空気による浮力ずは気䜓の比重ずは わかりやすく解説

氎玠を぀めた颚船

アルキメデスの原理は、氎ばかりでなく、空気に぀いおも成り立ちたす。

぀たり、空気䞭にある物は、すべおその物ず同じ䜓積の空気の重さに等しい浮力を受けお、その分だけ軜くなっおいたす。

ゎム颚船は、空気を぀めおも浮かび䞊がりたせんが氎玠を぀めるず、空気䞭に浮かび䞊がりたす。
これに颚船党䜓の重さより、颚船にはたらく空気の浮力のほうが倧きいからです。

たずえば、1リットルの氎玠を぀めた颚船には玄1.29グラムの浮力がはたらきたす。

1リットルの氎玠の重さは玄0.09グラムですから
1.29 – 0.09  1.20グラム
だけの力を受けお、この颚船は空気䞭に浮かび䞊がるのです。

しかし、実際には颚船や糞の重さがあるので颚船を浮かせる力はもっず小さくなりたす。


物の重さず空気の浮力

空気䞭で物の重さを枬るず、その倀は本圓の重さずは、少し違っおきたす。

たずえば、ばねばかりで物の重さを枬るず空気による浮力だけ小さい倀があらわれおくるからです。

匏であらわすず、枬った倀本圓の重さ-空気の重さになりたす。

そのため、本圓の重さを知るには枬った倀に空気の浮力を足しおやらなければなりたせん。

しかし、空気の重さは、ふ぀うの物の重さにくらべお非垞に小さいので私たちがふ぀うに物の重さを枬るずきには空気による浮力を考えないこずにしおいたす。

気䜓の比重

空気より比重の小さい気䜓を颚船に぀めるずその颚船は、空気䞭に浮かびあがりたす。

たずえば、ヘリりムずいう気䜓は、その比重が空気の玄0.14倍なので倧きな気球を飛ばすずきに䜿われたす。

いろいろな気䜓の比重を調べるず、空気の比重よりも倧きいものも小さいものもありたす。

たずえば、酞玠の比重は、空気の玄1.1倍でアンモニアは空気の0.597倍にあたりたす。




空気の性質ずは空気の匟性ず重さずは わかりやすく解説

空気の重さず浮力

私たちは、空気を芋るこずも、手で掎むこずもできたせん。

しかし、空気は草や朚が成長するずきにも、たた、私たちが呌吞をしたり、あるいは、物が燃えたりするずきにも、なくおはならないものなのです。

空気は、私たちの頭の䞊ばかりでなく䜓内にも、䜓の呚りにも、いたるずころにありたす。

そこで、空気にはどんな性質があるか、調べおみたしょう。


空気の色ずにおい

スポむトの先を氎の䞭に入れ、頭に぀いおいるゎムを抌すずがこがこず泡が出おきたす。

これは、スポむトの䞭の空気が出おきたのです。

たた、空のコップをふせたたた氎の䞭に抌し蟌んでみるず、コップの䞭に氎はあたりあがりたせん。
この氎のないずころには、空気が入っおいるのです。

コップを少しず぀暪に傟けるずやはり䞭の空気が泡になっお倖ぞ出おいきたす。

たた、ゎム颚船をふくらたせお、手をはなすず、颚船は前ぞ飛出したす。
これは、颚船の䞭の空気が目には芋えたせんが、勢いよく倖ぞ出るのでその反動で颚船が抌されるからです。

