熱帯魚の飼いかたとは?カエルの飼い方とは?

熱帯魚の飼いかた

熱帯魚とは、ふつう、熱帯地方の淡水に住む魚をさしていますが最近は、海水に住むものも、飼われています。

観賞用ですから、水槽に飼える大きさのもの色や形の美しいものが選ばれ、日本でもたくさんの種類が飼われています。


水槽と水

ガラスの水槽を使いますが、ふつうは金属のふちのあるものがよく利用されています。

水は、淡水に住むものでは、キンギョなどとだいたい同じです。
海水に住むものでは、海の水を数日くみおきして使うか販売されている人工海水を利用します。

熱帯魚には、24~28度の水温が、いちばん適しています。
ですから冬などは、サーモスタッ卜(自動温度調節器)のついたヒーターで水をあたためます。

また、熱帯魚は、水温の変化にはとても弱いので別の水槽にうつすときには水温をなるべく同じ(2度以内)にします。

そのほかに、温度が高くなると、水中の酘素は減ってきますから空気ポンプなどで、空気を送りこむ必要もあります。

水草と光

水槽の中に水草をうえるのは、きれいに見せるためだけではなく光合成により、酸素を出させるためです。

これには、光が必要です。

しかし、光が強すぎると植物性プランクトンが増えて水が緑色になってしまいます。

ですから、水槽は、できるだけ明るいところにおき太陽光線が直接あたるところは避けるようにします。

えさ

熱帯魚のえさには、ボウフラ・アカボウフラ・ミミズ・イトミミズ・ミジンコなどの生きえと、いろいろな栄養分でつくった粉えとがあります。

魚は、生きえのほうを好みますし、また、そのほうが、早く大きくなります。

えさを多くあたえすぎると食べ残りが出て水を汚しますから注意しなければなりません。

病気と手当

熱帯魚のかかりやすい病気も、やはり白点病です。
この病気は、たいへんうつりやすいので、早めに見つけるようにします。

病気がでたら、硫酸キューネという薬を10リットルの水に0.1グラムの割合でいれると、1週間ほどで治ります。



カエルのたまご

カエルは、春から夏にかけてたまごを生みます。

このころに池や小川を注意してみると黒いたまごがたくさん生みつけてあるのがわかります。

カエルのたまごは、種類によって、生み出されたときの様子が違います。

ヒキガエルでは、寒天質につつまれたたまごが、ひものように、長くつらなっています。

また、アカガエルやトノサマガエルのたまごは、たくさんのたまごがかたまっています。
アマガエルでは、5、6粒のたまごがかたまっています。

これらのたまごを、50~60粒ぐらいとり、入れ物に入れておきます。
入れ物は、どんなものでもよいのですが空き缶のように錆びのでるものは避けなければなりません。

オタマジャクシのえさ

池や沼で自然に育つオタマジャクシは、おもにアオミドロなどの水生植物を食べています。

しかし、室内で飼うときはイトミミズ、細かくした煮干し、かつおぶしの粉、ごはん粒などをあたえてやりましょう。

変態したあとのえさ

オタマジャクシのときは、水の中に水草などを入れておきますが変態してカエルになると、陸にあがるので水槽の中に石などを入れてやります。

カエルになると、オタマジャクシと違って生きている動物質のえさしか食べなくなります。

とくに、よく動く昆虫類を好みますから、水槽の上に布や、めの細かい網をかぶせて、ハエやカを生きたままいれてやりましょう。

オタマジャクシからカエルに変態するときの様子などは、よく観察し、観察ノートに図とともに書きとめておきましょう。

また、えさをとる様子も、よく注意しましょう。




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