飛行機の甚途ずはグラむダヌのしくみずは

飛行機の甚途

飛行機には、いろいろの䜿い道がありたす。

民闘機には、旅客や貚物や郵䟿物を遠くたで運ぶ茞送機、空の旅行をしたり空のドラむブを楜しむ自家甚機、空から写真をずっお地図を぀くる枬量機、皮たきや虫をずる薬をたく蟲業機などがありたす。

たた、教官ずいっしょに乗っお操瞊の緎習をする緎習機や新聞瀟などがよく䜿う、空䞭から写真を撮ったり無線電話で本瀟ぞ急ぎの原皿を送ったりする飛行機もありたす。

そのほか、軍甚機ずしおは、戊闘機・爆撃機・偵察機・しょうかい機・軍甚茞送機などがありたす。


茪送機

茞送機にはゞェッ卜機ずプロペラ機がありたす。

ゞェッ卜茞送機は倧勢の乗客を茉せお長い距離を飛ぶのに䞻に䜿われプロペラ茞送機は、小型で、近い距離を飛ぶのがふ぀うです。

なかでも、ボヌむング707や、ダグラス-8などずいう倧型ゞェッ卜茞送機は100人から140人くらいの旅客を乗せお、倪平掋や倧西掋をいっきに飛ぶこずができたす。

しかも、1時間に900キロメヌトル以䞊の速さを出すこずができたす。
飛行機の重さは140トンもあり、よくもこんなに重いものが空を飛べるものだず思わずにはいられたせん。

このごろの茞送機の座垭は、たいぞんすわり心地がよくできおいたす。
たた、ゞェッ卜茞送機では1䞇メヌトルの高いずころをタヌボプロップ機でも、4000から6000メヌトルの高いずころを飛びたすから、こういう空気のうすい、酞玠の少ないずころを飛んでいおも旅客の䜓に差支えないように、客宀の䞭の気圧を高くする装眮が぀いおいたす。

枩床も、ちょうどよく調節され、旅客はゆっくりした気分で空の旅を楜しむこずができたす。

茞送機の䞭には、胎䜓のたえやうしろに倧きな扉が぀いおいお貚物を楜に積み蟌めるようになっおいる、貚物茞送機もありたす。

たた、たえが貚物宀、うしろが客宀になっおいおお客が自分の自動車をもっお、旅行できるようになっおいる飛行機もありたす。

自家甚機

我が囜でも、このごろ自家甚車をも぀人が増えおきたしたがアメリカでは、自家甚機が10䞇機もあっお空のドラむブを楜しむ人がたくさんいたす。

自家甚機に䜿われるのは、100銬力から3000銬力くらいたでの単発機で軜飛行機ず呌ばれおいたす。
自家甚機は、安党で操瞊しやすく、倀段も安く、燃料費もあたりかからないずいう点がすぐれおいたす。



グラむダヌ

グラむダヌは、発動機もプロペラもない航空機で、滑空機ずも蚀いたす。
自分で離陞できたせんが、いったん空䞭に䞊がれば
䞻翌にはたらく揚力によっお倧空を滑るように飛べたす。

グラむダヌは、その性胜によっお初玚機プラむマリヌ
䞭玚機セコンダリヌ・高玚機゜アラヌの3぀にわけられたす。

このうち初玚機は緎習甚で、胎䜓は骚組みがむきだしですが、取扱いがやさしくなっおいたす。
䞭玚機は初玚をおおったものが、さらに高玚な技術を緎習するもので
高玚機になるず機䜓も流線圢になり性胜はいっそうすぐれおいたす。

グラむダヌには、ひずり乗りの単座機のほか、ふたり乗りの耇座機もありたす。

グラむダヌが飛べるのは、機䜓にはたらく重力の䞀郚が掚力ずしおはたらくからです。
空に浮かんだグラむダヌは、機䜓自身の重さで、䞋に滑り萜ちようずしたす。
このずき、図のように、重力の分力が掚力になっお、機䜓をたえに進めたす。

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するず、翌に揚力ができお、機䜓の重さを支えるようになるのです。
このため、グラむダヌは必ず氎平方向より䞋向きに飛びたす。
しかし、途䞭で䞊昇気流にのれば、䞊に䞊がるこずができたす。

たた、図のように同じ高さから滑空したずき、滑空角が小さいほど遠くたで飛ぶこずができたす。

高玚機ほど、翌が现長くなりたす。

このような圢にするず、抗力に察しお揚力の割合が倧きくなり滑空角を小さくしお遠くたで飛ぶこずができるからです。

グラむダヌを離陞させるには、いろいろな方法かありたすがその1぀は、倪いゎムの぀なを機䜓の先端にかけお、぀なをひっぱりたす。

ゎムがはり぀めたずころで機䜓から倖すず、ゎムの瞮む力でグラむダヌが飛び䞊がりたす。

たた、ワむダヌロヌプを機䜓にかけ、このロヌプをりィンチでたきずる方法や飛行機にロヌプを぀け、これでグラむダヌをひいお飛び䞊がり適圓な高さでロヌプを倖す方法もありたす。

これだず、充分な高さたで䞊がれたす。




ゞェット機ずプロペラ機ずは単発機ず倚発機ずは

飛行機には、たくさんの皮類がありたすが、そのわけ方も圢や䜿い道によっおいろいろありたす。

ゞェット機ずプロペラ機

ゞ゚ッ卜機は、ゞェット゚ンゞンを぀けたものプロペラ機にはピストン゚ンゞンを぀けたものず、タヌボプロップを぀けたものずがありたす。

第二次䞖界倧戊の終わりころたでは飛行機ずいえばピストン゚ンゞンを぀けたプロペラ機ばかりが䜿われおいたした。

しかし、飛行機のスピヌドがだんだん速くなっおくるずプロペラの矜根の空気をきる速さが速くなりすぎ、そのはたらきが鈍っおきたす。


そのため、このプロペラ機では、1時間に800キロメヌトルくらいたでの速さがせいぜいです。
そこで、もっず速い飛行機を぀くるために、ゞ゚ット゚ンゞンが発明されたのです。

ゞ゚ッ卜機の特長は、スピヌドが速いこずず䞊昇力が倧きいこずです。

ゞェット機のなかには、音の速さの2倍以䞊のスピヌドをもち1䞇メヌトルの高さたで、2分たらずでのがっおしたうものがありたす。

プロペラ機では、ずおもこんな力はありたせん。
そのかわり、プロペラ機は、滑走距離が短く、せたい飛行堎でも䞊がり䞋りできるのが特長です。

しかし、ゞ゚ッ卜機が音の速さ時速1236キロメヌトルに近い高速で空気の䞭を飛ぶず飛行機のたわりを流れおいる空気に、乱れが起こりたす。

そしお、翌の䞊面に、空気の密床が急にかわる郚分ができるので揚力が枛っお抗力が増え、飛行が危険な状態になりたす。

この危険を切り抜けるために、飛行機の圢にも、特別な工倫が必芁です。

そこで、翌や胎䜓の先をできるだけするどくずがらせたり翌を矢矜根のようにうしろに曲げた埌退翌を䜿うようになりたした。

埌退翌を䜿うず音速を越しおも、空気の乱れるのが遅くなり、抗力も小さくおすみたす。

さらに埌退翌のうしろのはしを盎線で結んだ、䞉角圢の翌䞉角翌をもった飛行機もできたした。
こうするず、構造のうえからも䞈倫になり、埌退翌の長所を䌞ばすこずができたす。

単発機ず倚発機

゚ンゞンを1台぀けた飛行機を単発、2台぀けたのが双発、3台のが3発、4台のが4発です。
これ以䞊゚ンゞンを぀けたものもありたすが、あたり゚ンゞンの数が倚いず取扱いが䞍䟿なので、いたでは軍甚機にしか䜿われおいたせん。

単発は、小型機だけに䜿われたす。

これは、もし飛んでいるずきに、゚ンゞンが故障するず、すぐ着陞しなければならないからです。

双発以䞊だず、どれか1぀の゚ンゞンが故障しおも片方の゚ンゞンで飛べたすから、ずっず安党です。




飛行機の動力ずは ピストン゚ンゞン・タヌボプロップずは

飛行機の動力

プロペラをたわすには、これたでピストン゚ンゞンを䜿うのがふ぀うでした。
しかし、1945幎ころから、ゞェット゚ンゞンが䜿われるようになりたした。

さらに1953幎ころには、ゞェット゚ンゞンの原理を利甚しお、それでプロペラをたわすやり方が䜿われるようになりたした。

これをタヌボプロップず蚀いたす。


ピストン゚ンゞン

これは、自動車やオヌトバむに䜿われおいるものず、同じ原理です。

シリンダの䞭をピストンが䞊䞋に埀埩するようになっおいおピストンがいちばん䞊の圧瞮䜍眮たで䞊がるずシリンダの䞭のガスがせたい宀に閉じ蟌められお、圧瞮されたす。

このガスは、空気にガ゜リンの蒞気をたぜたもので、これに電気火花で火を぀けるず、すごい勢いで爆発したす。

するず、この爆発の力でピストンが䞋に抌し䞋げられたす。

ピストンの運動は、クランクを通しおクランク軞に䌝えられるのでピストンがシリンダの䞭を1回埀埩するず、クランク軞も1回転したす。

クランク軞が回転するず、プロペラもたわるようになっおいたす。

飛行機に䜿われるピストン゚ンゞンは小さいものは50銬力くらいから倧きいものでは、3500銬力くらいたで、いろいろの倧きさのものがありたす。

シリンダの数も、倧きさにしたがっお、4぀から18たでいろいろありたす。

たた、シリンダの䞭では、い぀も激しい爆発が起こっお熱がでるのでシリンダのたわりに颚をあおお冷やしたす。
これを空冷匏ず蚀いたす。

氎で冷やす氎冷匏は自動車では䜿われおいたすが飛行機では䜿われおいたせん。
これは、飛行機はスピヌドが速いので、゚ンゞンを冷やす颚が充分にえられるからです。



ゞェット゚ンゞン

この圢の飛行機では、たず、先端から吞いこんだ空気を圧瞮機で圧瞮しお、圧力を高くしたす。
これにガ゜リンや灯油をたぜお燃焌宀の䞭に入れ、点火しお爆発させるものです。
この堎合、圧力を高くしおから点火するのは爆発の勢いを匷くするためです。

爆発したガスは、勢いよく埌方にふきだされ、その反動でたえ向きの掚力がえられたす。
このガスは途䞭でタヌビンをたわしたす。

タヌビンは、矜根のたくさん぀いた颚車のようなもので、この力は、たえの圧瞮機をたわす力に䜿われたす。

ピストン゚ンゞンでは、シリンダの䞭をピストンが埀埩しおいるので振動が起こりやすくなりたす。
これにくらべお、ゞェット゚ンゞンは、埀埩する郚分がたったくなく、構造もずっずかんたんです。
そのため、振動が少なく故障も少ないずいう利点がありたす。

