科学嫌いの古代ローマ人の特徴とは? わかりやすく解説!

ローマ人の特徴

やがて、ローマ人がヨーロッパを支配しましたがこのローマ人は、ギリシア人のように天体の動きを調べたり物質のしくみを探ったり、図形の性質を考えたりすることを嫌いました。

ですからローマ人は、科学の新しい発明や発見は、ほとんど何もしていません。

しかし、広い領士を治めるための立派な法律を定めたり大きな建物や道路をつくったり、水道をひいたりしました。

このようにローマ人は、実際の生活に役立つようなことを、どんどんすすめました。


ローマの科学者

ローマ時代にも、科学や技術を研究する人がいなかったわけではありません。

たとえば、ヘロンは、数学が得意でした。数学を使って、測量などをしています。

また、空気や蒸気の性質を研究して水オルガンや、蒸気の力で動く汽力球など、おもしろい器械をつくりました。

プトレマイオスは、「アルマゲスト」という天文の本を書いています。

これはおよそ1800年まえのことです。
この本には天動説のことが、うまくまとめて書いてありました。

この天動説は17世紀まで、天文学の考えかたの中心になりました。
また、このころガレノスという医者があらわれました。

ガレノスは、心臓と血液のはたらきのつながりを詳しく調べしました。
そして、動脈が血液をおくっているということを、はじめて明らかにしました。




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