川のはたらきと源とは? わかりやすく解説!

川のはたらき

川は、陸地の高いところを削って、その削ったれきや土砂を運び低いところに積もらせたり海へ流しこんだりします。

そして、長い年月のあいだには陸地を海面の高さにまでひくめようとするはたらきをします。

この作用は、地表を削る浸食作用・れきや土砂を下流に運ぶ運搬作用運んできたれきや土砂を積もらせる堆積作用にわけられます。

このうち、川の上流では浸食作用・中流では運搬作用下流では堆積作用がとくに強くはたらきます。


雨と地下水

地表に降った雨水の一部は地表から蒸発し、空にもどっていきます。
そのほかは、地表をひくいほうに流れたり、地下へ染み込んだりします。

地表を流れる水は、くぼ地に集まったり溝や小川に流れ込んだりします。
地下に染み込んだ水は、一部は植物の根に吸われたり土の中の水分となったりしますが大部分は地下水となって地下を流れていきます。

地長を流れる水が集まって小川になると、水の力で川の底を削るようになります。
そして地下水のふくまれている地層まで削り下げると地下水は泉となって地表に湧きだし、川に流れこみます。

雨が降っていないときでも川の水が流れているのはこのようにして地下水が流れこんでいるからです。

泉がなければ、川や雨の降ったときにしか流れません。
したがって、川の源は、地下水の湧き出る泉だと言えます。
そして、その地下水は、雨水によって養われています。

雨と川の水量

雨が降ると、泉の水のほかに地表を流れて川に注ぐ水も加わって川の水が増えます。
とくに、梅雨どきや台風の季節、また春先の雪どけどきには地表を流れる水が多いので、川は大水となり激しい勢いで流れます。

これと反対に、日照りが続いて、ほとんど雨が降らないときは川に泉だけに養われるので、水量はずっと減ります。

また、砂漠のように雨がほとんど降らなくても土地が乾燥しているところでは、雨が降ったときだけ水の流れる川があります。

雨が止むと水が蒸発したり、地下に吸い込まれたりして湖や海にそそぐまえに消えてしまいます。

このような川は、川水のすべてを地表を流れる雨水に頼っています。




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