医学の父、ヒポクラテスとは? 古代ギリシア人の病気の考え方とは?

病気と神様

2400年も昔のギリシア時代のことです。
たいていの人は病気になると、神様におまいりをしました。

そこで、神官においのりをしてもらったり、お守り札を授かったりすると、病気が治ると考えていたからです。

しかし、お祈りやお札で病気が治るはずはありません。
それなのに、神官たちは「信心が足りないから、神様が治してくださらないのだ。

もっとお金を捧げなさい」といって病人からお金をとりました。


医学の父、ヒポクラテス

このころ、コスという町にヒポクラテスというすぐれた医者があらわれました。

ヒポクラテスは、「病気にかかるのは、何か原因があるからだ。その原因を取り除けば、病気は治る。だから、神様などにお参りをしなくてもよいのだ」と人々に教えました。

そのころ、てんかんはギリシア人にとっては、不思議な病気でした。
それで、ギリシア人は、てんかんのことを「神聖な病気」といっていました。

しかし、ヒポクラテスは「てんかんは脳の病気だ。てんかんを神聖な病気などと考えるのは、神官や、やぶ医者の金儲けのたくらみなのだ」と人々に注意しました。

また、アテナイの町にペストという恐ろしい病気が流行ったときのことです。
ペストにかかった人が、つぎつぎに死んでいきました。

ヒポクラテスは、ペストが伝染病であることをすぐ見抜きました。
そして、予防のしかたを考えだしたのです。

ヒポクラテスは、医学の父とよばれて、人々から尊敬されています。




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