ふ぀うの空気には、色もないし、においも、味もありたせん。

空気の通る道

空気には、どんな小さな隙間にも入っおいこうずする性質がありたす。
それで、特別に空気を抜いたずころのほかはたいおいのずころに空気が入っおいたす。

今、氎をいっぱい詰めたサむダヌ瓶を、逆さにしおみたしょう。
氎が倖ぞ出おいくずき、空気が泡になっお瓶の䞭に入っおいくのが芋えたす。

これは、氎がでたあずに隙間ができるずその隙間を埋めようずしお、空気が瓶の䞭に入り蟌むからです。

たた、猶入りのゞュヌスをコップにう぀すのに1぀だけ穎を開けたのではゞュヌスがよくでたせん。

これも、猶の䞭に空気が入りこもうずしおゞュヌスが出おいくのを邪魔するからです。

このため、別のずころにもう1぀空気の入る穎を開けるずこんどはよく出るようになりたす。

たた、醀油瓶から、醀油を出すずき空気の取り入れ口を぀けた栓をするず、醀油が、よくでたす。

空気の匟性

みなさんは、玙玉鉄砲で遊んだこずがあるでしょう。
玉をう぀ためには、たず1぀目の玉を筒の先に抌し蟌み぀ぎに、2぀目の玉を匷く抌し蟌むず、先の玉が飛出したす。

これは2぀目の玉を抌しお、玉ず玉のあいだの空気を抌し瞮めるずその空気が、もずの䜓積たで広がろうずしお1぀目の玉を匷く抌し出すからです。

これは、ゎムひもを䌞ばしおおいお、その力を急に緩めるずゎムひもがもずの圢にもどるのず同じです。

このような性質を匟性ず蚀いたす。
玙玉鉄砲で玉を撃぀こずができるのも、空気に匟性があるからです。

そのほか、自転車に䜿う空気ポンプの空気の出口を硬く閉じおポンプのピストンを匷く抌すず、逆に抌し返されるのも空気の匟性によるものです。

たた、ゎムたりやフットボヌルのたたが匟むのも地面にあたっお瞮んだ空気が、もずの䜓積にふくれるのでその力で飛び䞊がるのです。

混合物ずしおの空気

空気は物が燃えるのに圹立぀気䜓ずそうでない気䜓ずが混ざりあったものです。

物が燃えるのに圹立぀気䜓は酞玠で、その量は空気の䜓積の玄5分の1です。
たた、物が燃えるのに圹立たない気䜓は、おもに窒玠でその量は空気の䜓積の玄5分の4です。

このほかにも少量の氎蒞気や、二酞化炭玠もふくたれおいたす。
たた、アルゎン・ネオン・ヘリりムなどの気䜓もありたす。
空気は、このようないろいろな気䜓がたじりあった混合物なのです。

たた、ふ぀うには、空気は気䜓ですが、抌し瞮めた空気を急に膚匵させるず枩床が䞋がる性質がありたす。

そしお、零䞋190床ほどになるず空気は぀いに液䜓になっおしたいたす。
これを、液䜓空気ず呌んでいたす。

液䜓空気をほうっおおくず、はじめに窒玠の倚い気䜓が蒞発するのであずに残る気䜓には、酞玠が倚くなりたす。

そこで、この性質を利甚するず、液䜓空気から窒玠ず酞玠ずをわけるこずができたす。



空気の広がり

私たちの呚りにある空気は、空の高いずころたで広がっおいたす。
そしお、この空気の厚い局が地球を取り巻いおいたす。
このような厚い空気の局を、倧気ずよんでいたす。

たた、空気は、地球の衚面から遠くはなれるに぀れおしだいにうすくなりたす。
党䜓の空気の玄半分は、5.5キロメヌトル以䞋のずころにあるず蚀われたす。

倧気がどのくらいの高さたであるかよくわかりたせんが孊者たちは、オヌロラのあらわれる高さから考えお少なくずも、地䞊1000キロメヌトルたで、空気があるず考えおいたす。

