蚊・トンボ・ザリガニ・ミミズの体のつくり、しくみとは?

蚊の体のつくり

カの口は細長い管になっていますが、これは、上下のくちびる・舌・大あご・小あごのかわったものです。

のどに続いて食道のう・えさぶくろ・胃・腸・直腸などがあります。

胃と腸のさかいめのところに、ひものようなマルピーギ管があります。

腹部の背中側の中央を、血管が、縦にはしっています。

腹部や胸部にある、小さな気門は、空気を取り込むところです。
取り入れられた空気は、体の横をはしる、大きな一対の気管に入り、そこから枝わかれした気管を通って、体全体に送られます。

頭部には、神経節の集まった脳があり、ここからでた神経は腹の終わりまででついています。
腹部には、6つの神経節が見られます。


トンボ体のつくり

トンボの消化管は上くちびる・大あご・小あご・下くちびるからできた口にはじまります。
食道をすぎると、前腸があります。

前腸は、養分を吸い取る中腸につながり、排出器のマルピーギ管が、これにつながっています。

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マルピーギ管は後腸に開いていて、そのあとは、肛門となっています。

神経は、脳から出ていて、単眼・複眼に、直接つながるいっぽう体の各節の神経節につながり、神経は第八腹節で終わっています。

背脈管は循環器で血液は、ここで前方に押し出され、体中に送られます。
筋肉は、胸部の大部分の隙間をうずめています。

また、呼吸作用をする気管は、まえに述べた残りの体の隙間をしめています。



ザリガニ体のつくり

ザリガニの体は、頭胸部の背中側を、硬い大きな背甲が包んでいます。

腹は、7つの節からできていて七節めには、肛門と扇形をした尾がついています。

背甲が両がわに垂れ下がったところを切り取ると背甲と体の壁とのあいだのえら室に、ぎっしりとえらのあるのが見られます。

消化管は、体の中央を縦にはしっています。
胃の左右の黄かっ色のものは、消化液のでる消化腺です。

胃を縦に切り開くと、いろいろな骨片や、大きな歯が見られます。
心臓は背甲のすぐ下にあって、ここから前へ5本うしろヘ1本の動脈が出ています。

胃のすぐ前には一対の排出器があります。
また、第一のひげのねもとの、三角形の小さい穴の中に、耳があります。

ミミズ体のつくり

ミミズの体はまんなかに、短い毛のはえた多くの節からできています。
頭から第14~16節のところの、太い節は環帯と呼ばれます。
背中を切り開くと、まず、節を区切っている膜が見られます。

体の中央をはしる管は、消化管です。
これは、のど、食道、そのう、大きな胃(砂のう)太い腸などからできています。

消化管の上側と下側には、それぞれ、太い血管がはしっています。
そして血管は、第11、12、13節のところで、一対ずつの横枝が出て背と腹の太い血管をつないでいます。

この部分は生きているとき脈をうっているので、心臓と呼ばれます。

脳は、のどの上側にあり、ここから2本の神経が出ています。
この神経は、腹側であわさり、腹神経となっています。




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