春の種まきによい場所と時期とは? わかりやすく解説!

動物・植物

春の種まき

春まきの草花は、6月ごろから咲きはじめるアサガオ・ヒマワリ・ヒャクニチソウ・オシロイバナ・オジギソウ・タチアオイ・マツバボタンなどや、これよりも少し遅れて咲くサルビア・コスモス・センニチコウなどが、おもな種類です。

また、花より葉の美しいハゲイトウも花壇に植えたり鉢植えなどにする春まきの草花です。

このような種類は、みな冬を越すことができない草花です。
ほかに、エゾギク・フロックス(キキョウナデシコ)・ペチュニアなどは冬越しができる草花で、春まきにも、秋まきにもなります。


よい種

まず、よい種(種子)を選ぶことが大切です。新しい種は、たいてい、よく芽を出します。

色のかわったもの、つやのないもの他のものにくらべて軽いものなどは、よく育ちません。
大きさ・形・色のそろった種を選ぶことが大切です。

種まきの場所と時期

東京付近では、3月中ごろになると、気温が、10度ぐらいになります。

春まきの草花は、たいてい10~15度ぐらいのときにまくのがよいので5月はじめごろまでに、まきおわるようにします。

種をまく場所は、まず、深く耕します。
そして、よく腐ったたい肥を土とまぜ、水はけをよくするために砂を少し入れます。

苗床

たいていの草花は、苗床で苗を育ててから、植えかえます。

なかにはヒマワリなどのように、種をまいて、そのまま育てたほうが、よく育つものもあります。

苗床をつくるには、幅1メートルぐらいに土を耕し平らにならしながら土のかたまりをよく砕きます。

土が重くてかたまりやすいときは、よく肥えた土をふるいわけて少しまぜたり砂を少し入れたりして使います。

この苗床に、たてに6~9センチおきに棒ですじをつけ、この上に、種をうすくまきます。

それから、種の2倍くらいの厚さに土をかけておきます。
そして、芽が出るまで、わらを一列にならべ、上からおおいをしてやります。

地面は、温度や湿度の変化が激しいので、わらでそれをふせぐのです。

苗が少ないときには深さ10センチぐらいの木の箱や鉢を苗床のかわりにしてもよいのです。



手入れ

種まきが終わったら、毎日決まった時刻を選び土が流れないように、静かに水をやります。

あまり、水が多すぎてもいけません。
種は、呼吸ができなくなり、死んでしまうことがあります。

水はけのよい土地なら、日あたりのよい日だけ午前10時に、1回かければよいでしょう。

芽が出たら、わらのおおいをとり、日光によく当ててやります。

苗は、こみやすいものですから多すぎるところは、ところどころ、間引きしてやります。

たくさんの苗がいるときは、葉が2、3枚出たとき肥えた土に、ほどよい隙間をもたせて、植えかえてやります。

こうすると、苗の育ちかたは、見違えるほどよくなります。

伸びすぎる種類で、しかも枝のできやすい草花は、つぼみの出るまでのあいだに2~4節のところで芽を摘みます。
こうすると、枝数が多くなり、形が整ってたくさんの花が開きます。

また、つるの伸びる種類では細い竹をたてて形よくつるを・からませてやります。




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