つばきのはたらき

食べ物は、歯で噛み砕かれている間に、つばきと混じります。
つばきは、だ液腺から出される消化液のことで、だ液ともいわれます。

だ液は、プチアリンという酵素をふくんでいて、食べ物を消化するはたらきがあります。
またそのほかに、食べ物を潤して、やわらかくしたり滑りをよくしたりして、飲み込みやすくするはたらきもあります。

食べ物の味が感じられるのも、だ液のおかげです。


だ液腺

大きなだ液腺には、耳下腺・舌下腺・顎下腺の3つがあります。
だ液は、この3つの腺から出されて、混じりあったものです。

だ液は、私たちが食べ物をとると出てきます。
しかしその量は、そのときによって、多かったり、少なかったりします。

また、粘液・酵素・水分の割合もそのときによって違います。

たとえば、おいしい食べ物を食べると酵素や粘液の多いた液が出て消化がさかんに行われます。

嫌なもの、ことに、砂などを口にいれた場合には、だ液は出てきません。

だ液の酵素

だ液の中にふくまれているプチアリンは、でんぷんを消化するはたらきがあり
その一部は、麦芽糖にまで分解されます。

ごはんをよく噛んでいるうちに、だんだん甘くなってくるのはでんぷんからできた、麦芽糖の甘味のためです。

このプチアリンのはたらきは、口の中だけでなく食べ物が胃の中に入ってもしばらく続きます。

実験

でんぷんが溶けている水に、ヨウ素をくわえると、青色にかわります。
でんぷんがふくまれていなければ、色はかわりません。

このことから、だ液が、でんぷんを消化するはたらきをみてみましょう。

でんぷんを水で溶かし、熱してのりをつくります。
これを5立方センチずつ、A・B2本の試験管に分けて入れます。
Aには、だ液を少しくわえて、Bには、だ液と同じ量のぬるま湯をくわえます。

2つの試験管を、摂氏37度~40度の湯の中につけておきます。
しばらくしてから取り出し、両方にヨウ素をたらしてみます。

だ液をくわえたAのほうは、うす茶色か無色ですがだ液をくわえないBのほうは、青色になります。

舌のはたらき

舌は、横紋筋からできていて、自分の思い通りに動かすことができます。

舌は、食べ物を噛むとき、ほおとはたらきあって噛んでいる食べ物を、歯から逃げないようにしたりつばきとよく混ぜたりする役目をしています。

よく噛まれた食べ物を、飲み込みやすいようにまるめてのどに送り込むのも舌のはたらきです。

また、言葉を出すときにも、大切な役目をしています。

そのほか、舌には、食べ物の味を感じるはたらきがあります。