乾いた土地の植物の群れとは? 植物の移り変わりとは?

乾いた土地の植物の群れ

乾いた土地は、有機物の分解が少ないので岩のかけらや砂ばかりです。
そのいちばんよい例が、砂漠です。

このほか、砂丘や川原、高山の岩石地も、このような土地です。


砂漠の植物

砂漠は雨の極めて少ない地方にできています。
そして、植物は、乾きに強い特別なものが、まばらにはえているだけです。

たとえばアメリカ大陸の砂漠ではサボテン・リュウゼツラン・ユッカの仲間などが見られアフリカ大陸の砂漠ではナツメヤシ、トウダイグサ科の多肉植物、ゴビ砂漠などにはマオウ・ヨモギの仲間などがはえています。

砂丘の植物の群れ

海岸砂丘は海岸の近くにできています。

このくぼんだところには湿地もあって、湿地の植物がはえますが、少し高いところは、乾いた砂の層が厚くコウボウムギ・ケカモノハシのような長い地下茎をもった砂浜の植物がはえています。

砂浜の砂は風で動くので、ふつうの植物は砂にうずもれたり根がむきだされたりするので、よく育ちません。

長い年月でのうつりかわり

ある地域の植物の群れを何十年、何百年と続けて観察したらどうなるでしょう。

いろいろな方面から調べてみると群れはかなり規則正しくうつりかわっていきます。

いま、私たちが見ている草原や森林も、みなこのうつりかわりを重ねてきたものですし、これからも、かわっていくことでしょう。



火山の植物のうつりかわリ

火山が爆発して溶岩が流れだし、まったく植物がなくなったところにも、いつかは植物が根をおろします。

はじめにはえる植物は日でりにたえ養分や水分の少ない土地でも生活できる地衣類やせん類などです。
そのつぎが、イタドリなどの日なたを好む草などです。

長いあいだに、これらの植物の腐った腐植がたまると土壌は、しだいに養分や水分をふくんできてヤシャブシ・アカマツ・カソバ類のような日なたを好む木もはえるようになります。

そして、この木が伸びて、その下の地面に日かげができるとイタドリなどの日なた植物は生活できなくなり日かげの好きな植物がしげるようになります。

林がこんでくると、地面はいよいよ日かげになり日かげにたえられる、シイ・シラビソ・スギなどが生長してきます。

こうして、日なた植物の林は日かげ植物の林に、うつりかわっていきます。
こうなると、森林はいつまでも、そのままの姿をたもつようになります。

水生植物のうつりかわリ

水生植物の群れもまた、うつりかわります。

沼や湖の岸部では、まわりから流れこむ土や砂がたまりエビモ・クロモ・コウホネ・ガマ・オモダカなどの水生植物の枯れたものなどもたまって、しだいに浅くなります。

すると、湿地を好むアシ・タデのような植物が入りこんできて水生植物の群れにかわってきます。

沼や湖は、こうして、岸部から浅くなり、できた湿地はさらに原野となって、ふつうの草や日なたを好む木まではえてくるようになります。

これからさきは、火山の植物のうつりかわりと同じで最後は日かげにたえられる木の森林になります。




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