物が燃える様子
物が燃えることを燃焼といいます。
物が燃えるというのは、その物から光と熱がでてその物がだんだんに変化していくことをいうのです。
太陽も、燃えていると考えた時代がありました。
それに、光もでているし、熱もでているからですが太陽はかわっていません。
もし、太陽の熱が石炭が燃えてでているものとすると数百年で石炭は半分燃えて、太陽の大きさも半分になっているはずです。
しかし、太陽の大きさが小さくなっていくことを証明した人はいません。
それで、太陽は石炭のような物が燃えているのだとは考えられません。
電燈も、光と熱を出していますが電球のフィラメントは、もとのままの姿ですからこれも燃えているとはいえません。
木・炭・ロウソクなどが燃えるときは光と熱をだし、そして燃えていくにしたがってだんだんと減っていきます。
物が燃えるときにいるもの
炭やロウソクは電燈の火と違って瓶の中などでは、しばらくすると消えてしまい長い間、燃えていられません。
これは、物が燃えるためには空気中の酸素が必要だからです。
それで、物を燃やすときには燃える物と、燃えるのを助ける物とをたえず補ってやらなければなりません。
コンロを調べてみると燃える物を入れるところと空気を送り込むところが必ずついています。
ストーブやボイラなどになると燃料の入口、空気の入口、燃えてできた物の出口というように燃え方を盛んにするためのいろいろな工夫がされています。
燃えるために必要なこと
物が燃えるためにはふつう酸素が必要です。
酸素は空気にふくまれていますが燃える物と酸素があるだけでは燃えません。
その物がある一定の温度にまで温められていなければならないのです。
その温度は物によっていろいろ違っています。
この温度のことを、発火点といいます。
イオウや赤リンの発火点は300℃ぐらいで木や木炭は450℃ぐらいです。
発火点を正確にはかることはできないのでここにしめしたのはだいたいの数値です。
反対に酸素が不足したり発火点以下の温度になると物は燃えなくなります。
コンロの空気の入口を塞ぐと火は弱くなり、ついには消えてしまいます。
これは、燃やすはたらきをする酸素が不足したからです。
また、火に水をかけると火は消えます。
これは、水蒸気ができて酸素を遮ることもありますが燃えている物を冷やして発火点以下の温度にするからです。