空気の重さ

空気に重さがあるなどず蚀うず、䞍思議に思う人もいるかもしれたせん。

しかし、ガリレオ・ガリレむずいう人は、぀ぎのような方法で空気にも重さがあるこずを確かめたした。

ガリレオは、たず倧きなガラスの瓶の䞭に、空気をポンプで抌し蟌みこの瓶を枬りにかけお぀り合わせたした。

぀ぎに瓶の栓を開けお重さを枬るず、瓶の䞭の空気の䞀郚分が逃げ出しお、瓶のほうが軜くなるので、重りが䞋がりたした。

このずき、もし、逃げ出した空気ず同じ重さの重りを瓶のほうにかければ、枬りはふたたび぀り合うはずです。
このこずから、空気にも重さがあるこずがわかりたした。

あずで、ガリレオはもっずくわしく調べお同じ䜓積の氎の重さの400分の1であるずしたした。
しかし、珟圚では、氎の重さの玄800分の1であるこずがわかっおいたす。

空気の重さの枬り方

私たちはガリレオずは別の方法で、空気の重さを枬るこずができたす。

それには、たずフラスコの空気を抜き取っおそのずきのフラスコの重さを枬りたす。

぀ぎに、フラスコに空気を入れお、もういちど重さを枬りたす。
このずき増えた重さがフラスコの䞭に入った空気の重さです。

たた、フラスコの容積を枬り、空気の重さをフラスコの容積でわれば1立方センチあたりの空気の重さがわかりたす。

実隓

たず、200立方センチくらいのフラスコに少量の氎を入れ、ガラス管の先にゎ厶管を぀けた栓をしたす。

そしお、アルコヌルランプで、フラスコの氎に立おたす。
するず、フラスコの䞭の空気は氎蒞気ずいっしょにほずんど倖に出おしたいたす。

぀ぎに火を消し、すぐにゎム管を曲げおピンチコックではさみたす。
そしお、フラスコを氎で冷やしおから、フラスコ党䜓の重さを枬りたす。

氎蒞気は、氎になるず、その䜓積が玄1650分の1に枛るのでこのフラスコの䞭は、ほずんど真空に近い状態になっおいたす。

こんどはピンチコックを開いおフラスコに空気を入れもういちど重さを枬っおみたしょう。
このずき増えた重さが、空気の重さです。

最埌に、メスシリンダを䜿っおフラスコに䜕立方センチの氎が入るか調べおみたす。

こうしお容積を枬っおから、空気の重さを容積でわっお1立方センチあたりの空気の重さを出しおみたしょう。

くわしく調べるず、0℃䞀気圧のずきの空気の重さは1立方センチあたり、0.001293グラムです。

぀たり、1リットルあたり、玄1.29グラムです。




毛管珟象ずは日垞芋られる毛管珟象ずは わかりやすく解説

毛管珟象ず氎の高さ

现い穎の通ったガラス管これを毛管ずいうの䞋のはしを氎槜に入れたす。

このずき、毛管の内面がきれいであれば、氎は内面を濡らしながら毛管の穎を通っお、ある高さたであがりたす。

このずきの毛管内の氎面を泚意しおみるず、䞋偎にくがんでいたす。


こんどは、同じ毛管の内面に油を塗っお、氎に立おおみるずたえずは反察に、毛竹管の氎は䞋がっおしたいたす。

このずきの毛管内の氎面は、たえず反察に、䞊偎にもりあがっおいたす。

このような珟象を毛竹珟象ず蚀いたす。
これも、衚面匵力によっお起きる珟象の1぀です。

内面がきれいなガラスの毛管ではガラスが氎に濡れおその管内の氎面は、䞋偎がくがんだ圢になっおいたす。

ずころが、このような面は氎平な面よりも衚面積が広いので衚面匵力のはたらきは、この面を氎平にしようずしお䞋の氎たでもひきあげおしたいたす。

そしお、氎面があがっお氎平になるず氎はガラスをぬらす性質があるので、たた䞋偎にくがんだ圢になりたす。

そこで、たた同じこずが繰り返されお氎面が高くあげられしたいにはくがんだ氎曲をもちあげようずする衚面匵力ずその䞋の氎の柱の重さずが、同じになっおしたいたす。

぀たり、そこたで毛管内の氎面が衚面匵力によっおあげられたこずになるのです。

たた、毛管内か氎で濡れないようにしおある堎合にはたえず反察で管内の氎面は䞊にずがった圢になりたす。

こんどは、衚面匵力によっお、氎面が抌し䞋げられるこずになるのです。
そしお衚面匵力の抌し䞋げようずする力ず面の深さによっお決たる氎圧ずは、同じになるずころたで䞋がっお぀り合うこずになりたす。

氎銀の䞭に、ガラスの毛管を立おる堎合にはい぀でも毛管内の氎銀面が䞋げられたす。

たた、毛管珟象によっおあがる氎の高さは毛管の穎の倪さによっお違いたす。

穎が现いほど、管内の氎面の曲がり方が激しくなり衚面匵力の効果が倧きくなるので、氎は高くあげられたす。

同じ穎の倪さの毛管でも、液䜓の皮類が違うず、あがる高さも違いたす。
これは液䜓の皮類によっお、衚面匵力も密床も違うからです。

このこずを利甚しお、いろいろな液䜓の衚面匵力の匷さを枬るこずができたす。



日垞芋られる毛管珟象

おぬぐいの䞀方のはしを氎に぀けおおくずしだいに䞊のほうたで濡れおくるのは氎が垃目を毛管ずしおあがっおくるためです。

すい取り玙のはたらきも、䞇幎筆の先にむンキを送るしくみも毛管珟象に基づくものです。

たた、䞋の図のような自蚘枩床蚈や也湿球湿床蚈などに䜿われおいる蚘録甚のペンも、䞇幎筆のペンず同じしくみです。

そのほか、倧きな朚が、根で吞った氎を高い先の葉たで運ぶこずができるのも1぀にはこの毛管珟象の助けによっおいるのです。




衚面匵力ずは衚面匵力の利甚ずは わかりやすく解説

衚面匵力

容噚に入っおいる氎の面は、い぀でも氎平ですが毛垃やほこりの積もった床などに萜ずした氎滎は、ほが球圢になっおいたす。

たた、スむレンやむモの葉の䞊にある氎滎も、䞞い玉になっおいたす。
氎道管からがたがた垂れおいる氎や雚粒も空䞭ではだいたい球圢になっおいたす。

たた、コップに氎を静かに泚いでいっぱいにしおからなお氎を加えおいくず氎はこがれないで、氎の山もりができたす。

このほかにも、私たちの身のたわりにはこれに䌌た珟象がいろいろ芋られたすがいずれも氎の衚面の性質によるのです。


氎には、その衚面積を、できるだけ小さくしようずする性質がありたす。
この性質のために、氎の衚面には、力がはたらいおいるのです。

氎ばかりでなく、どんな液䜓にも、このような性質があっおその裏面に力がはたらいおいたす。
そこで、この力を液䜓の衚面匵力ず呌んでいたす。

この力があるために、液䜓の衚面にはうすい膜があっおその膜が、い぀も小さく瞮もうずしおいたす。

小さな氎の粒が球圢になろうずするのも、衚面匵力のためです。
たるい球の圢は、䜓積が䞀定であるずきいちばん小さい衚面積をもった圢なのです。

コップの氎がこがれでるには、氎がいっぱしになったうえにもっず衚面が広くならなくおはなりたせん。
ですから衚面匵力のほうが、暪に流れでる力よりも匷いあいだは氎の山もりができるのです。

実隓1

鉄は氎に沈みたす。
ずころが、油をぬった針を静かに氎面におくず氎に浮かべるこずかできたす。

針の眮き方は、図のように、ろ玙を䜿うのがよい方法です。

氎にぬれない針は、たず自分の重みで、氎面の膜をくがたしたす。
そのために衚面がわずかに広くなるので、衚面匵力はそのくがんだ面をもずにもどそうずはたらきたす。

この力が、針を支えおいるのです。

これずたったく同じ原理で、氎面を運動する動物がいたす。
それは、池などにいるアメンボやミズスマシの仲間です。
ちょうど、氎面のうすい膜の䞊を氷すべりでもしおいるように走っおいきたす。

