筋肉とは? 筋肉と骨・甲の組み合わせによる運動とは?

筋肉

筋肉は、細長い筋原線維が、たくさん集まってできています。
筋肉の中には、養分を運ぶ血管や、刺激を伝える神経が、たくさん走っています。

筋肉は、神経から刺激が伝わってくると縮みますが、刺激がなくなると、またもとにかえる性質があります。

筋肉を顕微鏡で調べてみると細かい横じまのある横紋筋と、しまのない平滑筋との2種類があります。

横紋筋は、脊椎動物の骨やエビ・昆虫の甲などについていて手足の運動や頭の回転、背中を曲げる運動などをします。

平滑筋は、脊椎動物では、胃や腸の壁をつくっています。
これらの筋肉は自分の思う通りに動かすことができません。

しかし、カタツムリやミミズ・ヒルがはったり、ウニがとげを動かす運動は
しまのない平滑筋によっておこなわれます。

横紋筋のほうが、平滑筋より、ずっと早く縮むことができます。


筋肉と骨・甲の組み合わせによる運動

獣・鳥・魚など、背骨のある動物では体の中に互いに動けるように組み合わさってできた骨があります。

この骨が組み合わさっているところには、やわらかい骨(軟骨)がかぶさっていてその外側は、丈夫なふくろで包まれています。

このふくろの中には、骨が滑らかに動くようにする液が入っています。
このしくみの部分を関節と言っています。

昆虫やエビなどの甲も動くようにいくつかの部分から成り立っています。

筋肉のはしは、これらの骨組みや甲にくっついているので筋肉が神経から刺激を受けて縮むと、それにつながっている骨と甲が引っ張られてつなぎ合わさったところでうまく曲がります。

筋肉の伸び縮みだけでする運動

ミミズなどは、体がやわらかく骨がありません。
けれども、体の中に縦に走っている筋肉と横の方向に走っている筋肉とがあります。

縦の筋肉が縮むと、体は太く短くなり、横の筋肉が縮むと体は細長くなります。
こお両方の筋肉が互いに伸びたり縮んだりするとミミズのはう運動になります。




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