湖の分類と形・深さ・大きさとは? わかりやすく解説!

湖と沼

土地の低いところや、大きなくぼみに、水がたまっているのが湖です。
海岸や平野にあるものもあれば山の中にあるものもあります。


湖に、荒波の押し寄せる海と違って、ふつうは、静かに水をたたえています。
岸は、絶壁になっている場合もありますが、多くの場合なだらかで岸のところまで草木がはえています。

また、岸辺にはヨシなどの水草が、はえていることもあります。

このような水草が、岸ばかりでなく、湖の中央部まではえているのは湖の底が浅いからで、沼と言います。

沼は、平野ばかりでなく、山の中にあることもあります。
もっと底が浅く、一面に水草がはえていて沼沢地といったほうがよいものもあります。

しかし、沼も沼沢地も、広い意味で湖に入れて考えてよいのです。

湖の名前で、八郎潟や霞ヶ浦のように潟や浦のついているものがありますがこれらは、ほとんど、海の一部が湖となったものでいまでも、塩分の残っているものがあります。

また、池とよばれるのは、人間がつくった小さなものですが。
まれには、北アルプスの上高地にある大正池のように自然のつくった湖のこともあります。

同じ人工的なものでも、貯水池の大きなものは、湖と言っています。

湖の大きさ

湖には、小さいものから非常に大きいものまで、さまざまです。
日本でいちばん大きいのは琵琶湖で、その面積は674.4平方キロあります。

世界でもっとも大きいのは、アジアとヨーロッパにまたがっているカスピ海(裏海)で面積は日本の総面積より広く、44万平方キロもあります。

この湖は塩水湖ですが淡水湖でもっとも大きいのは、北アメリカのスペリオル湖です。
ここには、スペリオル・ミシガン・ヒューロン・エリー・オンタリオの5つを合わせた面積は、約25万平方キロになります。

湖の形と深さ

湖の形と深さは大きさと同じようにさまざまですが湖のできかたにも関係があります。
山地の谷間にできた湖は小さい谷のあいだにも湖水が広がるため、複雑な形になります。

火山の噴火口などにできたものは、まるみを帯びた形の湖が多く岸からすぐ深くなるのがふつうです。
また海に近い湖には、あまり深いものはありません。

日本でいちばん深い湖は秋田県の田沢湖で深さ425メートルです。
この湖の水面は、海面から250メー卜ルの高さにありますから湖の底は海面よりずっと低いことになります。

世界でいちばん深い湖は、シベリアにあるバイカル湖で、深さは1523メートルです。

この湖の底は、海面下1000メートル以上にもなります。




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