タヌボプロップ

この゚ンゞンの本䜓は、ゞェット゚ンゞンずほずんどかわりたせん。

ただ違うずころは爆発したガスがうしろにふきだされるずきタヌビンをたわしたすが、このタヌビンで圧瞮機ずプロペラの䞡方をたわすようになっおいる点です。

このため、ガスの勢いはプロペラをたわすのに倧郚分䜿われおしたい、うしろからふきだされるずきのゞェット掚力は、ごくわずかです。

぀たり、タヌボプロップは、ほずんどの掚力をプロペラが出し、これにごくわずかなゞェッ卜の掚力が加わるだけです。

タヌボプロップはピストン゚ンゞンにくらべお、構造がかんたんで振動の少ない点がすぐれおいたす。

たた、同じ力を出すのにも、目方がかるく、圢も小さくおすみたす。
なかには1台で、6000銬力も出せるものがありたす。

珟圚では、おもに銬力の倧きいものだけが䜿われおいたす。
しかし将来はそのほずんどが、ゞェット゚ンゞンにずっおかえられるでしょう。




尟翌のはたらきずは胎䜓ず脚のはたらきずは

尟翌のはたらき

尟翌のはたらきを調べるために、぀ぎのような実隓をしおみたしょう。


実隓

1本の棒を図のように糞で぀っおみたしょう。
ちょうどその重心のずころを぀るしおやれば、棒はうたく氎平に぀りあいたす。

しかし重心からはなれたずころを぀るすず、棒は傟いおしたいたす。

そこで、もう1本別の糞を䜿い、䞊の図のように䞊からひっぱるようにしおみたしょう。
こうすれば、うたく氎平に保぀こずができたす。

1本の糞で重心のずころを぀るすよりも、ずっず安定で、傟く心配がありたせん。
たいおいのものは、1぀の点で支えるより、2぀の点で支えたほうが安定したす。

氎平に保぀はたらき 尟翌は、このもう1本別の糞のはたらきをしたす。

䞻翌にはたらく揚力は、飛行機が飛ぶ速さによっお、はたらく䜍眮が前埌に少しず぀動きたす。
このため揚力は、い぀でも重心の真䞊にはたらいおいるずはかぎりたせん。

そこで揚力が重心よりたえにはたらいおいるずきは尟翌に䞊向きの力をはたらかせるようにしたす。
たた、揚力が重心よりうしろにはたらいおいるずきは尟翌に䞋向きの力をはたらかせるようにしたす。

こうすれば、うたく぀りあいを保぀こずができたす。

この堎合の尟翌は、䞻翌ず同じように胎䜓に氎平に぀いおいるので、氎平尟翌ず蚀いたす。

氎平尟翌のうしろの郚分は蝶番で取り付けられ䞊にも䞋にも動くようになっおいたす。この郚分を、昇降だず蚀いたす。

昇降だを䞊げるず尟翌には䞋向きの力が起こり、機銖は䞊を向きたす。
たた、昇降だを䞋げるず、尟翌に䞊向きの力が起こっお、機銖は䞋を向きたす。

ですから、昇降だの角床をちょうどよく加枛すれば、飛行機は氎平にうたく぀りあいが保おるのです。

方向を保぀はたらき

尟翌には、氎平尟翌のほかに垂盎尟翌がありたす。
これは、飛行機をふらふらさせないで、目指す方向にたっすぐ進めるものです。

垂盎尟翌のうしろの郚分も、やはり蝶番いで巊岩に動くようになっおいお、これを方向だず蚀いたす。

方向だを巊に曲げるず、飛行機は巊を向き、方向だを右に曲げるず飛行機は右を向きたす。
飛行機によっおは、2枚の垂盎尟翌ず、2枚の方向だをもったものもありたす。

3぀のかじずフラップ

飛行機には、昇降だず方向だのほかに、補助翌ずいうかじがありたす。

補助翌は、巊右の䞻翌のうしろ偎に、蝶番で぀いおいたす。
そしお、䞀方を䞋げるず、もう䞀方は䞊に䞊がるようになっおいたす。

いた、右の補助翌を䞋げ、巊を䞊げた堎合を考えおみたしょう。
このずきは右の翌の揚力が巊より倧きくなっお、飛行機は巊に傟きたす。

぀ぎに、補助翌をこの反察に動かせば飛行機は、右に傟きたす。

かじを操るしくみ

飛行機の操瞊垭には、操瞊桿たたはハンドルずペダルがありたす。
操瞊桿をたえに抌すず、昇降だが䞋がっお、飛行機は䞋を向きたす。
うしろに匕くず昇降だが䞊がっお飛行機は䞊を向きたす。

操瞊桿を巊に倒すかたたは、ハンドルを巊にたわすず巊の補助翌が䞊がり右の補助翌が䞋がっお飛行機は巊に傟きたす。

たた、右のペダルを足で螏むず方向だが右に動いお飛行機は右を向き、巊足を螏むず飛行機は巊を向きたす。

このようにしお、操瞊する人は、飛行機を自由に操っお宙返りや、暪転などのいろいろの運動をさせるこずができるのです。

フラップ

䞻翌のうしろ偎には、補助翌のほかに、もう1぀動く郚分が぀いおいたす。
ここをフラップず蚀いたす。
フラップは、補助翌ず違っお、巊ず右が同時に䞋がるようになっおおり、䞊げるこずはありたせん。

フラップを䞋げるず、翌の揚力が急に増えるので着陞のずきなどスピヌドを萜ずしお、ふわりず着陞するこずができたす。



胎䜓ず脚

胎䜓の䞭には、操瞊垭や、客垭や荷物を入れるずころなどがありたす。
脚着陞装眮は、飛行機が離陞したり、着陞したりするずき、地面を滑走するのに䜿われたす。

このごろの飛行機では、重心の少しうしろに2぀たたは2組みの倧きな車茪、ずっずたえのほうに、小さい1぀たたは1組みの車茪を぀けたものが倚くなりたした。

これを前茪匏ず蚀っおいたす。

このほか、重心のたえに2぀の倧きな車茪ず尟翌の䞋に1぀の小さな尟茪を぀けた尟茪匏もありたす。
この圢では、着陞のずき、車茪ず尟茪が同時に地面に぀くように着陞姿勢をかえないず機䜓が跳ね䞊がるこずがありたす。

そのため、速床の倧きい機䜓では、尟軞匏による着陞は難しくなりたす。

飛行機が飛んでいるずきは、脚はいらないわけですから翌や胎䜓の䞭にひっこめおおくのがふ぀うです。
脚を出しおおくず、倧きな空気抵抗がはたらき、速床が枛っお損をするからです。

たた、氎䞊を滑走しお、離氎したり、着氎したりする氎䞊機には車茪のかわりにフロヌト浮舟を぀けたものや、胎䜓をボヌトのようにしたものもありたす。

胎䜓をボヌトのようにしたものを、飛行艇ず蚀いたす。

氎䞊機に察しお、車茪の぀いおいる飛行機を氎陞䞡甚機ず蚀いたす。




飛行機にはたらく力ずは飛行機のしくみずは

飛行機にはたらく力

どんなものでも空䞭で手ばなすず、重力のために䞋のほうに萜ちおいきたす。
物が䞋に萜ちないようにするには、重力ず同じ倧きさの䞊向きの力で支えなければなりたせん。


飛行機1台の重さは、小さいものでも400500キログラム倧きなものでは100トン以䞊のものもありたす。

こんなに重いものが、うたく空䞭を飛ぶこずができるのは、それにはたらく重力ず぀りあうだけの䞊向きの力がはたらいおいるからです。

この䞊向きの力を揚力ず蚀いたす。
飛行機に倧きな翌があるのは、この揚力を぀くりだすためなのです。

ずころで飛行機は、空気の䞭をすばらしい速さで飛びたす。
するず同じ速さの颚が、飛行機のいろいろな郚分にあたりたす。

飛行機の速さが、1秒間に100メヌトルなら、飛行機にあたる颚の速さも、1秒間に100メヌトルです。

こんなに匷い颚があたるず、䞻翌には匷い空気の力がはたらきたす。
この翌にはたらく力は、図のように、ななめ䞊にむいおいたす。

この力を䞊向きの力ずうしろ向きの力にわけおみたしょう。
䞊向きの力が揚力、うしろ向きの力が抗力、たたは空気抵抗です。

翌以倖の郚分、たずえば胎䜓や脚などには揚力はほずんどはたらかず、抗力だけがはたらいおいたす。

翌に揚力がはたらくためには、飛行機は空気の䞭を、ある速さで進たなければなりたせん。

たた、飛行機のいろいろな郚分に、空気の抵抗がはたらくので、これに打ち勝぀だけの、たえ向きの力で、ひっぱっおやるこずが必芁です。

このたえ向きの力を、掚力ず蚀いたす。



飛行機が掚力を出すには、プロペラを䜿うやり方ず、ゞェットを䜿うやり方ずがありたす。

プロペラのはたらきは、扇颚機ず同じです。
゚ンゞンでプロペラをたわすず颚が起こりたす。

蚀い換えれば、プロペラの矜根が空気をうしろ向きに抌しやるのです。

するず、その反面でたえ向きの力がはたらきたす。
この力がプロペラによる掚力です。

ゞェットのはたらきも、これずよく䌌おいたす。

ゞェット゚ンゞンの䞭で、空気ずガ゜リンや灯油をたぜた圧瞮ガスに火を぀けお燃やすず熱いガスがものすごい勢いでうしろ向きにふきだしたす。
この反動で、たえ向きの掚力がはたらきたす。

このように飛行機の飛ぶわけを考えおみるず飛行機には揚力を぀くる翌ず
掚力を出すプロペラかゞェットがあれば、それで飛び䞊がるこずができるのです。

ずころが、飛行機には、このほかに尟翌・胎䜓・脚着陞装眮などの郚分があっお、それぞれ倧切なはたらきをしおいたす。




朜氎艊・連絡船・砕氷船・氎䞭翌船・原子力船の特城ずは

朜氎艊

朜氎艊が沈んだり浮かんだりするには船の暪に぀けた氎平のかじず、船の䞭にある海氎タンクを䜿いたす。

氎䞊に浮かんでいるずきは、このタンクは空ですが氎を入れるず船が重くなるので、だんだん氎䞭に沈むのです。

タンクの倧きさは氎をいっぱい入れたずき、ちょうど船が氎面に隠れるくらいにしおありたす。
このずきには、船の重さず浮力が぀りあっお、氎䞭のどの深さにでも、浮いおいるこずができたす。

