天気
天気という言葉には、2通りの意味があります。
気象のほうでは、ある場所で、ある時刻に測った風向・風速・雲量・気圧・気温・湿度などを、みんなひとまとめにして天気といっています。
天気調べ、天気図などというときの天気は、その意味のものです。
「今日はよい天気です」とか、「何日もうっとしい天気が続く」というときにも天気という言葉が使われます。
このときの意味は、雲量の多い少ないや、雨で雪などが降っているかいないかをあらわしているものです。
この意味の天気には、たくさんの種類がありますが、おもなものは、つぎの通りです。
- 快晴: 雲量が、0から2までのとき晴れ: 雲量が、3から7までのあいだのとき
- くもり: 雲量が8から10までのとき
- 雨: 雨が降っているとき
- 雪: 雪が降っているとき
- あられ: あられが降っているとき
- ひょう: ひょうがふっているとき
- みぞれ: 雨と雪が、混じって降っているとき
- 雷雨: 雷が鳴ったり、いな光りがするとき(雷といっしょに雨が降ることがある)
- 霧: 霧がかかって、見通しが悪いとき(1000メートルより先が見えないとき)
- 煙霧: 細かい煙の粒などが、空気中に浮かんでいて見通しが悪いとき(1000メートル以上先が見えないとき)
天気は、1日のうちでも、朝と夜とでは違うことがあります。
また。今日と明日とで違うのもふつうです。
2、3日同じような天気が続くこともあります。
1年のうちでは、春や秋には、天気のうつりかわりが早く真夏や、真冬には、わりあい同じような天気が続くものです。
天気のうつりかわリ
遠足とか運動会があるときには、明日の大気のことが気になります。
それは、日によって天気がかわるのは、当たり前のことと思っているからです。
しかし、外国には、何か月ものあいだ、ほとんど毎日、同じような天気が続き明日の天気などを気にしなくてもよい土地もあるのです。
たとえば、インドの平野部では秋の中ごろから春のはじめまでほとんど毎日晴れの日が続きます。
アメリカのカリフォルニアの沿岸でも、夏から秋のはじめまでのあいだ雨らしい雨かぶらないのです。
このような土地にくらべて、日本は天気の変化の激しい国といえます。