実隓2

䞀方のガラス管が短い字管を甚意しお長いガラス管のほうから、静かに氎を入れおやりたす。

短い管が氎でいっぱいになっおも、なお氎を加えるず、氎はこがれないで、図のように管の氎面が違ったたたで぀りあっおいたす。

このずき、短い管の氎面は、半球状にもりあがっおいたす。

これも、衚面匵力のはたらきです。
短い管の氎面が半球状にもりあがっおいるので平らな堎合よりも、衚面が広くなっおいたす。

そのため、衚面匵力は球面を䞋げるようにはたらくので長い管の氎面はその力に぀りあう分だけ、高くあがるこずができるわけです。

実隓3

針金で、コの字圢のわくを぀くり、2本の針金の先を図のように曲げお、それに針金をわたしおおきたす。

これを石鹞液に入れお静かに鉛盎に匕き出すずわくにうすい石鹞の膜ができたす。

さらに、わくを静かに傟けお、氎平に近づけおいくず針金が膜でひきあげられるようになりたす。

この堎合、石鹞液にも、衚面匵力がありたす。
そのため、石鹞の膜はできるだけ衚面積を小さくしようずしお針金を内偎に匕いおいるのです。

ずころが動くのは針金だけですが、針金には重力が別にはたらいおいるので、その重力よりも倧きくなければ動かすこずはできたせん。

わくを傟けるず、針金にはたらく重力は図のようにわけお考えられたす。
そしお、したいには衚面匵力のほうが倧きくなっお針金を匕き䞊げるのです。

走る小舟

衚面匵力を利甚したおもしろいおもちゃがありたす。
倏の倕方、えん日などで芋かけるセルロむドの小さな船です。

この船のうしろに、しょうのうの小さな癜いかたたりを1぀぀けお氎に攟すず小舟は生きおでもいるように、い぀たでも氎面を走り぀づけたす。

この小舟の動力が、実は衚面匵力なのです。
しょうのうが氎に溶けるず、溶けた氎の衚面匵力が小さくなりたす。

そのために、小舟のたえずうしろでは、衚面匵力の違いができ小舟は倧きな衚面匵力のはたらく方向ぞ動きだすのです。



散匟の補造

りサギや小鳥をう぀のに䜿われる猟銃匟は散匟ずいっお、小さな鉛の玉がたくさん入ったものです。
この鉛の玉の補造には衚面匵力が䞊手に利甚されおいたす。

はじめ、高枩に熱しお溶かした液状の鉛を適圓な倧きさの穎の開いたふるいのようなものから䞋の氎の䞭ぞふるい萜ずしたす。

穎からふるい萜ずされた液状の鉛は空䞭を萜ちおいるあいだに衚面匵力のはたらきで小さな球圢になりたす。
これがそのたた氎におちこんで、急に冷やされ、鉛の玉になるのです。

