水温のはかりかたとは? わかりやすく解説!

気象

水温

気温は朝と昼では、かなり違いますが、池やプールの水の温度をはかってみると朝と昼でもあまり違っていません。

川の温度も海水の温度も、空気の温度よりかわりかたが小さいのです。

水の温度を水温といいますが、ふつう水温は水の表面から10センチくらいの深さの温度をはかります。


水温のはかりかた

水の温度を測るには、棒温度計を用います。
木の板についた温度計は、水に濡らすと役に立たなくなります。

表面から約10センチの深さの温度を測るには温度計を右手に握って球部をその深さに沈めます。

また、つぎのように工夫したに温度計を使っても測れます。
板の真ん中に穴をあけて棒温度計を通し球部が板から10センチくらいになるようにしておきます。

棒温度計が抜けて落ちないように、板をはさんで流度計に糸をまきつけておくとよいでしょう。

この板をプールの水に浮かべると球部がちょうど水面から10センチになるので
そこの温度を測ることができます。
このような工夫をすると、楽に水温を測ることができます。

天気のよいときには、球部に太陽の光線があたらないように、自分の体で影をつくります。

温度計を水に入れたら2分間ぐらい、水をかきまわすようにして水の中で温度計をゆるく動かします。それから目盛りをよみます。

このとき、温度計をななめにしないと、目盛りが見えないので目の位置に注意して、水銀の頭と目をむすぶ線が温度計の管と直角になるようにして、よみとります。

川の水や、井戸の水を測るとき、水に手が届かない場合にはバケツやつるべなどで水をくみあげ、すぐにその水の温度を測ります。

いろいろな深さの水温の測りかた

プールなどの、いろいろな深さの水温を測ってみると、おもしろいでしょう。

水温は、深さによって違うことがあります。
深いところの温度を測るには、工夫がいります。
まず温度計の球部に、布切れをぐるぐるとまきつけます。

ピンポン玉より少し小さいくらいになるまでまいたら、糸で縛っておきます。

つぎに温度計の頭にひもをつけ、ひもに球部からの長さを測って印をつけておきます。
そして、このひもを竹ざおの先にむすびつけちょうど魚釣りをするときのように、温度計を水中に沈めます。

この場合も、なるべく太陽の光のあたらないところを選びます。

測ろうと思う深さに温度計を沈めたら、およそ3分間そのままにしておき手早く引き上げて、急いで目盛りをよみます。




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