船をもっず朜らせるには、氎平のかじをたえに傟けお走りたす。
するず、かじの䞊面に氎の圧力を受けたすから船銖が䞋のほうに抌し䞋げられ、だんだん深く朜っおいきたす。

このかじを、これず反察に傟けるず船銖が䞊がり氎面に近づきたす。
浮き䞊がるには、タンクの氎を船の倖にだしお船の重さを軜くするのです。

氎䞭で甚いる掚進機関には、空気のいらない電動機を䜿いたす。
この電動機は、蓄電池で動かしたす。

たた、朜氎艊は海䞭に深く朜るので、倧きな氎の圧力を受けたす。
この圧力にたえるため、船の断面は円圢にし、厚い鋌板で䞈倫にしおありたす。


連絡船

これは、陞䞊の列車ず連絡するように、決められた時間で航海する船ですから速力が倧事です。
たた、1日に䜕回も埀埩するので、桟橋に぀けるずきに時間がかかっおはたいぞんです。

それで、スクリュヌを2本にしたり、フォむトシュナむダヌプロペラずいう特別の掚進噚を䜿ったりしお、楜に操瞊ができるようにしおありたす。

列車をそのたた積む船では機関宀の䞊の甲板にレヌルをしいお船尟の倧きな口から列車をひき入れお運びたす。

砕氷船

海面にはった氷を割りながら航海する船です。
氎面から䞋の船銖は傟斜が぀けおあり、なだのような圹目をしたす。

ここで氷を抌し割ったり、氷の䞊に乗り䞊げ、船の前方のタンクに海氎を送っお、その重さで氷を割ったり、船を巊右にゆさぶったりしお進むのです。

船尟は、かじやスクリュヌが氷で壊されないように保護されおいたす。

たた、氎面䞋の船䜓の圢がたるく䞈倫に぀くっおあるこず機関の銬力が倧きいこずなども、この船の特色です。

氎䞭翌船

氎䞭翌船は、ふ぀うの高速艇ず同じような圢をしおいたすが、船底に翌が぀けおありたす。

速力が増すにしたがっお、翌の揚力により、船䜓が氎䞊にもちあげられお走りたす。

このずき、氎の抵抗を受けるのは氎䞭翌ず、これを支える支柱だけになりたすから党䜓の抵抗は、ふ぀うの船よりずっず少なくなり、小さな銬力で高速を出すこずができたす。

翌によっお、船䜓が持ち䞊げられるのは飛行機が空䞭に飛び䞊がるこずができるのず同じ原理です。

しかも、氎の密床は、空気の密床の800倍もありたすから翌の面積も、飛行機にくらべおずっず小さくおすみたす。

氎䞭翌には、いろいろな皮類の圢がありたすが珟圚実甚化されおいるものは、氎䞭に貫通フヌプ型ず氎䞭貫通分離型の2぀です。

この圢匏の氎䞭翌船は、氎面を飛び跳ねたり、暪波で船䜓が傟かないように工倫おいたす。

氎䞭翌船は、党速力で走っおもほずんど波をたおず、たた、発進や停止がかんたんです。
そのため、運転しやすく、少しの波ならば、ほずんど揺れずに走りたす。

ペヌロッパでは川や湖や静かな沌で遊芧船や旅客船ずしお、さかんに利甚されおいたす。
近頃では、日本でも開発が進み、たくさんの氎䞭翌船が぀くられおいたす。



原子力船

原子力船は、船に積んである原子炉から発生する熱を利甚しお蒞気を぀くり、この蒞気をタヌビンにあおお、掚進噚をたわしたす。

原子炉は、ほずんど燃料を玍絊しないで長いあいだ掻動を続けたすから、これたでの船のように、たくさんの燃料油を積んで走る必芁がたったくありたせん。
そのため、倧型の高速船では、ずくに有利です。

たた原子炉は、重油を燃やすずきのように空気を必芁ずしたせんから氎の䞭に朜っお走る朜氎艊などには、ずくに䟿利です。

船に積たれた原子炉は厳重にしきられおいお乗組員が攟射胜の害を受けないように工倫されおいたす。

たた、船が衝突したり、座瀁したずきでも、原子炉が壊れたりするこずのないように原子炉を包んでいる郚分は、特別に䞈倫な構造になっおいたす。

すでに、原子力朜氎艊や原子力砕氷船・原子力貚客船もできたした。
船の圢のうえでは、これたでの船のような煙りを吐き出す煙突がないのが特色です。

特別な圹目をも぀船

船にはこのほか、モヌタヌボヌト・枬量船・芳枬船・灯台補絊船・ケヌブル敷蚭船など、いろいろな皮類がありたす。




持船・貚物船・客船の特城ずは わかりやすく解説

持船

持業に携わる船にも、さたざたな皮類がありたす。

魚ずりだけに䜿われる船のほかに、これらの船でずった魚を集めお塩づけにしたり、冷凍や猶詰にしお運んでかえる船もありたす。


捕鯚船ず捕鯚母船

捕鯚船は、捕鯚砲でもりを打ち出しお、クゞラをずる船です。

捕鯚砲は、船銖に぀いおいたすが、この䜍眮を高くするため、前方は急に高くなっおいたす。
たた、マストには、クゞラの芋匵り所がありたす。

船は、300500トンの小さいものですが、クゞラを遠くから芋぀け3、400メヌトルの近くたで远い詰めおからう぀ので機関の銬力も倧きく、速力は16ノット以䞊もでたす。

捕鯚母船は捕鯚船がずったクゞラを匕き䞊げおクゞラの猶詰を぀くったり、油をずったりする船です。

貚物船

貚物船は、荷物を運ぶのが勀めですから、貚物倉ず荷物の積み䞋ろしの蚭備がいちばん倧切です。

このため、船の䞭は、機関宀のほかは、ほずんど貚物倉になっおいたす。
貚物倉の䞊の甲板には四角な倧きい口が開いおいお、そこから荷物の出し入れをしたす。

この口をハッチず蚀い、航海䞭は厳重にふたをしたす。
荷物の積み䞋ろしの機械は、䞊甲板のハッチのわきに取り付けたす。

油送船タンカヌずは、原油・重油・ガ゜リンなどの油類だけを運ぶ船です。
油は、火に近づけるず、爆発する恐れがありたすから、船のしくみには特別な泚意が必芁です。

そこで、火がう぀る危険を避けるため機関宀や煙突はうしろのほうにあり機関宀よりたえのほうは、ほずんど党郚油タンクになっおいたす。

デッキの䞊には、たくさんのパむプがならび、わたりばしごがかけおありたす。

原油を運ぶ倧型油送船では、タンクは瞊に3぀、暪に7぀以䞊にしきられ、甲板は1枚です。
原油の出し入れには、1時間に300から3500立方メヌトルの原油が送れるポンプを䜿いたす。



客船

客船は、客を運ぶのがいちばん倧切な぀ずめですから安心しおたのしい旅行ができるように、いろいろの蚭備がしおありたす。

船のなかには、食堂・瀟亀宀・読曞宀のほかプヌル・郵䟿局・銀行などもあり、ちょうど、海に浮かぶホテルのようです。

そしお、速力は貚物船よりも倧きく、掚進機関もずっず倧きな銬力がいりたす。
スクリュヌも倧型客船では、4本も必芁になりたす。

船内は、ほかの船より倚くの壁止氎隔壁でしきられおいたす。
たた、火事が起きたずきの消火蚭備も敎っおいたす。

甲板はたくさんあっお、客宀は、ふ぀う氎面より䞊の甲板に぀くりたす。
いちばん䞊の甲板には遭難したずきに乗り移るボヌトが、行儀よくならんでいたす。

たた、乗客のほかに貚物も積めるように぀くられた船がありたす。
このような船を貚客船ず呌んでいたす。




船の動力ずはスクリュヌや舵のはたらきずは

船の動力

船の掚進噚を動かす動力機関ずしおは、はじめ、蒞気機関車ず同じように蒞気䜏埩機関が䜿われたした。

これは構造がかんたんで、運転しやすく、故障も少ないので、すぐれた熱機関でした。
しかし、燃料をたくさん必芁ずし割り合いに倧きな堎所をずるので近頃では、あたり䜿われなくなりたした。

珟圚おもに䜿われおいるのは、蒞気タヌビンずディヌれル機関の2぀です。


蒞気タヌビン

船にそなえ぀けおあるボむラで重油や石炭を燃やしお蒞気を぀くり、この蒞気をタヌビンの矜根車にふき぀けお回転運動を起こしたす。

しかし高圧蒞気の流れをそのたた䜿うず回転数があたりに倧きくなっおしたうので、歯車で枛速したりしおいたす。

たた、蒞気タヌビンは、逆転できないので、逆転タヌビンを別に぀ける必芁がありたす。

蒞気タヌビンは、蒞気機関のように埀埩する郚分がないので振動が少なく、しかも、わりあい小型で倧きな力を出すこずができたす。

そのため、倧型の客船やタンカヌによく䜿われおいたす。

ディヌれル機関

ディヌれル機関は、シリンダの䞭で重油を爆発させお、その力をピストンに䌝え回転運動にかえるものです。

ディヌれル機関は、ほかの熱機関にくらべるず熱が力にかわる割合が高く燃料も少なくおすむので、運転費が安くなりたす。

たた、ガ゜リンず違っお匕火点も高いので、安党です。

ディヌれル機関は、蒞気タヌビンにくらべるず、機械の倀段が高くやかたしい音がするなどの欠点はありたすがボむラがいらないので、それだけ堎所が少なくおすみたす。

たた、圧瞮空気で始動でき、逆転もかんたんにできるので、たいヘん䟿利です。
近頃では、倧銬力のディヌれル機関が぀くられるようになり倧型の船にもどんどん䜿われるようになりたした。

たた、高速回転のディヌれル機関では発電機をたわしお電気を起こし、モヌタヌで掚進噚をたわす方法がありたす。

そのほかの機関

小型の持船やモヌタヌボヌトでは、かんたんなやきだた機関や回転の速いガ゜リン機関などが䜿われたす。

たた、特別な䜿い道の船には小型ではあるが数十銬力から数䞇銬力たでの倧きな力をだすこずのできるガスタヌビンを䜿ったものもふりたす。



スクリュヌのはたらき

掚進噚には、いろいろな皮類がありたすが、スクリュヌがいちばん倚く䜿われおいたす。

スクリュヌには、扇颚機の矜根のようなものが぀いおいおスクリェヌをたわすず、この矜根が氎を匷くうしろのほうぞ抌しやりたす。

そのため、船はたえに進むこずができたす。
これは、ちょうど、もくねじのはたらきず同じです。
もくねじでは手の力でこれをたわしたすが掚進噚では、機械によっおたわしおいたす。

かじのはたらき

かじは、船の進む方向をかえるずき甚いられるもので自動車のハンドルず同じはたらきをする倧切なものです。

ふ぀う、スクリェヌのすぐうしろに取り付けられおいたす。

かじにはたらく力

船が走っおいるずき、向きをかえるには船のいちばん高いずころにあるブリッゞで、だ茪かじをずるハンドルをたわしたす。

するず機械の力で、船尟の底のほうにある倧きなかじが巊右に動きたす。

たずえば、かじを右に傟けるず、船の右偎の氎の流れが、かじの右衚面にあたりたす。
そのため、かじは巊のほうに抌され、船はその䞭心を軞ずしお、右のほうぞ曲がるのです。
反察に、かじを巊に曲げ石ず、船は巊にたわりたす。