この堎合、ふるいの䜍眮があたりに䜎すぎるずきれいな球圢の玉ができたせん。

シャボン玉

シャボン玉ずゎム颚船はよく䌌おいたすがこの玉が瞮もうずする力はゎム颚船ではゎムの匟力ですがシャボン玉では石鹞の膜にはたらく衚面匵力です。

いた、ここに、倧きさも厚さも同じ2぀のゎム颚船を甚意しお䞀方を倧きく、他方を小さくふくらたせたす。

それを図のように、ガラス管の䞡はしにずり぀けたす。
するず、倧きいほうから、小さいほうのゎム颚船に空気が流れお同じ倧きさになっお぀りあいたす。

ずころが、図のように、シャボン玉で同じような実隓をしおみるず小さいほうから倧きいほうのシャボン玉に空気が流れお小さいほうは、たすたす小さくなっおしたいたす。

この実隓からわかるこずは衚面匵力はゎムの匟力ずは違うずいうこずです。

ゎム颚船の堎合には、倧きくふくらんだほうがもずにもどろうずする匟力が匷くなりたす。

しかし、シャボン玉では、面の曲がり方が倧きいほど぀たり、小さいシャボン玉ほど、衚面匵力の効果が倧きくなるのです。

容噚の壁ず液䜓

ガラスの容噚に入れられた氎の面はガラスの壁の近くでは氎平になっおいたせん。

ガラスの壁がきれいで、氎に濡れやすくなっおいるずその面は、図のように、䞊に曲がっおいたす。

たた、もし、ガラスの壁に油をぬっお、氎に濡れないようにしおおくずこんどは反察に䞋に曲がりたす。

氎がガラスの壁を濡らす堎合には、ガラスの壁は氎を持ち䞊げお図の䞋のような実線でしめす圢の氎面になりたす。

これでは、氎の衚面が広くなるので、衚面匵力のはたらきによっお図の点線の圢にしお安定を枬るのです。

反察にガラスの壁が濡れない堎合には、はじめ実線の圢をずろうずしたすが、これも衚面匵力のはたらきで、図の点線の圢になりたす。

たた氎銀は、ガラスを濡らさないのでガラスの容噚に入れられた氎声にガラスの壁の近くでは、い぀でも䞋に曲がった面になりたす。




氎準面ず氎平面ずは連通管の利甚ずは わかりやすく解説

氎準面ず氎平面

糞のはしに小石を぀けおたらすず、糞はたっすぐな盎線状になりたす。
この糞の方向を鉛盎方向ず蚀い、その線を鉛盎線ず蚀いたす。

いた、氎槜に氎を入れ、図のように糞をたらしおその糞ず氎面ずの関係を調べおみるず氎面は糞の鉛盎線に垂盎になっおいたす。

静かな池の氎面でも、同じこずがわかりたす。
このような性質のある氎面を、氎準面ず呌んでいたす。

ずころが、鉛盎線は地球の䞭心にむかう線であり地球はほが球圢であるこずを考えるず、広い氎準面は球面状になっおいなくおはなりたせん。

氎槜に入った氎の衚面や、小さな池の氎面などでは地球が非垞に倧きいので、その曲がり方がわからないだけなのです。

容噚に入った氎の面を平らに䌞ばしおみるず図のように、氎凖面ずは違った面が埗られたす。

これを、氎平面ず呌んでいたす。

したがっお、容噚䞭の氎準面は、い぀でも氎平面だず蚀えたす。


連通管

いく぀かのガラス管を、底で぀ないだ容噚を、連通管ず蚀いたす。

氎の入った連通管の氎面は、どれも氎平面になっおいおこれらのうちのどれか1぀の氎面を平らに䌞ばすずどの管の氎平面も同じ高さになりたす。

このわけを、図のような字管の連通管で調べおみたしょう。

字管の底を぀なぐガラス管に、図のような1぀の面を考えるず氎が静止しおいるためには、この面を抌す右からの氎圧も巊からの氎圧も、同じ倧きさでなくおはなりたせん。

ずころが、氎圧の匷さは、氎面からの深さだけできたりたすからこの2぀の氎圧が等しくなるためには、䞡方の管の氎面が同じ氎平面であればよいこずになりたす。

連通管の利甚

ボむラなどのように、䞭を通しお芋えない物に入っおいる氎の量を知るのには、氎䜍蚈が䜿われたす。

これは、现いガラス管になっおいお連通管の原理によっお、ガラス管の氎面ず同じ高さたで、氎があるこずがわかるしくみになっおいたす。

氎準噚

氎平を確かめるための道具に、氎準噚がありたす。

これは䞋の写真のように、曲がったガラス管に゚ヌテルが゚ヌテルずアルコヌルの混じった液を入れ空気をわずかに残しお䞡はしを閉じたものです。

ガラス管の気ほう閉じ蟌められた空気がちょうど䞭倮で止たっおいれば、その氎準噚は氎平なのです。




浮力が利甚されおいるものずは わかりやすく解説

船

船は、鉄で぀くられおいたすが、氎に浮かびたす。
掗面噚や茶碗なども氎に浮かびたすが氎が容噚の䞭に入りすぎるず沈んでしたいたす。

蚀い換えれば、容噚の内郚の空気を氎におきかえるず沈んでしたいたす。
このこずから、物が浮かんでいるためには内郚の空気が倧切なはたらきをしおいるこずがわかりたす。

たずえば、茶碗をずっお、このわけを考えおみたしょう。

浮いおいる茶碗がおしのける氎の䜓積は図の氎面䞋の斜線の郚分の䜓積に等しいはずです。

この䜓積のうち、比重が1より倧きな瀬戞物でしめる䜓積の割合いは極めお小さく、その倧郚分は、氎よりはるかに軜い空気です。

しかし、空気の郚分でおしのけた氎の重さも浮力ずしおはたらくので、茶碗が浮くようになるのです。

このように、材料でおしのける氎の重さよりも空気でおしのける重さのほうを倧きくするように工倫すればたずえ材料の比重が1より倧きくおもその物を浮かせるだけの浮力を぀くるこずができたす。

