湿度とは? 湿度のあらわし方とは? わかりやすく解説!

気象

湿り気

洗濯ものは、曇りの日や、雨の降っている日にはなかなか乾きませんが、天気のよい日には早く乾きます。

これは、空気の湿り気が多いか少ないかによるからです。
空気の湿り気が多いと乾き方が遅く、湿り気が少ないと乾き方が早くなります。

湿り気をあらわすのに、湿度という言葉を使います。
湿度が高いときは湿り気が多く、湿度が低いときに湿り気が少ないことになります。


湿気のあらわし方

空気中の水分がある程度まで増えると、水の蒸発は止まってしまいます。
もうそれ以上、空気の中に水蒸気が入りこめなくなってしまうのです。

このように、水蒸気でいっぱいになった空気を、飽和した空気といいます。

湿度はパーセントであらわします。
飽和した空気は、湿度100パーセントで水に蒸気を全くふくまない空気は湿度0パーセントです。

空気は、温度が上がれば、膨張し、温度が下がれば縮まります。
ですから、同じ水蒸気の量でも、温度が高ければ湿度は小さく温度が低ければ湿度は大きくなります。

飽和した空気に、水蒸気がどのくらいふくまれているかはその空気の温度によって違ってきます。

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グラフは、空気1立方メートルの中にふくむことができる水蒸気の量とその空気の温度との関係をあらわしたものです。

空気の温度が20度のとき、飽和した空気1立法メートルの中には約17グラムの水が、水蒸気としてふくまれています。
また、温度が30度では、飽和した空気には、約30グラムの水蒸気がふくまれています。

このように飽和した空気にふくまれる水蒸気の量は、温度が弱くなるにつれて増えています。

20度のとき、水蒸気で飽和している空気の温度が上がり、30度になったとします。
20度のときの飽和水蒸気量は17グラムで、30度のときは30グラムですからこの空気は、まだ13グラムの水蒸気をふくむことができます。

こんどは、20度の飽和した空気が、急に冷えて10度になったとします。
10度の飽和水蒸気量は9グラムですから、のこりの8グラムの水蒸気は水になってしまいます。

このように、水蒸気が、飽和の状態を超えて水ができることを水蒸気の凝結といいます。
そして、凝結のはじまる温度を露点といいます。

毛髪湿度計

人間の髪の毛は、湿り気が増えると伸び、湿り気が減ると縮む性質があります。
この髪の毛の、伸び縮みを使って、湿度を測る器械を毛髪湿度計といいます。
髪の毛の伸び縮みは、てこで大きくされて、指針を動かします。

これを読めば、湿度がわかるわけです。

指針のかわりに、ペンを動かして紙に湿度を書きこんでいくようにした自記毛髪湿度計もあります。



乾湿計

温度計を2本使って、湿度を測る方法があります。

1本の温度計はそのままですが、他の1本に、その球部をガーゼで包みます。
ガーゼからは、木綿糸の束を、小さい水壺の中に垂らしてあるのでガーゼはいつも水を吸って湿っています。

なにも付けてないほうの温度計を乾球温度計、ガーゼをつけたほうの温度計を湿球温度計といいます。
この2本を、並べて枠に取り付けたものが乾湿計です。

乾湿計は、百葉箱の中に取り付け、水壺には、水を8分目ほど入れておきます。

百葉箱の中では、温度計を包んだガーゼの水が、だんだん蒸発します。
水が蒸発するとき熱をうばうのでガーゼで包んだ温度計の球部が冷えて、温度が下がります。
空気が乾いていれば、水の蒸発はさかんで湿球温度計の温度は気温より、ずっと低くなります。

乾球温度計のほうは、気温をしめしています。
そこで、乾球温度計の目もりのよみと、湿球温度計の目もりのよみとの違いからつぎのようにして、湿度を知ることができます。

湿度のもとめかた

乾湿計の観測から、湿度を出すには、表を使います。
いま、乾球が23度、湿球が20度をしめしていたとします。その差は、3度になります。

表で、乾球と湿球の差の3度の欄と、乾球の温度23度の欄とがまじわるところをみます。75パーセントが、もとめる湿度になります。

観測するときに注意することは、つぎのようなことがらです。
ガーゼは必ず、のりや油気をとったものを使います。

湿球を包んだガーゼから垂れた、木綿糸の束は、水壺の水をガーゼに運ぶので、ガーゼはいつも湿っています。

しかし、水壺に水がなくなったり、木綿糸の束が汚れて水壺の水をよく吸わなくなってくると、ガーゼは乾いてしまいます。
観測するときは、まず、ガーゼが湿っていることを確かめましょう。

湿度の1日中の変化

同じ量の水蒸気がふくまれている空気でも、温度が下がれば飽和に近づき(湿度が高くなり)、温度が上がると、湿度が低くなります。

ふつう、大気中の水蒸気の量は、1日中ほとんどかわりませんから湿度は気温のかわりかたと、ちょうど反対になります。

湿度の1年中の変化

湿度の1年中のかわりかたは、1日の様子と違います。
夏には、空気中の水蒸気の量は、冬よりもずっと多くなります。

それで、湿度も夏に高くなり、冬には低くなります。
しかし、内陸では、冬にも高くなるところがあります。




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