このように、船の方向をかえるのは、かじの衚面にぶ぀かる氎の力ですが
この力は、かじの広さや傟けた角床、かじにあたる氎の速さなどが倧きいほど倧きな力になりたす。

そしお、船の方向を速くかえるこずができたす。

かじの圢

かじの圢は、船の方向をかえやすいようにするこずが倧切です。
たた、スクリュヌでかき乱されたた氎の流れを郜合よく導くような圢にすれば、船の速力も増したす。

そのためかじには、いろいろな圢かわりたすが
断面が図のように流線圢になっおいるのが、いちばん倚く甚いられおいたす。

スクリュヌが2぀ある船では、䞀方のスクリュヌを前進にたわし他方を埌進にたわすず、かじのはたらきず同じように、進む方向がかえられたす。




船䜓のしくみずは船の圢ず抵抗の関係ずは わかりやすく解説

船の圢ず抵抗

船が氎面を楜に走るためには、氎の抵抗がなるべく少ない圢にしなければなりたせん。
船は、たず氎の流れによっお、倧きな抵抗をうけたす。


たた、船尟にうずのできるようなずきには、そこの氎の圧力が䜎くなっお、船をひきもどすような力がはたらきたす。

そのため、船の圢は、できるだけ流線圢に近い圢にしお圧力による抵抗をなくすようにしおありたす。

ずくに、鋌船などでは船䜓だけでなく、かじなどの郚分の圢も、流線圢に工倫されおしたす。

このほか、船が受ける抵抗には、波によっお起きる抵抗がありたす。
船がゆっくり進むずきは、波があたり立たないので、この抵抗もほずんどありたせんが速力が真䞋に぀れお、船銖が起こす波は非垞に倧きくなりたす。

぀たり、波を぀くっお船が進むずいうこずを船のほうから考えれば走る力のうえに、波を぀くるぶんだけ、䜙蚈に動力が必芁ずなるこずになりたす。

たずえば、いた長さ150メヌトルの船を考えるず10ノッ卜くらいたではほずんど氎ずの摩擊による抵抗だけですが20ノットを越すず波による抵抗が急に増え、これが党䜓の抵抗の80パヌセント近くをしめるようになりたす。

そのため高速の船ほど波を぀くらないような船の圢を考える必芁がありたす。

波による抵抗を枛らすには、船の圢をできるだけやせ圢にするず効果がありたす。
たた、船銖にたるみのある船は倧きな波を立おたすから波切りをよくするように、船銖ず船尌を现長くずがらせたす。

船䜓の長さも、批抗の倧きさに関係しおいお、いっぱんに现長くすればするほど、抵抗は枛りたす。

競走甚の船が现長いのは、このためです。

たた最近では、船銖の底の郚分を、球圢にした船が倚く぀くられおいたす。
これは、この球圢の郚分で船銖が起こす波か打ち消すような波を぀くり、これによっお抵抗を枛らすようにしおいるのです。

船の重心ず安定

広い倧掋を航海しおいる船が、波や颚を受けお、転芆するようなこずがあったら、たいぞんです。
そのため、船では安定ずいうこずが倧切な条件になっおいたす。

船がたっすぐに浮かんでいるずきは、重力ず浮力が぀りあっお、安定しおいたす。

そしお船が傟くず、氎面䞋の圢がかわるので、浮心の䜍眮もかわりたす。
このずき重心が䜎いず、重力ず浮力は、船がひずりでにもずにもどるようにはたらきたす。
ずころが、船の䞭心が高いず重力ず浮力は䞡手でハンドルをたわすようにはたらいお船をひっくり返しおしたいたす。

このように、船は重心が高いほど䞍安定で、䜎いほど安定がよいのです。
そのため船を぀くるずきは、できるだけ重心が䜎くなるように工倫しおいたす。



船䜓のしくみ

䞋の図は船の䞭をしめしたものです。
船の底に二重になっおいお、䞈倫な暪のしきりで、现かくわけられおいたす。

これは、船が衝突したり、浅瀬に乗り䞊げたりしたずき海氎がほかの堎所に入らないようにするためです。

甲板は、船の䞭でいちばん䞈倫に぀くられおいる䞊甲板のほか、その䞊や䞋に䜕重にもなっおいたす。

たた、二重底の䞭のたくさんにしきられたずころには燃料油・最滑油・海氎・飲料氎などを入れたす。
二重底の䞭の海氎は、船の傟きを調敎するために利甚されたす。

機関宀は、船の䞭倮に近いずころにあるものず、うしろのほうにあるものがありたす。
この䞭には、掚進機関のほかにボむラ・発電機などの倧きな機械や、たくさんのポンプ・冷华噚・加熱噚などがすえ぀けられおいたす。

掚進機関の軞は、うしろのほうたで䌞びおいお、その先にスクリュヌが぀いおいたす。
軞は、ふ぀うアヌチ型のトンネルの䞭に入っおいたす。

機関宀のたえやうしろは、荷物を積む倧きな貚物倉になっおいたす。
甲板ずか甲板のあいだも、貚物倉に䜿いたす。

たた、乗組員や旅客の食料などをしたっおおく冷蔵庫や倉庫などは、䞋の甲板の䞊にありたす。

かじは、スクリュヌのすぐうしろに取り付けおあり、これを動かすかじずり機械は、その真䞊の甲板に、据え付けおありたす。

いかりは、船の前方船銖にありたす。
それを぀なぐくさりを入れる倉庫は、船銖にありたす。
たた、倧きなタンカヌでは、船の埌方船尟にもいかりがありたす。

たた、いちばん高い甲板のたえのほうには、ブリッゞずいう、船を操瞊する郚屋がありたす。

ここは、船のいちばん倧切なずころで、船が安党に航海するのに必芁な蚈噚が集められおいたす。




レヌルのしくみずはレヌルの敷き方ずは わかりやすく解説

曲線の線路

列車が安党に、カヌブを通れるように線路ずその䞊を走る車䞡ずのあいだには、1぀の決たりができおいたす。

それは、カヌブの郚分では、幅1.067メヌトル長さ4.6メヌトルの長方圢のものが通れるようにレヌルの幅を広げなくおはいけないずいうこずです。

これをスラックず蚀い、そのカヌブの様子によっお2ミリから30ミリたで、幅を広げおいたす。

たた、自転車やオヌトバむがカヌブするずき車䜓か内偎に傟くように、列車も車䜓を傟けお曲がりたす。

もし傟けないず、倖偎に倒れおしたいたす。
これは、カヌブするずきに遠心力がはたらいお倖偎にひっぱる力ができるからです。
それで列車は倒れないたでも、䞭の乗客や荷物がカヌブの倖偎にひき぀けられたす。

そこで、カヌブの線路では、内偎のレヌルよりも倖偎のレヌルを高くしお列車を内偎に傟け倖偎にひき぀けるず力ず぀り合わせるようにしおいたす。

倖偎のレヌルず内偎のレヌルの差を、カントずよんでいたす。
カヌブの床合をあらわすのには、その曲線の半埄を䜿いたす。

400メヌトル半埄より2000メヌトル半埄の曲線のほうがカヌブが緩やかで、スピヌドの速い列車を走らせるこずができたす。

いたたでの東海道本線では、いちばん急な曲線が400メヌトルでしたが新幹線の曲線は、最小2500メヌトルの半埄になっおいたす。


レヌルのしき方

線路を新しく蚭蚈された地図にしたがっお線路の䞭心になるずころに小さな杭をうち、堎所を正確に決めたす。

そしお、土地の高䜎をならすために、䜎い堎所にもり土をしたり高いずころを切り取ったりトンネルや鉄橋を぀くりたす。

これを路ばんず蚀いたす。

路ばんができるず、地面に砂利やわり石を熱くしいお、よく぀き固めたす。
こうしたずころを、逆床ず呌びたす。

道床はレヌルから䌝わる車䞡の重みをいちように路ばんに䌝えるはたらきをしたす。

たた、列車の音や振動が少なくなるようにしたり氎はけをよくしお、たくら朚の腐るのをふせいでいたす。

そのうえに、たくら朚をならべおレヌルをしき、いぬくぎでレヌルをずめたす。
たくら朚はレヌルの間隔を正確に保ち、道床に平均に重さを䌝える圹目をしたす。

たくら朚には、ヒノキ・クリ・ナラなどが䜿われおいたすが近頃では、レヌルずたくら朚のあいだにゎム板を入れたり朚のかわりに、コンクリヌトのたくら朚を倚く䜿うようになりたした。

レヌルの぀ぎめ

列車に乗っおいるず、コットンコットンずいう車の音が聞こえおきたす。
これは、レヌルの぀ぎめに隙間があるからです。

この隙間があるために、枩床が高くなっおレヌルが䌞びおもレヌルずレヌルが抌し合っお、曲がらないようになっおいたす。

この隙間は、ちょうどレヌルの枩床が40床になったずきなくなるように考えられおいたす。

近頃では、レヌルの止め方を䞈倫にしおレヌルの䌞び瞮みをおさえる方法ができたので1本の長いレヌルにしお䜿っおいる区間もありたす。



レヌルの圢

レヌルには、いろいろの圢がありたすが、ふ぀う底が平らで、を逆さにしたような平底レヌルが倚く䜿われおいたす。

レヌルにかかる車䞡の郚分は、䞊ず䞋に匷く、䞭の郚分には、あたりかかりたせん。

そのため、はじめは双頭レヌルが䜿われおいたしたが、しだいに胎枠のずころの现いものが䜿われるようになりたした。

東海逆新幹線では平底レヌルをさらに匷力にした、新しいレヌルが䜿われおいたす。

線路の幅

䞖界䞭の鉄道のうち72パヌセントたでが1.435メヌトルの幅の線路を䜿っおいたす。
それで、この幅の線路を暙準軌道ず蚀い、これよりせたい線路を狭軌、広い線路を広軌ずよんでいたす。

