア(鋼玉)

鋼玉というのは、非常に硬い玉という意味です。

赤くきれいなものをルビー、青くきれいなものをサファイア、これらをまとめてコランダムともよばれてしいます。

形は六角柱で両端のとがった形が、いちばん理想的ですがふつうには粒状になって産します。

色は、暗い灰色から、赤・青・黄色と非常に多く、条こんは無色です。
比重は4.0、硬度は9でダイヤモンドについで硬い鉱物です。



エメラルド

エメラルドは、リョクチュウ石(緑柱石)の中でも、美しい緑色をしたものです。

形は、六角柱状になることが多く、縦に条線が入ります。劈開は、ほとんどありません。

また、ガラス光沢をもっとものもあります。比重は2.7、硬度は7です。
成分は、ベリリウム・アルミニウ厶・ケイ素・酸素などです。

ヒスイ(翡翠)

ヒスイは、キ石の一種で、形は塊状か、繊維状がふつうです。
色は、緑・青・白色などいろいろです。

比重は3.3、硬度は7です。成分は、ナトリウムを多くふくんだチョウ石と同じです。

ムーンストーン(月長石)

ムーソストーンは、この鉱物が無色透明で内部からでる光が月の光のような感じがすることから名付けられたものです。

柱状をした結品をし、劈開のある、チョウ石の一種です。

無色透明で、比重は2.6、硬度は6です。成分は、カリウムに富んだチョウ石と同じです。

メノウ(瑪瑙)・ヘキギョク(碧玉)・ギョクズイ(玉髄)

これらの鉱物は色の違いを除けば、だいたい同じ鉱物と考えられています。

岩石の割れ目やゲンブ岩などの穴の中を満たして産出し形は、いずれも不規則なかたまりとなっています。

色は、メノウが赤と白の縞模様、ヘキギョクが緑、ギョクズイがワックスに似た光沢のある白と灰色です。

比重は2.6、硬度は6~7です。

成分は、セキエイと同じようにケイ素と酸素とだけからなりますが結晶質になっていない部分と、小さな結晶との集合したものと考えられています。




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