種と品種

生物の仲間わけの、いちばんもとになっているものを種と言います。

ところが、同じ種の生物でも、人間の手でいろいろにかえられていくと、そのなかに、違った体つきや、性質のものができます。

このように、同じ種の生物でありながら、人手によって体つきや性質などがまったく違ったものにかえられたものを品種と言います。


品種改良の目的

私たちがよく見かける、白黒まだらの乳牛はホルスタインという品種ですが農耕用のワギュウやチョウセンウシなどもそれぞれ別の品種で、いろいろと違った特徴をもっています。

イヌにも、シェバード・テリア・スピッツなど、いろいろの品種があります。
またブタにしても、白い毛をしたヨークシャ、黒い毛のバークシャーなどの品種がありますが、これらは、それぞれもとは同じものだったのです。

私たちが栽培している作物や草花にも、いろいろな品種があります。

たとえば同じイネでも「ふじみのり」や「ほうよく」をはじめ、さまざまの品種があります。

このような品種は、みな、それぞれよい特徴をもっています。
たとえば「ふじみのり」は、早く収穫できて冷害に強い特徴をもっていますし「ほうよく」は、葉が丈夫で倒れにくく、たくさんとれるという特徴があります。

しかし、これらの品種でも、よい特徴ばかりではなく悪いところもあります。

ですから、私たちが飼育したり栽培したりする動物や植物は目的に適し、その土地に適した、よい特徴をたくさんもった品種を選ぶことが大切です。

また、さらによい特徴をもつ品種をつくりだしていかなければなりません。
このように、よりよい品種をつくりだすことを、品種改良と言います。