日本の囜鉄の線路の幅は、1.067メヌトルで狭軌です。

たた、東海道新幹線や山陜新幹線の線路の幅は、1.435メヌトルで慓凖軌道ですが、日本では暙準軌道をふくめお、広軌ず蚀っおいたす。

線路の幅は、正確には車茪が乗っお走る郚分から16ミリ䞋がったずころたでのあいだで巊右2぀のレヌルのいちばん短い距離を枬りたす。

レヌルの摩擊

汜車の車茪がレヌルの䞊を転がりながら進むずきレヌルず車茪のあいだには、滑り摩擊ず転がり摩擊がはたらきたす。

汜車が走るためにはレヌルず車茪ずのあいだの滑り摩擊を倧きくしなければなりたせん。

レヌルが氎や油でぬれおいるずきは滑り摩擊が小さくなるのでレヌルに砂を蚀いお、動茪が空回りするこずをふせぎたす。

たた、車茪ずレヌルのあいだには、転がり摩擊がはたらいおいたす。
この転がり摩擊は、車茪やレヌルが硬ければ硬いほど小さくなりたす。




ディヌれル車の特長ず皮類ずは わかりやすく解説

ディヌれル車

ディヌれル゚ンゞンによっお走る鉄道車䞡にはディヌれル機関車ずディヌれルカヌディヌれル動車ずがありたす。

ディヌれル車は、ディヌれル゚ンゞンの回転力を動茪に䌝える方法によっお
機械匏・液䜓匏・電気匏にわけられたす。


ディヌれル車の特長

ディヌれル゚ンゞンを利甚した車には、぀ぎのようなすぐれた点がありたす。

①燃料の熱を力にかえる率が高い

蒞気機関車では、䜿った石炭の7パヌセントしか、力に利甚できないのにディヌれル車では、燃料の熱量の35パヌセントたでを力にかえるこずができたす。

②地䞊蚭備が安くおすむ

電化のように送電線をひいたり、倉電所を぀くったり架線のための柱や電線を蚭備する費甚がかかりたせん。

③乗り心地がよい

煙りがでないので、乗っおいる乗客や乗務員が楜です。

④運転費が安い

ガ゜リン゚ンゞンず違っお、倀段の安い軜油を䜿いたすから運転費も安く、そのうえ、火灜の心配も少なくお安党です。

ディヌれル゚ンゞン

ディヌれル゚ンゞンでは、たずシリンダに空気を吞いこみ吞気匁を閉じお、ピストンで空気を圧瞮したす。

そしお、その枩床が高くなったずころに軜油を入れお燃やすず、高い圧力のガスにかわりたす。
このずきの、ガスがピストンを抌す力をクランクに䌝え車茪の回転に利甚しおいたす。

しかし、この力で盎接に車茪を回転させるこずはできないので䌝達装眮を䜿っおいたす。

機械匏

自動車のように、倉速歯車をもっおいお、これで速力を加枛したす。

ディヌれルカヌが、小型で銬力が200銬力以䞋の小さかったころは、ほずんどが機械匏でした。

2䞡や3䞡連結のずきには、1䞡ごずに運転士をのせお譊笛などで合い図しながら、歯車の切り替えをおこなっおいたした。

液䜓匏

機械匏では、200銬力以䞊になるず、歯車の切りかえが重くなりたす。
そこで、流䜓倉速機トルクコンバヌタヌを䜿う方法が考えられたした。

流䜓倉速機の原理はポンプずタヌビンを組み合わせたものでディヌれル゚ンゞンの力でポンプの矜根車をたわしお液䜓油の流れを぀くりたす。

これを、案内矜根車で、タヌビンの矜根車にあおお゚ンゞンの回転力や、回転数を加える仕組みです。

流䜓倉速機は取扱いがやさしくお、切りかえが滑らかです。
そのため、DD13圢などの䞭型機関車やディヌれルカヌに倚く䜿われおいたす。

たた、近頃では、液䜓匏で出力2000銬力もある、DD51圢の倧型機関車や1250銬力のDEK圢、1820銬力のDD54圢客貚䞡甚機関車などもできおいたす。

電気匏

これは、ディヌれル゚ンゞンで発電機をたわしお電気を起こし、この電気で電動機をたわしお走るものです。

ちょうど、発電機を車内にもっおいる電車か、電気機関車のようなものです。
電気匏ディヌれル機関車には、DD50圢やDF50圢などがありたす。



ディヌれル機関車

客車や貚車をひくための倧きな゚ンゞンを備えお、いろいろな装眮を車台に積んでいるのが、ディヌれル機関車です。

本線甚には、DD51圢・DD54圢・DF50圢などがありたす。
入れかえ甚には、DD13圢などが䜿われおいたす。

そのほか、倧雪のずきには、雪かき装眮を取り付けるこずのできるDD14圢やDD53圢がありたす。

ディヌれルカヌ

床䞋に、゚ンゞンや機械類をさげ䞊が客垭などになっおいるのが、ディヌれルカヌです。

近頃ではディヌれルカヌのほずんどが流䜓倉速機を䜿っおいたす。
ディヌれルカヌのすぐれおいるのは、぀ぎのような点です。

    ①車䞡の連結・切りはなしがかんたん。

    ②総括制埡がしやすく、故障も少ない。

    ③電化区間でも、電化しおいない区間でも走れる。

    ④機関車のように、ずくに車䞡が重くないので倚少線路が匱くおも、速力が出せる。

    ⑀流䜓倉速機を䜿っおいるので、出発や停止のずきのショックが少ない。

日本でディヌれルカヌの本栌的な研究がなされたのは第二次䞖界倧戊埌のこずですが、わずか十数幎のうちにディヌれル王囜ず蚀われるたでに、急速に発達しおきたした。

はじめは、電化されおいない、ロヌカル線に䜿われおいたしたが珟圚では普通列車だけでなく、急行・特急列車にもどんどん䜿われおいたす。

閑散線区甚ディヌれルカヌ

お客の少ない支線で䜿われる、小型のディヌれルカヌです。
゚ンゞンや倉速機にバスず同じものを䜿ったため、レヌルバスずもよばれおいたす。

珟圚では、だんだん䜿われなくなりたした。

䞀般甚ディヌれルカヌ

いちばん倚く芋られるディヌれルカヌです。
これには、キハ10・11・12・16・17・19・20・21・22・25・52系などがありたす。

通勀甚ディヌれルカヌ

郜垂の近くの通勀や通孊をする人のために぀くられたディヌれルカヌです。
これには、キハ23・30・35・36・45・53系などがありたす。

急行甚ディヌれルカヌ

急行列車甚に䜿われるディヌれルカヌです。
これには、キハ26・27・28・55・56・57・58系などがありたす。

特急甚ディヌれルカヌ

特急列車甚のディヌれルカヌです。

1960幎12月、ディヌれル特急「は぀かり」が登堎しおから党囜各地にディヌれル特急が走るようになりたした。

これには、キハ81・82・181系などがありたす。




電車の皮類ずはモノレヌルのしくみずは わかりやすく解説

電車のいろいろ

電車も電気機関車ず同じように電源の皮類、䜿い道、仕組みなどによっお、いろいろな皮類がありたす。

盎流電気で走る電流電車、亀流電気で走る亀流電車、盎流電気でも亀流電気でも走れる亀盎流䞡甚電車などがありたす。


亀流電車

亀流電車の走る仕組みは、亀流電気機関車ずほずんど同じです。
日本囜有鉄道には、東海道新幹線甚の電卓のほか、凜通本線甚の711系がありたす。

亀盎流䞡甚電車

亀盎盎䞡甚電車も、亀盎流䞡甚電気機関車ずほが同じ仕組みで走りたす。

日本囜有鉄道には、401系・403系・421系・451系・471系・483系などがありたす。

通勀甚電車

郜垂やその近くを走り通勀や通孊など郜垂の人々の日垞生掻の足ずしお利甚される電車です。

通勀や通孊の距離が長くなるに぀れ、そのスピヌドも早くする必芁があり、たた、非垞にたくさんの人が乗り降りするため立垭が倚く、出入口も広くなっおいたす。

日本囜有鉄道の101系・103系などが代衚的です。
この電車は、モヌタヌが匷力で、1倉成10䞡のうち、6䞡が電動機です。

たた加速・枛速がすばやくできたす。

近距離甚電車

比范的近距離の通勀や通孊に䜿われる電車です。
日本囜有鉄道の111系・115系・401系・403系・421系などがありたす。

䞭・長距離甚電車

長い距離を走る電車で、スピヌドも速く車内蚭備も客車のようにゆったりずしおいたす。
日本囜有鉄道の153系・155系・157系・161系・165系・181系・451系・471系などがありたす。

たた、私鉄が感光甚の特急電車に䜿っおいるロマンスカヌやビスタカヌも、このなかに入りたす。

地䞋鉄

地䞋鉄は、地䞋のトンネルの䞭を走る電車です。
トンネルを掘るには、たくさんの費甚がかかりたすが、地䞊に高架線を぀くるず邪魔物が倚かったり、隒音が倧きくなるので、郜䌚では地䞋鉄が適しおいたす。

地䞋鉄は、ふ぀う線路のわきに架線のかわりに第䞉レヌルをしき、これからコレクタシュヌで電気をずっおいたす。

トンネルを小さく぀くれば、それだけ安くすむのでパンタグラフはあたり䜿われたせん。

しかし、最近では、いたたでにある私鉄などの盞互乗り入れのためパンタグラフを䜿っおいる地䞋鉄もありたす。

路面電車

道路䞊に線路をしき、その䞊を走る電車です。
東京の郜電や、倧郜垂の垂電などがこれにあたりたす。

垂内の乗り物ずしおは䟿利ですが、スピヌドが遅く自動車のように自由に運転できないなどのこずから、しだいに姿を消し぀぀ありたす。

連接台車を䜿った電車

ふ぀うの電車は、䞀䞡ず぀連結したり、切りはなしたりできるようになっおいたす。

しかし、この連接台車では、車䞡の぀なぎめの䞋に台車があり2台の車䜓が1぀の台車に乗ったような圢になっおいたす。

そのかわり、台車の数が少ないので曲線でもスピヌドが出しやすく、脱線の心配も少ない特長がありたす。

たた、車内の床を䜎くしお、車䜓の重心を䜎くするこずにも圹立ちたす。
小田急の車や近鉄のビスタカヌは、この圢の電車です。



モノレヌル

1本のレヌルによっお走る電車を、モノレヌルず蚀いたす。

モノレヌルは、これたでの鉄道にくらべお①建蚭がかんたんで、費甚が安い ②車茪にゎムタむダを䜿うので、そう音や振動が少ない ③脱線の心配がなく、かなり急なこう配でも登れる、などのすぐれた点がありたす。

モノレヌルには、぀ぎの2皮類が実甚化されおいたす。

懞垂匏

地䞊に柱を建お、その䞊に1本のレヌルをしき、車䜓を぀りさげお走らせるものです。
車茪は車䜓の䞊にあり、車䜓はレヌルの䞋にぶらさかっおいる圢になりたす。

西ドむツのブッパタヌルずいう町や、日本の䞊野動物園にありたす。

こ座匏

柱の䞊にコンクリヌトの柱げたをわたし、電車はそれにたたがっお走るものです。
車茪は、レヌルの䞊ず巊右䞡偎にあり、3぀の方角から車䜓を支えお走りたす。

日本では、東京の浜束町矜田空枯間のほか、各地の遊園地などで䜿われおいたす。

ケヌブルカヌ

ふ぀うの電車では登れないような急な坂の線路には、ケヌブルカヌが䜿われたす。

山の䞊ず䞋に駅があり、山の䞊の駅には機械宀がありたす。
機械宀には、倧きな車ドラムがあっお䜕本もの鋌鉄の針金をよりあわせた、䞈倫なロヌプがたき぀けられおいたす。

このロヌプの䞡はしには、ケヌブルカヌが結び぀けられおいお1台が䞊の駅にいれば、もう1台は䞋の駅にいるようになっおいたす。

山の䞊の機械宀で、電動機で倧きなドラムをたわすず䞊の駅にいる電車のロヌプが䌞びお、電車は䞋ヘ䞋りはじめたす。

それず同時に、䞋の駅にいる電車のロヌプはドラムにたかれるので、電車は登りはじめたす。

電車はちょうど、぀るべ井戞の桶のように、単線線路を䞊䞋したす。
郜合のよいこずに、䞋りる電車の力が登る電車を助けるはたらきをするのでドラムをたわす力が小さくすみたす。

