秋の天気の特徴とは? 秋霖・時雨・秋の天気図とは?

気象

秋になると、台風は日本の南の海上を通って、東に行ってしまうようになります。

秋霖

秋は、夏の天気から冬の天気にうつりかわる、途中の季節です。

春のあとに梅雨の期間があって、そのあと、真夏になるように真夏から本当の秋の天気になるまでのあいだには、秋の長雨があります。

この長雨を秋霖といいます。

秋霖が終わると、本当の秋になるのですが、そのころになると北海道あたりでは、そろそろ初霜がおりるようになります。

また11月になると東北地方にも、霜がおりるようになってきます。


時雨

時雨というのは、秋の終わりから冬のはじめにかけて降る、にわか雨のことです。

時雨は、大陸から冷たい空気が吹きこんでくるときに起こるもので日本海の沿岸や、海岸から少し離れた盆地などで、よく起こります。

風が強くなって、さあっとひと雨降ったあと、しばらく風が弱くなって雨も止みますが、また風が強くなって雨が降るということを何回も繰り返すものです。

秋の天気図

夏のあいだは、太平洋の高気圧が強く日本の天気は、まったく、この高気圧の影響を受けていました。

秋になると、太平洋の高気圧は少しずつ弱くなりいっぽう、大陸の高気圧が、しだいに強くなってきます。

秋のはじめには、これら2つの高気圧が日本の付近で押し合いをして梅雨に似た長雨の時期があります。
そして、シベリアの高気圧は、だんだんと勢いが強くなってきます。

秋霖は、9月の中ごろから10月の中ごろまで、およそ1か月続きます。
このあいだに台風がくると、雨量はたいへん多くなります。

日本晴れ

秋霖が終わると、そろそろ、大陸のほうから移動性高気圧が出てきます。

移動性高気圧が近づく少し前から天気はよくなってその中心付近では雲1つないさわやかな天気になります。
このような天気を、日本晴れということがあります。

移動性高気圧によるよい天気は、長くは続きません。
高気圧が過ぎ去ったあとには、すぐに低気圧が近づいてきて、雨を降らせます。




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