船が浮かぶわけも、茶碗ず同じです。


比重の枬定

浮力を利甚しお、いろいろな物の比重をかんたんに枬るこずができたす。

氎に沈む物の比重

たずえば、石の比重を枬るには、たず石の空気䞭での重さを枬りたす。
぀ぎに、氎䞭での石の重さを枬れば、石の比重がもずめられたす。

氎に浮く物の比重は、もちろんこの方法では、枬れたせん。

その堎合には、その物を静かに氎䞭におしこんでしたうたでに流れでた氎の重さを枬り、それで空気䞭の重さをわればその比重をもずめるこずかできたす。

液䜓の比重

油の比重は、油に沈む物の重さを、぀ぎのように枬れば、もずめられたす。
たずえば油に沈む物ずしお、石を遞んだずするずたず、空気䞭での石の重さを枬りたす。

぀ぎに、氎䞭での石の重さず油の䞭での石の重さをはかりたす。

そしお、぀ぎの匏から、油の比重をもずめたす。

浮きばかり

浮きばかりは、液䜓の比重をかんたんに枬るためのものです。

これを枬ろうずする液の䞭に浮かべその液面の目もりを読みずれば、それが比重になりたす。

浮きばかりの目もりには、その目もりより䞋の郚分の䜓積で浮きばかり党䜓の重さを割った倀が、曞きこたれおいたす。

いた、この浮きばかりをある液に浮かせおみお液面の目もりが1.3であったずしたす。

するず、この目もり以䞋の䜓積に等しい液䜓の重さが浮力ずしおはたらき、それが浮きばかり党䜓の重さず぀りあっおいるはずです。

したがっお、目もり1.3は、この液䜓の密床だずいうこずになりたす。
密床も比重も同じあたいですから、これを比重ずいっおよいのです。

浮き

海氎よく䜿われる、浮き茪や浮きボヌト、枯や海岞などで芋かける浮暙なども、浮力を利甚したものです。

そのほか、自蚘雚量蚈で雚量を枬るずきやガス湯わかし噚で氎の量を加枛するずころなどに浮きが䞊手に利甚されおしたす。




氎による浮力ずはアルキメデスの原理ずは

氎による浮力

ガラスの欠片を、氎に浮かべようずしおも、沈んでしたいたす。
ずころが、空のガラス瓶は、浮かびたす。
たた、朚片は、内郚が空でなくおも浮かびたす。

空の瓶でも、その䞭に釘のようなものを入れおいくずだんだん沈むようになり、したいにはただ䞭に空気が入っおいおも沈んでしたいたす。

このように、物が浮かんだり、沈んだりするのはどんな条件で決たるのか、調べおみたしょう。


氎䞭での物の重さ

氎の䞭では、物の重さは、どうかわるか、぀ぎの実隓をしお調べおみたす。

実隓1

甚意するものは、おしばね兌川のばねばかり倧きいビヌカヌ、小さいビヌカヌ、䞊ざらおんびん、糞、小石、朚片です。
倧きいビヌカヌの口にパラフィンをぬっお氎の衚面匵力をふせぎたす。

① 小石を糞でゆわえ぀け、空気䞭での重さを、ばねばかりではかりたす。

② 倧きいビヌカヌを少しななめにしお氎があふれでるくらいにしおおきたす。

図のようにばねばかりに぀るした小石をビヌカヌの底に぀けないようにしお、氎䞭での重さをはかりたす。

③ こがれでた氎を、小さいビヌカヌにずりその氎の重さを䞊ざらおんびんではかりたす。

氎の重さのはかり方は、空のビヌカヌの重さをあらかじめはかっおおき、぀ぎの匏でもずめたす。

氎の入ったビヌカヌの重さ空のビヌカヌの重さ氎の重さ

実隓2

こんどは朚片を甚意したす。

① 朚片の重さを空気䞭ではかりたす。

② この朚片を静かに氎に浮かべ、このずき流れでた氎をビヌカヌにずっお、その氎の重さをはかりたす。

③ 朚片をおしばね兌甚のばねばかりで、静かに氎䞭に沈めたす。
そしお、朚片が完党に氎に぀かったずきのばねばかりの目もりを読みずりたす。

ばねばかりで読みずった重さは浮いおいる朚片を完党に沈めるために必芁な力です。
このずき流れでた氎を別のビヌカヌにずっお、その氎の重さをはかりたす。

④ 朚片を、氎䞭深く沈めたずきず、浅いずきずでばねばかりの目もりに違いがあるかどうかを確かめたす。

これらの実隓から埗た結果をくらべおみるず぀ぎのようなこずがわかりたす。

実隓1)から小石の空気䞭での重さは氎䞭での重さず、こがれでた氎の重さの和に等しい。

実隓2)から1朚片の空気䞭での重さは朚片を浮かべたずきにこがれでた氎の重さに等しい。
2浮かんでいる朚片を、完党に沈めるために必芁な力はそのずき流れでた氎の重さに等しい。

3②ず③のずき、流れ出た氎の重さを加えたものは空気䞭での朚片の重さず朚片を完党に沈めるために必芁な力ずを加えたものに等しい。

4朚片を完党に沈めるために必芁な力は氎の深さで、かわるこずはない。



アルキメデスの原理

実隓の結果を䞊手に説明するためには、氎䞭での物䜓はその物䜓がおしのけた氎の重さだけ軜くなるず考えればよいのです。

これを、アルキメデスの原理ず呌んでいたす。

たた、物を軜くするためにはたらく力を、浮力ず蚀いたす。
したがっお浮力は、物䜓がおしのけた氎の重さに等しいわけです。
これらのこずは、氎ばかりでなく、ほかの液䜓に぀いおも同じです。

実隓1」で、氎䞭での小石の重さは、小石が沈んで、おしのけられおこがれでた氎の重さず同じだから、その氎の重さだけ軜くなりたす。

実隓」では、最初にこがれでた氎は、朚片が氎にひたっおいる郚分が、おしのけた氎ですから、この氎の重さだけの浮力が朚片にはたらいおいるはずです。

この浮力が、朚片の重さに等しいので、぀りあっお浮いおいるのです。

぀ぎに、氎に浮いおいる朚片を、さらに氎の䞭に抌し蟌むのには、力が必芁なこずが、たえの実隓でわかりたした。
この力は、氎面に出おいた朚片がおしのけた氎の重さに等しい力です。

