超音波と動物の関係とは? わかりやすく解説!

熱・音・光

コウモリ

コウモリという動物は、疑問に、暗い洞穴の天井にぶら下がっていて夕方になると外へ飛び出してきて、空を飛んでいる小さな虫をとらえて食べています。

コウモリは飛びながらキッキッーというするどい声で(この声の振動数は、およそ2000~3000ヘルツ)を出します。
実際は、私たちの耳では聞こえない、超音波も出していることが、わかっています。

オシロスコープという器械で録音して調べてみると、その超音波の振動数はコウモリの種類によって違いますが、25~120キロヘルツです。

この超音波は私たちの耳には聞こえませんが、コウモリの耳には聞こえているようです。

そして自分の出した超音波の反射の具合によって洞穴の壁や木などにつきあたらないように、うまく飛ぶことができるのだと思われます。

そのわけは、コウモリは目を傷つけても、平気で飛ぶことができますが耳を傷つけこと、たちまち壁などにつきあたって落ちてしまうことが実験で確かめられたからです。


イルカ

最近、アメリカのパーキングという学者たちが、水族館などで人気者のイルカも超音波を出して泳いでいることを、確かめました。

これは、まずイルカを、いろいろな邪魔ものを入れた大きな水槽に入れて、邪魔ものを避けて泳ぐことを、教えこみました。

つぎに目が見えなくても泳げるかどうかを調べるためにそのイルカに、ゴムの目隠しをつけて、水槽に入れました。

すると、イルカは、まえと同じように邪魔ものを避けてすいすい泳ぐことがわかりました。

このほかにも、いろいろな実験をしたところ、イルカは超音波を出してそれが反射されてくるのを聞きながら、邪魔ものを避けて泳いでいることがわかりました。

動物の中には、コウモリやイルカのほかにも昆虫の仲間などに私たちには聞こえない、超音波を出しているものがあることがわかっています。

これからの研究によっては、まだこれらの動物のほかにも超音波を出す動物のいることが、わかることと思われます。




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