小惑星とは?小惑星の変わった軌道とは? わかりやすく解説!

天文

小惑星というのは、おもに火星と木星のあいだをまわっている、小さな天体です。

いちばん大きいもので直径770キロメートル、大部分は数十キロメートル以下の岩のかたまりのような星です。

軌道がはっきりわかっているものだけで、1600個以上もあります。


1801年元日の夜、イタリアのピアッジによってはじめて、小惑星セレスが発見されました。

そのころ知られていた惑星は、水星から天王星までの7つでした。

ところが、この7つの惑星の太陽からの距離を調べると火星と木星のあいだだけが、開き過ぎているのです。

そこで、きっとこのあいだに、まだ発見されない惑星があるに違いないとドイツの天文学者が中心になって探し求めていました。

しかし、いつまで経っても見つからないのです。
人々が諦めかけていたころ、これからの惑星を探していた人でないちピアッジが偶然に見つけたのです。

セレスは、火星と木星の間の隙間を、ぴったり埋める惑星でした。
天文学者たちは、これこそ探し求めていた新惑星だと、大喜びをしました。

ところが、驚いたことに、その後もセレスの近くにつぎつぎと小惑星が発見されました。

そしていまでは、小惑星は、全部で数万個もあるだろうといわれています。

これらの小惑星は、火星と木星のあいだにあった大きな惑星が、砕けて出来たかけらだといわれています。

小惑星の中には、明るさのかわるものが少なくありません。
これは、岩のかけらのような、不規則な形をしているため自転するにつれて、そうなるだろうと言われています。

小惑星の中には、非常にかわった軌道を通るものもあります。

水星よりもっと太陽に近づくものや、地球のすぐ近くを通るものもあります。
小惑星ヘルメスは、地球から78万キロメートルの近くまでくることがあります。

このような小惑星は、太陽の距離をはかるのにも利用されます。




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