銀河系の外の宇宙、小宇宙とは? わかりやすく解説!

アンドロメダ小宇宙

ちょっと見ると星雲と似ていますが実はまったく正体の違う天体に、小宇宙があります。

なかでも、有名なアンドロメダ小宇宙は地球の北半球に住む私たちが肉眼で見ることのできるただ1つの小宇宙です。

つまり、銀河系と同じようにたくさんの星や星間物質のまとまりをつくっている大きな天体なのです。

ところが、アンドロメダ小宇宙は、非常に遠い距離にあるのでちょっと見ると、銀河系の中にある星雲のような感じをあたえます。

そこで、小宇宙のことを星雲とよぶ習わしが、いまでも残っていてたとえばアンドロメダ星雲という場合も少なくありません。

なお、銀河系内の星雲と区別して、銀河系星雲とよぶこともあります。


小宇宙の種類

小宇宙には、つぎのように、いろいろな形のものがあります。

渦巻き小宇宙

アンドロメダや、猟犬座の小宇宙などは、渦巻き型をしています。
銀河系も、渦巻き小宇宙の1つです。

なかには、エリダヌス座の小宇宙のように棒の両はしから、渦巻きがでている、棒渦巻き小宇宙もあります。

楕円小宇宙

カシオペア座の小宇宙や、アンドロメダ小宇宙の両わきにくっついている小宇宙などのように、全体が楕円形のものです。

不規則小宇宙

形が不規則で、南半球の空に、肉眼でも明るく見える大マゼラン雲小マゼラン雲などが知られています。

小宇宙の距離と大きさ

小宇宙の距離は、大マゼラン雲・小マゼラン雲など、近いもので約20万光年・アンドロメダ小宇宙は、約200万光年です。

遠いものでは何十億光年というのも、たくさんあります。

大きさは、約千光年から数万光年で銀河系やアンドロメダ小宇宙のように10万光年以上のものは特に大型です。



小宇宙のグループ

恒星の世界に、連星や星団などのまとまりがあるように小宇宙の世界にも、いろいろな組やグループが見られます。

アンドロメダ小宇宙は、渦巻き型のものと両わきの2つの楕円小宇宙と組になったものです。
銀河系も、近くの大マゼラン雲および小マゼラン雲とともに三重の小宇宙の組をつくっていると考えられています。

小宇宙群

数個から数十個の小宇宙がグループをつくっているのを小宇宙群といいます。

銀河系・アンドロメダ小宇宙・さんかく座小宇宙など約20個で1つの小宇宙群をつくっています。

島宇宙

小宇宙は、ちょうど広い海に浮かんでいる島のようにあちこちに散らばっています。
小宇宙のグループは群島にあたります。

そして、これらの数え切れない小宇宙を浮かべている広い海にあたるのが、大宇宙なのです。
このようなたとえから、小宇宙のことを島宇宙ということもあります。




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