岩石の割れ目、節理とは? わかりやすく解説!

岩石の中には、節理とよばれる割れ目が発達しているものがあります。

とくに火成岩には、いろいろな割れ目があり不規則なものもありますが、かなり規則正しいものが多いようです。

この割れ目は、餅が固まるとき、割れ目ができるようにマグマが冷え固まって火成岩になるときやや体積が小さくなるためにできたものです。

このうち、規則正しい割れ目には、つぎのようなものがあります。

カコウ岩には、ほぼ直角に交わる3方向の割れ目がつきやすくそのため、立方体状に割れます。

このような節理を方状節理といいます。

アンザン岩などの溶岩には、一方向にだけの割れ目がたくさんできることがあります。
そのために、平らな板状に割れやすい性質があります。

このような節理を板状節理といいます。
長野県の鉄平石は、このような性質を持ったアンザン岩です。

また、溶岩は、断面が六角や八角をした柱状の割れ目もできやすく材木岩とよばれる形をつくります。

このような節理は柱状節理と言います。
節理は火成岩ばかりでなく堆積岩や変成岩にもみられます。

堆積岩のデイ岩などは、岩石の表面が風化して、タマネギの鱗片のように割れ目ができることがあります。




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