このこずは、朚片が、新たにおしのけた氎の重さず同じ浮力を受けるので、それず同じ力を、浮力ず反察方向に加えおやる必芁があるからです。

たた、朚片を党郚氎䞭に沈めたずきには朚片ず同じ䜓積の氎がおしのけられるので、浮力の倧きさは2回にわたっお流れでた氎の党䜓の重さに等しくなりたす。

ずころが朚片の重さは、この氎の重さよりも小さいので浮いおしたうのです。

朚片を、完党に氎に沈めおおくには朚片の重さずこがれでた氎党䜓の重さずの差だけの力を浮力ず反察向きに加えなくおはなりたせん。

この堎合、浮力の倧きさずは、氎䞭の深さに関係なくただおしのけた氎の重さだけで決たるこずです。

氎に浮くもの・沈むもの

ガラスのビヌ玉が沈むのは、ビヌ玉の䜓積に等しい氎の重さよりビヌ玉の重さのほうが倧きいからです。

ここで、たえに説明した物の比重を思い出しおみたしょう。
比重は、同じ䜓倣の氎の重さの䜕倍であるかをあらわした数倀なので比重が1より倧きな物は、氎に浮かせるず、浮力よりもその物の重さのほうが倧きいこずになりたす。

このため、そのようなものは、氎に沈みたす。
反察に、比重が1より小さいず、その物は氎に浮かびたす。

もし、比重がちょうど1であればその物は、氎䞭にもぐり、氎䞭のどこにでも留たっおいたす。

しかし、比重が1より倧きな物でも、その物の圢をうたく工倫すれば瓶や掗面噚のように、氎に浮かべるこずができたす。

たた、もし氎のかわりに氎銀を䜿ったずすればこんどは、物がおしのけられた氎銀の重さず同じ浮力を受けるので銀や鉄なども浮いおしたいたす。

氎銀の比重は、玄13.6で、銀の比重が10.5、鉄の比重が7.9だからです。
しかし、金のように、比重が19.3のものは、氎銀の䞭に沈みたす。




パスカルの原理ずは氎圧機ずは わかりやすく解説

パスカルの原理

こんどは、倖から圧力を加えたずき氎の内郚にどんな倉化が起きるかを、考えおみたしょう。


ゎムたりに同じ倧きさの小さな穎をたくさん開けおその䞭に氎をいっぱい入れたす。

穎が小さいず、そのたたでは氎は倖に流れでるこずはありたせん。

このずきゎムたりの内郚には氎圧があり、䞋偎の郚分ではその䞊の氎の重さだけの圧力を受けおいたすが衚面匵力のために、氎は流れないのです。

ずころが、いたこのゎムたりの䞀郚を、倖偎から指で抌しおみたす。
するず、䞭の氎はどの穎からも、ゎムたりの面に垂盎にしかもほずんど同じ勢いで飛出したす。

指の近くの穎では、飛び出る氎の方向は、倖から加えた力の方向ずはほずんど反察になりたすが、やはりほかの穎ず同じように飛び出たす。

たた、抌す指の力を匷くするず、飛び出る氎の勢いも匷くなりたす。

このずき、氎がゎムたりの面から垂盎に飛び出るのは内郚の氎が、ゎムたりの面に垂盎におさえられる圧力を受けるからです。
この圧力は、指でゎムたりを抌したこずによっおできた、新しい圧力です。

たた、どの穎の氎も、同じ勢いで飛び出るこずから、この新しい圧力はゎムたりの内郚のどこででも、同じ匷さではたらいおいるこずがわかりたす。

倖からの力は、指ずゎムずが接しおいる面を通しお氎にはたらくわけですから、蚀い換えれば圧力が倖から氎の䞀郚に加えられたこずになりたす。

このずきの圧力の匷さは、加えた力を、接しおいる面積で割った倀です。

たた、倖から圧力の匷さを増せば穎から飛び出る氎の勢いも匷くなるこずからゎムたりの内郚に生たれた新しい圧力も、倖からの力を増せば倧きくなるこずがわかりたす。

そこで、倖からゎムたりに加えられた圧力は、ゎムたりの䞭の氎にそのたた同じ匷さで䌝えられるものず考えられたす。

぀たり、閉じ蟌められた氎の䞀郚に圧力を加えるずその圧力は、氎の各郚分に同じ匷さで䌝えられるのです。

このこずは、氎ばかりでなくほかの液䜓にもあおはたるこずで、これをパスカルの原理ず呌んでいたす。

このパスカルの原理は、図のような装眮を䜿っお実隓で確かめるこずができたす。



氎圧機

倪さの違う字圢の噚に氎を入れ、その氎を閉じ蟌めるようにずの2぀のピストンを぀けたす。
ずの断面積は、それぞれ、10平方センチず90平方センチであるずしたす。

いた、ピストンの䞊に、50グラムの重りをのせたす。
そのために、氎は、50÷105で1平方センチあたり5グラムの圧力の匷さで倖から抌されおいるこずになりたす。

この圧力の匷さは、閉じ蟌められおいる氎の各郚に同じ匷さで䌝えられたすから、ピストンの面も同じ圧力の匷さで抌し䞊げられるこずになりたす。

したがっお、ピストンが受ける党䜓の圧力は90×5 =450で450グラムになりたす。

そこで、に重りをのせお、ちょうど氎を぀りあわせおおくためには䜕グラ厶の重りが必芁になるかを実隓で確かめおみるずたえに蚈算でもずめた450グラムず、同じであるこずがわかりたす。

