日の出と日の入りがなぜ起こるのか? わかりやすく解説!

太陽の動き

太陽は毎日、東から出て西に沈みます。
星と同じように太陽も日周運動をしているのです。

もちろん、実際は、たいようが動くのではありません。
地球が西から東へ自転しているために太陽がが動くよう見えるのです。

地球が太陽の光に照らされると、日のあたる部分かできます。

ほかあたっているところが昼で、影のところが夜です。

地球儀に、横から電灯の光をあてて、まわしてみれば昼と夜の終わるわけがすぐにわかります。

昼と夜にわかれた部分は、地球の自転のために東から西へうつっていきます。
そして、24時間でひとまわりしてまた、もとの位置にもどってきます。


日の出と日の入り

太陽は、毎朝、東の地平線から空に昇ります。これを日の出といいます。そして、正午ごろ南中します。

南中というのは、太陽が真南にきて1日のうちでいちばん高く昇っているときです。
夕方になると、太陽は西の地平線に沈みます。これを日の入りといいます。

1日のうちで、日の出の時刻から日の入りの時刻までが昼で日の入りの時刻から、翌日の日の出までが夜です。

しかし、日の入りの後でも空は急にまっ暗になってしまうのではありません。
だんだんと暗くなり、星が1つ1つしだいに増えてきます。

この空のうす明るい30分くらいのあいだを薄明といいます。

これは、地面に太陽の光があらなくなっても空の上のほうの空気や雲には、まだ日があたっているためにここで光が反射して、空が明るく見えるのです。

日の出の前に、まず空が明るくなるのも同じことです。

昼と夜の長さ

日の出や日の入りの時刻は季節によってかわります。

夏は日の出が早く、日の入りの遅い季節で夏至には、昼が1年中でいちばん長くなります。

また、昼夜の長さは場所によってもかわります。
たとえば、夏至のとき東京の昼の長さは、14時問30分ぐらいなのに北のほうの札幌では15時間ぐらいになります。

もっと北のほうでは、昼の長さはさらに長く、反対に夜は短くなります。
また、昼と夜の長さがかわるだけではなく太陽の出たり沈んだりする方向も、違ってきます。

たとえば、夏至のころ太陽は真東でなくかなり北によった方角から昇り、やはりま西から北によった方角に沈みます。

しかし、当時のときには、すべてこれと反対で昼が短く、夜は良くなり、日の出も、日の入りもそれぞれ真東、真西からずっと南によった方角で起こります。



観察

太陽の昇る方角が、季節によって、どのようにかわるか実際に調べてみましょう。

東と西の地平線が、できるだけよく見えるように広々とした、高くて見通しのよいところを探してそこで、太陽が、どこから昇ってくるかを調べます。

その方角の、できるだけ遠い山や森や建物などなにか動かないものを目印にして覚えておきます。

日の入りのときも同じで、太陽がどこに沈むかを調べて目印を選んでおきます。

この目印が、たいへん遠いものなら、方角を調べるために立つ一はそんなに正確にしなくても大丈夫です。

けれども、かなり近いところにしか目印がないときには立つ位置を正確に決めておかなければなりません。

こうして、毎月、20日ごろに1回、日の出と日の入りの方角を調べます。

20日ごろでなくて、何日でもよいのですが夏至や冬至、春分や秋分のときが、だいたい20日ごろですから都合がよいのです。




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