磁石の作り方
実験
縫い針を磁石のなるべく先のほうで、同じ向きに何度もこすります。
こすった縫い針を、針やクリップなどに近づけると、吸いつきます。
これは、縫い針が磁石になったからです。
細い糸でこの縫い針を水平につるすと、針は南北を指します。
鉄でできているものは、強い磁石に近づけたり磁石にこすりっけたりすると、磁石になります。
このような磁石の作り方はかんたんですが、あまり強い磁石を作ることはできません。
強い磁石は、あとで述べる電磁石と同じ方法で、コイルに電流を流して作ります。
磁化
鉄が磁石に引き付けられるのは、磁石の近くで鉄が磁石になるからです。
このような現象を磁化と言います。
この磁化現象は、なぜ起こるのでしょうか。
これは、ふつうの鉄にも分子磁石がたくさんあり、それぞれの分子磁石がふつうの状態では、決まった方向をむいていないので、磁力がありません。
ところが、これに磁石を近づけると、分子磁石の向きがそろい磁性をあらわすようになるからです。
この現象は、磁気誘導とも言います。
永久磁石と一時磁石
いろいろな鉄について調べると縫い針のような鋼はいったん磁石になると、なかなか磁性をなくしません。
釘のような軟鉄は、すぐ磁性をなくします。
鋼が磁化したものを永久磁石と言い、軟鉄が磁化したものを一時磁石と言います。
これは、分子磁石の動きやすいものとなかなか動きにくいものがあるからだと考えられています。
私たちが、実験に使う棒磁石や馬てい形磁石、また方向を決める磁針などは、みな永久磁石です。