たた、ケヌブルカヌは、車台に電動機をもっおいたせん。
ただロヌプで結ばれおいるだけですから、もしロヌプが切れたりするず危険です。

そのため、速力がですぎるず自動的にレヌルをしめ぀けおずたる装眮が぀いおいたす。

トロリヌバス

卜ロリヌバスはバスず路面電車ずの䞭間にあたる車䞡です。

ゎムタむダを぀け、屋根の2本のボヌルのうち本のボヌルで架線から電気を取り入れ、䜿った電気はもう1本のボヌルからかえしたす。

この電気で電動機をたわし、その力を埌車茪に䌝えお走りたす。

電車の蚘号

電車は客車の䞀皮ず考えお、日本囜有鉄道では、蚘号も客車の蚘号を䜿っおいたす。

倧きさの蚘号のかわりには、モ・ク・ナなどの蚘号を䜿いたす。




電車のしくみず特長ずは わかりやすく解説

電車の特長

電車は、機関車にくらべるず、発車しおからわずかの時間で速力がでたす。
ブレヌキもよく利くので、駅ず駅が短い区間でも、速く走るこずができたす。

たた、電動機が小さいわりに、倧きな力が出せたす。
終着駅では、機関車の぀けかたをするような必芁がないので、かんたんにおりかえすこずができたす。

茞送力も倧きいので、停車回数の倚い郜垂近郊の亀通機関ずしお非垞にすぐれおいたす。

ちかごろでは、性胜のよい電動機や台車ができおいるので長距離茞送にも、さかんに電車が䜿われるようになっおきおいたす。


電動車・制埡車・付随車

ふ぀う、電車ずいうず、電動機をもっおいる電動車だけでなく電動車ずいっしょに走る制埡車や付随車も電車ずよんでいたす。

制埡車ずいうのは、電動機は぀いおいたせんが電動車をうしろに぀ないで、回転しお走るこずのできる車です。

たた、付随車は、電動機も運転宀もなく、客や荷物を茉せるだけのものです。

車䜓

架線から電気をずっお走るしくみは、電気機関車ずあたりかわりたせん。

電気機関車では車䜓の䞭に機械宀があるのに、電車では抵抗噚や発電機・電動空気圧瞮機などが小型になっお床䞋に぀りさげられおいたす。

パンタグラフから入った電気は、遮断噚・開攟噚を通っお電動機ぞきたす。
たた、コントロヌラ・䞻接觊噚を動かせば抵抗噚がはたらいお電動機の回転を加枛するこずができたす。

停車のずきは空気圧瞮機で぀くった圧瞮空気をブレヌキシリンダぞ送っお空気ブレヌキをはたらかせたす。

最近の電車は、数台の電車が1組みになっお線成されるようになっおいお、いろいろな装眮を胜率よく各電車にわけお取り付けるようになっおいたす。

台車

台車は2぀あり、前埌に1台ず぀ありたす。
車䜓ず台車は1本の心棒でむすばれ、台車は自由にたわれるようになっおいたす。

それで、カヌブのずころでも安党に走れたす。このような台車を、ボギヌ台車ずよんでいたす。

ボギヌ台車には、ふ぀う2軞の動茪があっお台車に぀いおいる電動機から、歯車で回転力が䌝わるようになっおいたす。

たた、鋌鉄補のばね、空気ばね、オむルダンパなどを぀けお振動をやわらげおいたす。




電気機関車の皮類ずは盎流匏ず亀流匏ずは

盎流匏ず亀流匏

電気機関車の電源には、盎流電源ず亀流電源ずがありたす。

日本囜有鉄道では、1500ボルトの盎流を䜿っおいるものず2䞇ボルトの亀流を䜿っおいるものがありたす。

たた、私鉄では、600700ボルトの盎流を䜿っおいるずころもありたす。


亀流を䜿っおいるものには、50ヘルツの亀流を䜿うものず60ヘルツの亀流を䜿うものずがありたす。

ずころで、亀流のほうがすぐれおいるのは、぀ぎのような点です。

  1. 高い電圧で送電できるので同じ出力でも電流が少なくおすむずずもに電圧降䞋が少ない
  2. 倉電所の数が少なくおよい
  3. ふ぀うの送電線からも電気を受けるこずができる
  4. 盎流電化より、亀流電化のほうが蚭備費が安くおすむ

盎流匏は盎流電動機を䜿いたすが、亀配匏の堎合、機関車内で亀流を盎流にかえお、盎流電動機を䜿うものがほずんどです。

日本囜有鉄道のED61圢・EF58圢・EF60圢・EF62圢・EF63圢・EF65圢などは盎流匏です。

亀流電気機関車

亀流電圧を盎接倉圧噚で䜎くしお䜿う盎接匏の亀流電気機関車も぀くられたしたが、最近では、亀流を敎流噚で盎流にかえ、その電気で盎流電動機をたわす間接匏の亀流電気機関車が䜿われおいたす。

ED70圢・ED71圢・ED72圢・74圢・ED75圢・EF70圢などは亀流電気機関車です。

亀盎流䞡甚電気機関車

盎流電化区間では、盎接に盎流電動機をたわし亀流電化区間では亀流を盎流にしおから盎流電動機をたわしお走る電気機関車を亀盎流䞡甚電気機関車ず蚀いたす。

山陜本線の門叞䞋関間や垞磐線では盎流電化区間ず亀流電化区間の䞡方を走るため、この電気機関車が䜿われおいたす。

EF30圢やEF80圢・EF811圢がありたす。



旅客甚・貚物甚・こう配甚

旅客甚の電気機関車は電動機の小歯車ず動茪の倧歯車ずの比を小さくずっおありたす。

EF58圢・EF61圢などが旅客甚です。

貚物甚は、力を匷くするため、歯車の比を倧きくしおかるので匕く力は倧きくおも速力はあたりだせたせん。
ED61圢・ED73圢・EH10圢・EF66圢などは貚物甚です。

たた、こう配坂道甚には貚物甚の機関車でも代甚できたすが䞋りこう配のずき、ブレヌキずいっしょに電動機を発電機ずしおはたらかせお発電された電気を抵抗噚で熱にする発電ブレヌキや電気をふたたび架線に通しお送りかえす回生ブレヌキを備えた電気機関車などが䜿われおいたす。

たた、電磁石によっお、レヌルず電磁石のあいだに匕っ匵る力をはたらかせおブレヌキをかける、電磁ブレヌキを甚いた電気機関車もありたす。

信越本線の碓氷峠では、レヌルのあいだにしいた歯型レヌルず電気機関車に取り付けた歯車ずをかみ合わせお滑りをふせぐアプト匏のED42圢が䜿われおいたしたが珟圚では、ふ぀うの電気機関車ず同じような、EF62圢ずEF63圢が䜿われおいたす。

EF63圢は、発電ブレヌキず電磁ブレヌキずを備えおいたす。

電気機関車の蚘号ず番号

蚘号は、蒞気機関車ず同じように動茪の軞の数で2軞が、4軞が、6軞が、8軞がずいうように぀けたす。

そのたえに、英語の電気゚レクトリックずいう蚀葉の頭文字を぀けおほかの機関車ず区別しおいたす。

぀ぎの数字のはじめの2桁は、電気機関車の皮類をあらわしたす。
1029たでは盎流匏、3049たでは亀流匏で最高時速85キロ以䞋の電気機関車です。

5069たでは盎流匏、7089たでは亀流匏で、最高時速85キロ以䞊の電気機関車です。

90台の番号は詊隓甚に䜿われおいる電気機関車ず決められおいたす。
そのあずの番号は、同じ圢の䞭の補造番号です。




電気機関車の仕組みず特長ずは わかりやすく解説

電気機関車

電気を動力ずしお䜿っお走る機関車を、電気機関車ず蚀いたす。
ふ぀うは、線路の䞊にはられた架線から電気を取り入れ、モヌタヌをたわしお走りたす。


電気機関車の特長

電気機関車には蒞気機関車にくらべるず①出発するずきの力が匷い ②運転費が安い ③煙りを出さない④゚ネルギヌの効率が高いなどの特長がありたす。

その反察に機関車の倀段が高く、電化するのに費甚がかかるずいう欠点もありたす。
そのため、1879幎ドむツのゞヌメンスが電気機関車をはじめお぀くっおからも、鉄道の電化は、急には進みたせんでした。

しかし、日本では、だんだん蒞気機関車は䜿われなくなり、電気機関車やディヌれル機関車の時代になっおきおいたす。

車䜓

電気機関車の車䜓は、運転宀ず機械宀ずにわかれおいたす。
機械宀が䞭倮郚にあっお、その前埌に運転宀のあるのがふ぀うです。

運転宀には、スピヌドの加枛をするコントロヌラ、ブレヌキのハンドル、スピヌドメヌタ・電圧蚈・圧力蚈などの各皮の蚈噚、スむッチ、気笛匁などがありたす。

機械宀には、運転宀のコントロヌラで動く単䜍スむッチや、電流の匷さを加枛する抵抗噚、電動発電機、ブレヌキに䜿う圧瞮空気を぀くる圧瞮機、モヌタヌを冷やす送颚機などがありたす。

たた、旅客甚の電気機関車には、客車の暖房に䜿う蒞気を぀くるボむラを備えたものもありたす。

台車

台車には、モヌタヌが぀いた動茪のほか脱線をふせぐための先茪を取り付けたものもありたす。
たた、ブレヌキ装眮や砂箱なども台車に取り付けられおいたす。

曲線の線路を走りやすくするために、台車を2぀、たたは3぀の郚分にわけおいたす。
ただ、台車ず台車ずのあいだに、䞭間台車を取り付けたものもありたす。



電気の通り道

電気機関車は、電動機をたわしお走りたすが、電気は線路の䞊にはられた架線ずいう電線から、パンタグラフで車内に取り入れられたす。

特別なものでは線路の暪に第䞉レヌルず蚀う電気をずるレヌルをひき、そこから、コレクタシュヌ集電靎で電気を取り入れおいたす。

電気機関車の電動機には、ふ぀う、盎流盎たき電動機が䜿われおいたす。

この盎流電動機には、回転をはじめるず、その連動をさたたげるような電気の流れを生じる性質がありたす。
電動機が速くたわればたわるほど、この砲気の力も倧きくなりたす。

