恒星の正体とは? 恒星の大きさと色と温度の違いとは?

天文

恒星の大きさ

恒星は、太陽と同じような天体で、大きさや重さは、だいたい太陽に似ています。
太陽よりずっと大きい星を巨星(巨人の星)、太陽ぐらいのやそれより小さい星を、惑星(小人の星)といいます。

いままでに知られているうちでいちばん大きい恒星はケフェウス座ブィブィ星で直径は太陽の2500倍、つぎは、ぎょしゃ座イブシロン星で太陽の2000倍あります。

つぎに、オリオン座アルファ星(ベテルギウス)が1000倍、くじら座オミクロン星(ミラ)が880倍、はくちょう座32A星が700倍です。

これらは、超巨星とよばれています。

太陽と同じくらい、または太陽より小さい矮星が多くいちばん小さいのは、シリウスの伴星があり、太陽の直径の50分の1です。

これは、白色矮星とよばれる、特別な星です。
まだまだ、小さい恒星はあるでしょうが、発見されていません。


恒星の色と温度

夜空を眺め、星を見ると、ほしにはわずかに色がついています。
夏に見えるさそり座のアンタレスは、はっきりと赤く見えます。

また、冬の夜に見える、ぎょしゃ座のカペラは黄色の星でおおいぬ座のシリウスは青白く見えます。

星の色は、その星の表面の温度で決まります。
赤→黄→青と、だいたい、虹の色の並び方かにつれて温度は高くなり赤い星は3000度、カペラや太陽のように黄色の星は6000度、青白い星になると、1万度くらいのものもありあます。

直径が太陽の2000倍もある、特別大きなぎょしゃ座のイプシロン星は目に見える光は出さず、赤外線だけを出しています。

温度は1500度で、恒星としては最低のものです。

また、いろいろの星の光を分光器にかけて調べると太陽の光と同じように、何本もの暗い線のならんだ、虹模様が見られます。

星の色が違うと、この黒い線のならぶ藍様が違ってきます。
これは星の世界の原子が出すものです。

この虹模様の特徴を調べるとO・B・A・F・G・K・Mの型に仲間わけができます。

これをスペクトル型といいます。

このスペクトル型の順序は、高温の星から低温の星と温度によって並べた順序で色でいえば、O・B・A型は青白色、F・G型は黄色、K・M型は赤色になります。




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