電熱器具の使い方と電熱器具のよい点とは? わかりやすく解説!

電熱器具の使い方と電熱器具のよい点

ふつう、電熱器具には、100V・500Wなどと、記号が書いてあります。
これは、100ボルトで使えばよいということです。

そうすると、この器具には、5アンペアの電流が流れ500ワッ卜の電力が消費されるということです。
では、この電熱器具を100ボルトより高い電圧で使ったら、どうなるでしょう。


たとえば、100V・500Wの電気コンロを、200ボルトで使ったとすると大きな電流が流れ、コンロの電熱線は、発生する余分の熱のため、溶けてしまいます。

電熱線が溶けないで、抵抗もかわらないとすると、この電気コンロには10アンペアの電流が流れ、消費される電力は2000ワッ卜で4倍の熱がでることになります。

このように、電圧が少し上がっただけでもワッ卜数は大きくかわり、余分な熱がたくさんでて、危険です。

しかし、実際には、電熱線の温度が上がると電気抵抗は大きくなるので、ワット数はある程度おさえられます。

このように、100ボルト用の器具を100ボルト以上の電圧で使ってはいけません。
そのため、電熱器具の電気を、電灯線などからとってはいけません。

家庭用の電灯は大きくても200ワッ卜を越えませんから電灯線は大きな電力を使うようにはなっていません。

電熱器具の電気は必ず、壁に埋めこまれたコンセントからとりましょう。
近ごろでは家庭で使う電熱器具の種類が増えたのでどの部屋にも、コンセントを備えておくようになりました。

コンセントさえあれば、どこででも電熱器具は必要なときにすぐ使えいらなくなればスイッチを切れば、それですみます。

電熱器具は、石油や薪、ガスのように炎を出しませんし、一酸化炭素のような人体に害のあるガスを出すこともないので、清潔で健康的に使えます。

しかし、1つのコンセントからあまり多くの電気をとらないように、注意しましょう。




モバイルバージョンを終了