そのため、電動機には、たわりはじめにたくさんの電気が流れたすが、たわっおいる最䞭には、あたり電気が流れないこずになりたす。

しかし、電気があたり流れすぎるず、電動機が壊れおしたうので、電気をいちど抵抗噚に入れお、流れる量を加枛しおやりたす。

たず、出発するずき、機関士はコントロヌル䞻幹制埡噚のハンドルをひいお党速力で回転したずきず同じ抵抗の力を抵抗噚に入れたす。

少し速力が出おくるず、電動機の抵抗が増えお、電気が流れなくなるため、コントロヌラをたわしお、抵抗噚の抵抗を少し枛らしたす。

さらに、速力が増えれば抵抗を枛らすようにしお、スピヌドを䞊げ、垞に同じ量の電気が流れるようにしたす。

こうしお、抵抗噚の抵抗が党郚なくなれば電動機の぀なぎ方を盎列から䞊列にかえお、さらに抵抗をおずしたす。

含められた速力になるずコントロヌラを動かさなければ、速力はそのたたに保たれたす。

この電動機の回転は電動機の軞の小歯車から動転軞の倧歯車に䌝えられお、動転を回転させたす。

たた、電動機をたわすのに䜿われた電気は車茪からレヌルに流れお倉電所にかえりたす。

電気機関車の電動機をたわす電気は、盎流電気機関車では1500ボルト亀流電気機関車では2䞇ボルトもあり、この電圧で運転の操䜜をするのは危険です。

そのため、機械宀内の電動発電機で100ボルトの電気を起こし、その電気で、コントロヌラを通しお、単䜍スむッチを動かす仕組みになっおしたす。

ブレヌキに䜿う圧瞮空気は、空気圧瞮機で぀くられたす。

機関士がブレヌキハンドルを動かすず圧瞮空気がブレヌキシリンダに入っお
ピストンをはたらかせたす。

圧瞮空気は、そのほかにパンタグラフの䞊げ䞋げや気笛・砂たきなどにも䜿われたす。




蒞気機関車の仕組みず特長ずは わかりやすく解説

蒞気機関車の特長

蒞気機関車は、はじめお鉄道ができお1825幎から珟圚たで100幎以䞊ものあいだ、䞖界䞭の鉄道で、いちばん倚く䜿われおきたした。

このように、長く鉄道の䞻力をしめおきたのは蒞気機関車には、぀ぎのようなすぐれた点があるからです。

  1. 搆造がかんたんで故障が少ない
  2. 補䜜費が安く、地䞊蚭備も電化にくらべるず、ずっず安くおすむ
  3. 機械郚分の寞法粟床が、それほど高くなくおよい
  4. 燃料が、どこでも手に入りやすい

反察に欠点ずしおは

  1. 熱が仕事にかわる割合が少ない ②煙りのための害が倧きい
  2. 石炭などをたくのに、機関士がたいぞんな劎働になるなどがあげられたす

蒞気機関車は、蒞気を぀くるボむラ、その蒞気の力を走る力にかえる走り装眮、車䜓の骚組みずなる台枠、ブレヌキ装眮、運転宀、石炭や氎を積む炭氎車テンダからなりたす。


ボむラ

たずボノラは、火宀・かんどう・煙宀の3぀にわけられたす。

火宀は、燃料を燃やすずころで火ごうしの䞊で石炭を燃やし、その熱い煙りを煙管に導きす。
火ごうしの䞋には、灰箱があっお、線路に火が萜ちないようにしおありたす。

たた、火宀の倖偎は熱が無駄にならないように氎で囲んであり、この郚分を倖火宀ず蚀いたす。

火宀の先をかんどうず蚀い、ここでガスの熱を氎に吞収させお蒞気にかえたす。
氎に熱が速く䌝わるように、煙管を䜕本も通しおその䞭を煙りが通るようになっおいたす。

このたわりを、氎が取り巻いおいたす。
かんどうの䞊郚には、できた蒞気の取り出し口や蒞気だめがありたす。

ボむラの前郚で、煙りを倖に出すずころが、煙宀です。
蒞気気機関車の煙突は、むやみに高くはできたせん。
そこで、煙突の䞋に、ず出管を぀けおありたす。

ここで、蒞気の吹き出す力を利甚しお煙突から煙りをだし、火宀の䞭で火がよく燃えるように考えられおいたす。

走り装眮

ボむラでできた蒞気を導いお、走る力にする郚分で動力装眮・車茪・蒞気取り出し管などにわけられたす。

たず、ボむラで぀くられた高い気圧の蒞気1517気圧は機関士が加枛匁のハンドルを匕くず、蒞気だめから、䞻蒞気管を通っおシリンダに入りたす。

ボむラでできた蒞気をそのたた䜿うずシリンダで氎になりやすいので煙管の䞭で、もういちど熱を加えお䜿いたす。

䞊の図のように蒞気は分配噚でシリンダの䞭のピストンのたえの郚分に入っおピストンをうしろに抌したす。

ピストンがうしろにいくず分配噚がはたらいおピストンのうしろ偎に蒞気を入れ、ピストンをたえに抌したす。

このピストンの前埌の動きはクロスヘッドからロットを通しお䞻動茪のクラ゜クビンに䌝わり、ここで動茪をたわしたす。

動茪のクランクピンの反察偎には、重い半月圢の重りが぀いおいたす。
クランクピンには、䞈倫な鉄のロッドが぀いおいるので動茪のクランクピン偎が重くなり、回転がむらになりたす。

そこでそれに぀り合うように、反察偎に重りを぀けたのです。

動茪の前埌には機関車が脱線しないようにしおある先茪や機関車のうしろの重さを平均するために぀けられた埌茪がありたす。

そのほか、蒞気機関車には、動茪が滑らないように、砂をたくための砂箱、石炭や氎を入れおある炭氎車テンダ、蒞気がたたりすぎたずきに蒞気を出す安党匁、運転宀の窓から倖がよく芋えるように぀くられた煙りよけ板がありたす。

たた、氎をボむラに入れる絊氎機、ブレヌキ装眮、気笛、発電機なども぀いおいたす。



蒞気機関車のいろいろ

蒞気機関車は、圢、動茪やシリンダの数などによっお、いろいろな皮類におけるこずができたす。

テンダ機関車ずタンク機関車

テ゜ダ機関車は、氎や石炭を積むテンダ炭氎車ずいう車をうしろに぀ないでいる、倧型の機関車です。

タンク機関車は機関車の䞭に石炭ず氎ずを積んだ、小型の機関車です。

シリングの数

シリンダは、巊右に1組み2個あるのがふ぀うですが、なかには、3シリンダ機関車・4シリンダ機関車・6シリンダ機関車などがありたす。

C52圢やC53圢の機関車は、3シリンダをもっおいたした。

旅客甚・貚物甚・こう配甚・入れかえ甚

旅客列車をひくための機関車は、高速が出せるこずが必芁です。
そのために、倧きな動茪盎埄1.75メヌトルをもっおいたす。

C62圢は、日本の代衚的な旅客甚蒞気機関車です。

貚物甚機関車は、速力よりもひく力が倧切ですから動茪の盎埄を1.40メヌトルにし、動茪を旅客甚より倚くした。

4軞の動茪を備えおいたす。

たた、こう配坂道をのがる機関車は、もっず匷い力が必芁なので動茪り盎埄を1.25メヌトルにした、5軞の動茪をも぀、E10圢もありたした。

入れかえ甚の機関車は、駅で客車や貚車の入れ替えに䜿うもので線路の切り替えポむントをたくさん通るため、小型で力の匷い機関車が䜿われおいたす。

蒞気機関車の蚘号ず番号

蒞気機関車にも、人の氏名ず同じように、蚘号ず番号がそれぞれ぀いおいお、たくさんの機関車のうちのどの機関車ず、はっきり蚀えるようになっおいたす。

たず、蚘号の・・・は、動茪の軞数をあらわしたす。
2軞が、3軞が、4軞が、5軞がです。

぀ぎの2けたの数が、1049たではタンク機関車で5099たでがテンダ機関車をしめしおいたす。

その぀ぎに、同じ圢の機関車のうち第䜕番目に぀くられたかをしめす、補造番号が぀けられおいたす。

たた、叀い機関車では、番号だけのものもありたす。
14999たでがタンク機関車で、50009999たでがテング機関車です。




オヌトバむの仕組みずは わかりやすく解説

オヌトバむ

オヌトバむは、車茪が2぀ですから、自転車ず䌌おいたすが排気量が125立方センチ以䞊の゚ンゞンが぀いおいるものは自動車の仲間に入りたす。


オヌトバむの仕組み

オヌトバむのフレヌムは、自転車のフレヌムず䌌おいたすがもっず䞈倫にできおいたす。

車茪のタむダも、自転車より倪いのが぀けおありたす。

車䜓の䞭倮には、たたご圢をした燃料タンクがありその䞋に冷华ひれのたくさん぀いた、空冷匏゚ンゞンがずり぀けおありたす。

゚ンゞンには、4サむクルガ゜リン゚ンゞンや2サむクルガ゜リン゚ンゞンが䜿われおいたす。

゚ンゞンの動力は自動車ず同じようにしおクラッチ・倉速機を通り、うしろの車茪に䌝えられたす。

ハンドルの握りには、レバヌが぀いおいたす。
巊のハンドルによるのはクラッチレバヌで、これをにぎりしめるずクラッチがきれたす。

右のハンドルに぀いおいるレバヌに、ブレヌキレバヌです。
これをにぎりしめるず、前茪にブレヌキがかかるようになっおいたす。

右の握りは、加速グリップアクセルず蚀い加速グリップをひねっおたわすず゚ンゞンの回転数が加枛できたす。

倉速機は、ふ぀う、巊偎の䞋のほうに぀いおいたす。倉速するずきは、巊足で倉速レバヌを動かしたす。

クラッチや倉速機の仕組みは自動車ず䌌おいたす。

倉速レバヌの反察偎にはブレヌキペダルがあり、これを螏むず埌茪にブレヌキがかかりたす。



オヌトバむの仲間

オヌトバむの仲間には、サむドカヌ偎車぀きオヌトバむやスクヌタヌなどがありたす。

サむドカヌ぀きオヌトバむ

オヌトバむの暪に、人を乗せる別の䞭䜓を取り付けた自動車をサむドカヌ぀きオヌトバむず蚀いたす。

スクヌタヌ

スクヌタヌもオヌトバむの䞀皮ですが゚ンゞンが座垭の䞋にあっお、前方に螏み台がありたす。

たた、タむダの盎埄が、55.9センチ22むンチ以䞋のものを蚀いたす。

ほずんどのスクヌタヌには、クラッチレバヌがなく流䜓倉速機などの自動クラッチを備え付けおいたす。

右のハンドルの加速グリップを内偎にたわしおいくず゚ンゞンの回転数が倧きくなり、それに぀れお、ひずりでにクラッチず倉速機がはたらいお走りだすようになりたす。




自動車の運転に必芁な自動車のしくみずは わかりやすく解説

点怜

自動車を運転するには、走り出しおから故障しお事故などを起こさないように充分に点怜するこずが倧切です。

たず、かじずりハンドル・ブレヌキヌ・タむダ・バックミラヌ・方向指瀺噚
・ワむパヌ・譊音噚・前照灯・尟灯・番号灯・制動灯などが完党かどうか調べたす。

たた、ガ゜リン・最滑油゚ンゞンオむル・冷华氎・タむダの空気圧などが充分かどうか、その自動車の車䞡怜査蚌や自動車損害賠償保険蚌、運転する人の運転免蚱蚌があるかどうかなどを確かめなければなりたせん。

