鉱物の化学的性質とは? わかりやすく解説!

閉管による実験

直径8ミリくらいの試験竹の底に鉱物の粉を入れ、下からバーナーかアルコールランプで熱してみます。
閉管には、ガラス管を10センチの長さに切り、片方を閉じて使ってもかまいません。

また、鉱物はハンマーで砕いてから乳鉢に入れ、ざらざらしなくなるまで粉にします。
これを耳かきで、3~4杯ずつ閉管の底に入れます。

熱しはじめたら、①溶けるか溶けない ②煙りは出るか出ないか③外華物が出るかどうか ④閉管の上部がくもるかどうか(くもれば水滴がついたからで、鉱物に水がふくまれていたことが、わかります)⑤においがでるかどうか、などに注意して観察します。

たとえば、シンシャを熱してみると管の底から1センチくらい上に、黒いものが帯のようにつきます。

これは、シンシャが昇華してついたもので閉管の底に黒く残っているのは、シンシャではなく不純物の場合が大部分です。

また、閉管の口では、硫黄のにおいがします。


開管による実験

開管は、写真のように30度ほど曲がったガラス管で、両はしは開いています。

この曲がっているところに、鉱物の粉を入れ閉管の実験と同じように、バーナーかアルコールランプで注意しながら熱してみます。

たとえば、キアン鉱を熱してみると粉はすぐ溶けますがしばらくすると、そこから白い煙りが、もくもく出てきます。

このとき、開管の一方のはしからは、イオウくさいにおいがでますしそこに湿ったに青色のリトマス試験紙を近づけると、赤くなります。

このことから、酸ができたことがわかります。

吹管による実験

木炭に炭すいやナイフ・きりなどでくぼみをつくり、この中に鉱物の粉を少し入れます。
これに吹竹でバーナーかアルコールーランプの炎を吹き付けて、鉱物を強く熱します。
そのとき、鉱物が溶けて、金属球や昇華物などができるのを、注意して観察します。

木炭は、よく上皮をはぎ落として、長さは13センチぐらいに切って使います。
くぼみは直径5ミリ、深さ3ミリくらいにします。

吹竹を吹くには、息を切らさないように続けて空気を送ることが必要です。
それには、ふき口にほほをぴったりつけるようにして、徐々に吹きはじめます。

そして、肺の中の空気がなくなりかけたらほほの中の空気を送り出しているあいだに、鼻から肺の中に空気を吸い入れます。

たとえば、ホウエン鉱を吹管で熱すると鉛が小さい球状に残りまわりに昇華物が黄色につきます。

このように、鉱物のまわりにできる昇華物を鉱衣といいどんな鉱衣がつくか、鉱物の近くと遠くでは鉱衣にどんな違いがあるかを注意することも大切です。

ホウエン鉱の例では、鉱物から離れたころに、青みがかった鉱衣ができます。

酸による実験

うすい塩酸をたらすと溶ける鉱物があります。
このような鉱物は、そのおもな成分が炭酸カルシウムからできているためです。

たとえば、ホウカイ石に塩酸をたらすと泡を出して溶けます。
これはホウカイ石が炭酸カルシウムからできているためでこのとき生じる泡は、二酸化炭素です。

そのほか、カスミ石・ランドウ鉱・クジャク石なども、うすい塩酸に溶けます。




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