薬のとれる動物とは?人を楽しませる動物とは?

動物・植物

薬のとれる動物

動物のなかには、いろいろな薬がとれ、私たちの生活に、たいへん役立っているものがいます。

動物からつくられる薬は、おもにその体の中の器官からとります。
これは、動物の器官には、体を動かすために必要ないろいろな物質がたくわえられているからです。

そのため食べたものをこなす消化器官の薬や、ホルモン剤が多いのです。


人を楽しませる動物

どんな動物でも、育てているうちにはだんだん人になついてきて、たいへん可愛らしいものです。

動物には、それぞれ美しい色をしているもの、おもしろい格好をするもの、人まねをするものなど、いろいろな特徴があって私たちを楽しませてくれるものが、たくさんあります。

鳴き声を楽しむ動物

美しい声をして私たちを楽しませてくれる動物は、おもに、鳥と昆虫たちです。

鳥では、カナリア・ウグイス・ホトトギス・インコ・メジロなどが、その代表的なものです。
また、オウムやキュウカンチョウは、人の言葉を真似します。

昆虫では、スズムシ・マツムシ・ウマオイ・クツワムシ・キリギリスなどが、美しい音を出して鳴きます。

美しい体を楽しむ動物

オナガドリは非常に長い尾羽根をもっている美しい鳥で、たいへん大事に育てられます。

チャボは、とても小さなニワトリですが、いろいろな色の羽根があって美しく、かわいらしいので、よく飼われます。

クジャクも、その姿が美しいので公園などに、はなし飼いにされ人々の目を楽しませます。

また、魚の仲間でも、キンギョや熱帯魚は美しい色をしているので家庭でもさかんに飼われています。

芸を楽しむ動物

イヌは、たいへん利口な動物で、いろいろな芸を教えこむことができます。

また、ニホンザル・チンパンジー・ゾウなども、いろいろな芸を覚えますし、さらに、イルカ・アシカなども、いろいろな曲芸をすることができます。



いろいろな役に立つ動物の体

動物たちは、いままで述べたほかにも私たちの生活の面で、いろいろなものに役立っています。

獣の骨・なん骨・皮膚などからは、にかわやゼラチンがとれます。

血液からは、血清アルブミンという、にかわの一種がつくられ、これは、砂糖をつくるときや布地を染めるときなどに使われます。

骨・角・蹄・歯などからは、装飾品もつくられます。

またブタ・ウマ・ウシ・ヒツジの毛は歯ブラシや、はけなどの日用品に使われています。

アコヤガイ・チョウガイ・ペニコチョウなどは体の中に美しい真珠をつくる性質があるので、これを養殖して養殖真珠がつくりだされています。

モルモット・ハツカネズミ・ハムスター・ウサギ・イヌ・サル・カエルなどは医学の実験などに使われ、大切な役目を果たしています。




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