゚ンゞンをかけるたえには倉速レバヌが䞭立になっおいるか駐車ブレヌキがかかっおいるかどうかを調べたす。


発車

異垞がないこずを確かめたら、点火スむッチを入れお、゚ンゞンをかけたす。
゚ンゞンがかかったら、クラッチベダルを螏み、倉速レバヌを䜎速に入れたす。

駐車ブレヌキをゆるめ、クラッチペダルを静かに、少しず぀はなしながら、アクセルペダルを軜く螏み぀けるず、自動車はゆっくりず走りだしたす。

加速

車に勢いが぀いたらクラッチペダルを螏んで、倉速レバヌを䞭速に切り替えたす。
クラッチペダルをはなしながら、アクセルペダルを螏みこんでいくずスピヌドが増しおきたす。

぀ぎに、同じようにしお倉走レバヌを高速に入れ、さらにスピヌドを出したす。

曲線道路

曲線道路にさしかかったずきスピヌドを出したたたかじずりハンドルを切るのは危険です。

たず、アクセルペダルをゆるめお、スピヌドを萜ずしたす。
それでもただスピヌドがありすぎるずきにはブレヌキペダルを螏んでスピヌドをもっず萜ずしたす。

そしおかじずりハンドルを曲がろうずする方向にたわしお、進む方向をかえたす。

停車

自動車を止めるずきには、アクセルペダルをはなしお巊足でクラッチベダルを螏み、右足でブレヌキペダルを螏んでブレヌキをかけたす。

自動車が完党に止たったら駐車ブレヌキのレバヌをひいお倉速レバヌを䞭立にもどしたす。

埌退

埌退させたいずきは、自動車をいちど止めおからクラッチペダルを螏んで、倉速レバヌを埌退に入れたす。

クラッチベダルをはなしながら、アクセルペダルを静かに螏んでいきたす。




自動クラッチず流䜓倉速機のしくみずは自動車の動力のしくみ

自動クラッチず流䜓倉速機

゚ンゞンのはたらき具合や自動車の走り具合をたえず泚意しながらクラッチや倉速レバヌを扱うのは、たいぞん面倒なこずです。

たた、倉速レバヌが、䞉段ずか四段ずかにかぎられおいるこずも具合のよいこずではありたせん。

そこでこのごろは、いちいち倉速レバヌを切り替えなくおもスピヌドを加枛できる仕組みを䜿ったものもありたす。

スクヌタヌでは、゚ンゞンの回転が増しお゚ンゞンの軞にはたらく遠心力が倧きくなるずひずりでにクラッチがかかるような仕組みになっおいたす。

自動車では流䜓倉速機トルクコンバヌタずよばれるクラッチず倉速機ずをかねたものが䜿われおいたす。

流䜓倉速機のある自動車には、クラッチペダルがありたせん。


掚進軞ず自圚぀ぎお

倉速機で受け継いだ゚ンゞンの動力は掚進軞プロペラシャフトを通っお、駆動茪の軞に䌝わりたす。

ずころが、駆動茪の軞は荷物の積み方ずか道路のでこがこなどで䞊䞋に動きたす。
この䞊䞋の動きが盎接゚ンゞンに䌝わるず軞が折れおしたいたす。

そこで、無理なく動力が䌝わるように掚進軞の前埌のはしに自圚぀ぎおずいうものが䜿われおいたす。

これは、回転軞の方向を、曲げるこずができる仕組みです。

最終枛速機・差動装眮

掚進軞ず埌茞の軞の぀ながるずころに最終枛速機ず差動装眮ずいう歯車装眮がありたす。

最終枛速機は、掚進軞から䌝わっおきた回転の速さをさらに萜ずし、回転の方向をかえお埌茪をたわす仕組みです。

自動車がたっすぐ走っおいるずきは、䞡偎の車茪は、同じ速さでたわりたす。

ずころが、自動車がカヌブを曲がるずきは倖偎の車茪が内偎の車茪よりも、䜙蚈にたわらなければなりたせん。

もし、倖偎の車茪ず内偎の車茪が同じ軞に぀いおいるずするず軞がねじれお壊れおしたいたす。



そこで自動車には、倖偎の車茪が内偎の車茪よりも䜙蚈にたわるようにした仕掛けが䜿われおいたす。

これが、差動装眮です。

動力を䌝える車軞は、巊ず右の2぀にわかれおいお䞋の図のように歯車のかみあわせで぀ないでありたす。

車軞のあいだにはさたれた小歯車は差動装眮の枠ケヌシングに固定されたスピンドルの䞊で、自由にたわるこずができたす。

ケシングは、枛速機の倧かさ歯車に取り付けおあるのでこの歯車ずいっしょに回転したす。

自動車がたっすぐ進むずきには差動小歯車は転がらずにケヌシングずいっしょにたわりたす。

このため、巊右の軞は同じ回転数でたわりたす。

自動車が巊にたわるずきは、巊偎の車茪が右偎の車茪より倧きな抵抗を受けるので差動歯車のかみあう点に力の差が生じたす。

するず小歯車が自転しお、その分だけ巊偎の差動倧歯車の回転数が枛り右偎の回転数が増しお、巊右の車軞に、回転数の差ができたす。

右に曲がるずきは、これず反察になりたす。
これによっお癜動車は、車軞に無理な力をかけないでカヌブを楜に曲がっお走るこずができたす。




クラッチず倉速機のしくみずは わかりやすく解説

動力を䌝える仕組み

゚ンゞンの動力は、いろいろな装眮を通っお、駆動茪たで䌝わっおいきたす。

これらの装眮によっお、゚ンゞンの回転数を途䞭でかえたり回転の方向をかえたりしおから駆動茪をたわすのです。


クラッチ

゚ンゞンず倉速機ずのあいだにあっお、゚ンゞンの動力を倉速機に䌝えたり切ったりするはたらきをしおいるのがクラッチです。

ふ぀うのクラッチは、2枚の円板からできおいお円板のあいだにはたらく摩擊を利甚しお動力を䌝えたす。

円板のうちの1぀は、゚ンゞンのうしろのはしに぀いおいる、はずみ車の内偎です。
もう1぀の円板は、倉速機の軞に取り付けおあっお、摩擊を倧きくするために、おもに石綿を材料にした板がはり぀けおありたす。

2枚の円板は、ばねの力で、互いに抌し付けられおいたす。
そのため、゚ンゞンがたわれば、いっしょにたわりたす。

ずころが、クラッチペダルを螏むず、おこの仕掛けでばねが抌し瞮められ、互いにはなれたす。
したがっお、゚ンゞンの回転は、倉速機に䌝わらなくなりたす。

クラッチペダルは、゚ンゞンから駆動茪に動力を䌝えたくないずきに螏み぀けたす。

たずえば、車のスピヌドをかえるために倉速機の歯車のかみあわせをかえるずきや、発進・停止のずきなどにはかならず螏みたす。

自動車に䜿われおいるクラッチには、このほか、数枚の円板を互いに重ね合わせたものや遠心クラッチ・電磁クラッチ・流䜓クラッチなどがありたす。

遠心クラッチは、゚ンゞンの回転数がある倀以䞊になるず遠心力によりクラッチの摩擊板が広がりその力でクラッチドラムを匷く抌さえ぀け、回転力が䌝えられるようになっおしたす。

゚ンゞンの回転が遅くなるず、遠心力が小さくなるので摩擊板ずクラッチドラムがはなれ、回転力は䌝わりたせん。

仕組みがかんたんなので、スクヌタヌなどに䜿われたす。



倉速機

倉速機は、倧きさの違ういく぀かの歯車の組み合わせでクラッチのすぐうしろに取り付けおありたす。

゚ンゞンの回転数は、アクセルペダルを螏むず気化噚の䞭のスロットバルプが開いお毎分5005000回転くらいたでかえるこずができたす。

しかし、あたり遅くしたり、逆にたわしたりするこずはできたせん。

倉速機は、この゚ンゞンの回転の速さず方向を途䞭でいろいろずかえお駆動茪に䌝えるはたらきをしたす。

歯車の組み合わせをかえるず、駆動茪に䌝わる回転の速さをかえたり逆たわりさせたりするこずができたす。
そのため、自動車の走る速さをかえたり、埌退させたりするこずができたす。

倉速機の歯車の組み合わせをかえるためには、おこを利甚した倉速レバヌを䜿いたす。

䞋の図で、①②③のずころに倉速レバヌをおけば䜎速・䞭速・高速ず、倉速機の歯車が䞉段に切り替えられたす。

埌退するずきには、のずころに倉速レバヌをもっおきたす。

このように、速さが䞉段階にかえられる倉速機を前進䞉段埌進䞀段の倉速機ず蚀いたす。

トラックやバスなどの倧型自動車や乗甚車の䞀郚には前進四段の倉速機が䜿われおいたす。

倉速機には、自動車のスピヌドず぀ながりをも぀、もう1぀の倧切なはたらきがありたす。

かけっこをするずきのこずを考えおみたしょう。
出発点に手を぀いお、合い図ずずもに、思いきり地面を蹎っお飛び出しおいきたす。
走っおいるずきも、足で地面を蹎っおいたすが、スタヌトのずきが、いちばん足に力がかかりたす。

自動車もこれず同じでスタヌトのずきに倧きな力で地面を蹎らなければなりたせん。
ずころが、゚ンゞンは、ある決たった動力しか出すこずができたせん。

倧きな゚ンゞンを぀けるず、スタヌトは楜にできたすが重くなりすぎお平地をふ぀うに走るには䞍経枈です。

そこで、必芁なずきに倧きな力を出す仕組みがあれば、たいぞん郜合がよいわけです。
倉速機は、このためにも倧切な圹割りをはたしおいるのです。

それには、歯車の組み合わせによっお、車軞に䌝わる回転を、遅くしおやりたす。
するず、゚ンゞンの動力は同じでも、倧きな力が駆動茪に䌝わりたす。

ですから、スタヌトするずきには、倉速レバヌを䜎速の䜍眮においお駆動茪をゆっくりずたわし、駆動茪に倧きな力をあたえおやりたす。

こうすれば、自動車は、倧きな力で地面を蹎っお走りだしたす。

車が走りだしたら倉速レバヌを䞭速たたは高速に切り替えお駆動茪の回転をは止め、スピヌドを増したす。




モバむルバヌゞョンを終了