水溶液と電流の関係とは? わかりやすく解説!

水と物の溶け方

水溶液と電流

水を電気分解するときに硫酸または水酸化ナトリウムを溶かしました。

これは電気の通り方をよくするためなのですがこのような物質の水溶液はいったい、どのような状態になっているのでしょう。

また、金属ナトリウムの小さい粒を水に入れると水素を出して溶けてしまいますが、どうしてそうなるのでしょう。

純粋な水は、電気を通しませんが塩化ナトリウム(食塩)や砂糖を溶かした水はどうでしょう。

まず、このことから調べていくことにします。


水溶液を流れる電気

水に砂糖を溶かしてたものに電気を流す実験をしてみても純粋な水と同じように、電気はほとんど流れません。

アルコーんを水に溶かしたものでも同じく電気を通しませんが塩化ナトリウムや塩化力んシウムを溶かした水は電気をよく通します。

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いろいろな物質の水溶液についてこのような実験を行い、その結果を表にまとめると上のような表がえられます。

電気を通す物貿の水溶液に電気を通しながら、電極のところを注意して見ていると電極の表面に小さな泡がついたり、色がかわったりして変化が起こっていることを見つけることができます。



塩化第二銅の水溶液

塩化第二銅という化合物がありますがこの水溶液は、緑色がかった青い透明な液です。

これに、前の実験と同じようにして電流を通すと電圧のところで起こる変化をよく見ることができます。

この実験で、陰極の表面を見ているとしだいに色がかわって長い時間が経つと銅の色と同じ色になります。

陽極のほうからは小さな泡が出てきますがこの臭いをかぐと、くさくて鼻がつんとします。

塩化第二銅は、銅と塩素の化合物です。
この水溶液に電流を通した結果陰極には銅が、陽極には塩素がでてきたわけです。

つまり、塩化第二銅が電気分解されてその成分元素である銅と塩素とに分かれたことになります。

ところが、砂糖の水溶液は電気を通さないために同じように電気分解しようとしても変化が起こりません。

電気分解される物質は、水溶液となったときどのような溶け方をしているのでしょう。




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