気候からの保護
作物は、気候とふかいつながりがあります。
作物の育ち具合は、気候によって決まるほどです。
日でり、大雨、強い風、霜やひどい寒さなどは、みな作物に害をあたえます。
私たちは、このような害から作物をまもってやらなければなりません。
寒さからの保護
時期はずれに、ひどい寒さがくると、作物は、ひどい害を受けます。
たとえば、春遅く、霜が降ったりするとビワやそのほかの果樹の芽や野菜の苗などが枯れてしまいます。
このような寒さから作物をまもってやるにはササを立てたり風よけを立てたりします。
また畑で、もみがら・わら・草などを燃やして煙を出し気温が下がるのをふせぎます。
苗床などは油紙・よしず・ビエル・むしろなどでおおいをして保護します。
また、熱帯植物のように、とくに寒さに弱いものは冬の寒さからまもるために、温室に入れます。
また、大きな木などは、幹に、わらなどをまきつけてやります。
風からの保護
強い風にあたると、作物は吹き倒されてしまいます。
また、風のために、急に気温が下がったり空気が乾いたりして作物が傷むこともあります。
そこで、防風林をつくったり、畑のまわりに防風しょうという、風よけをつくってふせぎます。
日でりからの保護
日でりになって、長いあいだ雨が降らず土地が乾きすぎると作物は枯れてしまいます。
こんなときは、土地をよく肥やして根が地下に深く入るようにしたり、水をかけてやったりします。
また、わらや枯れ草を地面に敷いて土の水分が蒸発するのをふせいでやります。
雨からの保護
日でりと反対に、あまり雨が降り続くと土の中の水分が多くなりすぎて、根のはたらきが悪くなります。
このようなときは、畑のあぜを深く掘って、水はけをよくしてやります。