このパスカルの原理を応甚したのが、氎圧機です。

これは、小さな力を倧きな力にかえるこずができるのでいろいろなものを圧瞮したり、重いものを持ち䞊げたり、油をしがったり、材料の匷床詊隓をするずきなどに䜿われたす。

たた、氎のかわりに油を䜿うずきには、油圧機ず蚀いたす。




氎圧実隓のやり方ずは氎圧の匷さを調べる方法ずは

氎圧実隓

たず、぀ぎにあげる材料を甚意したす。

材料

ガラス補の字管・ゎム管玄1メヌトル・ろうず状のガラスろうずでもよい・うすいビニルの膜盎埄玄10センチの円圢・茪ゎム3個・赀むンキ・スタンド


装眮の぀くり方

① たず、赀むンキをたらしお着色した氎を字管の半分ほどの高さにいれお、これをスタンドに固定したす。

赀むンキで着色するのは、芋やすくするためです。

② ろうずの口に、ビニルの膜をゆるくはっお図のように、茪ゎムで氎が入らないように、硬く止めたす。

③ ろうずの出口ず字管の䞀方のガラス管のはしをゎム管で぀なぎたす。
このずき、字管の氎面が同じ高さになっおいるこずが倧切です。

実隓1予備実隓

ろうずの口にはったビニルの面を、静かに指で抌しおみたしょう。
するず字管の氎面が䞀方から抌されお、氎面に差ができたす。

ビニルの面を抌す力が倧きくなれば、氎面の差も倧きくなりたす。
このこずを確かめおから、぀ぎの実隓にう぀りたしょう。

実隓2

こんどは、ビニルの面にはたらく力を、氎圧にかえお実隓しおみたす。

たず、ビニルの面を氎平にしおだんだん、ろうずを氎の䞭に入れおいきたす。

ビニルの面が深く沈むに぀れお字管の氎面の違いも、しだいに倧きくなりたす。

しかも、泚意しお、ビニルの面の深さず字管の氎面の違いずをくらべおみるずい぀でもほずんど同じであるこずがわかりたす。

このこずは、ある深さでの圧力の匷さは、底面が1平方センチで高さがその深さに等しい氎の柱の重さず同じであるこずをしめしおいたす。

぀ぎに、ビニルの面を氎䞭で傟けおみたしょう。
こんども、字管の氎面には違いが芋られたす。
その氎面の違いも、ビニルの面の䞭心の深さに等しくなっおいたす。

そこで、ビニルの面の䞭心の深さを䞀定にしお、その深さをかえないように、ビニルの面をいろいろな方向に傟けおみたす。

しかし、字管の氎面の違いには、倉化がありたせん。

このこずから、深さが同じであれば、面をどのように傟けおもその面におよがす圧力の匷さには、かわりがないこずがわかりたす。



実隓3

図のような容噚に、氎を入れたずき、点ず点ずの圧力の匷さに違いがあるかどうか、実隓しお調べおみたしょう。

これは、ビニルの面の䞭心が、点ず点にいっしょになるように沈めお、それぞれの堎合の、字管の氎面の違いをくらべおみればわかりたす。

実隓の結果は、点の圧力の匷さも、点の圧力の匷さも同じになりたす。
ずころが、点も点も、氎面たたは氎面を延長した面から等しい距離にありたす。

したがっお、点も点も同じ深さになっおいたす。
このような堎合でも、同じ深さでは、圧力の匷さは等しいのです。

実隓2や実隓3でわかったような性質をも぀氎の内郚の圧力を私たちは静氎圧、たたは氎圧ず呌んでいたす。

魚は、この静氎圧の䞭に䜏んでいたす。

私たちも実は、積み重なった空気の底に䜏んでいるので静氎圧ず同じ性質の倧気圧の䞭に䜏んでいるこずになるのです。

容噚に入れられた氎の内郚には、このような氎圧がはたらくので容噚の偎面にも、巊の図のような圧力がかかりたす。

そこで容噚を぀くるずきにも底のほうが䞈倫になるように぀くられおいたす。
ダムの構造などにも、匷い氎圧にたえられるような工倫がみられたす。

そのほか、深い海の底たで朜る朜氎艇なども、匷い氎圧を受けたす。
たずえば、フランスで぀くられたアルキメデス号は1䞇メヌトルの深海たで朜るこずができるすぐれた朜氎艇ですがこの船が、1䞇メヌトルの深さたでもぐるず1平方センチあたり、玄1トンもの氎圧を受けるこずになりたす。

そこで、朜氎艇の構造にも、特別の工倫が必芁で船䜓に、鋌鉄補の球䜓になっおいたす。

この䞭に人間がのっお芳枬したすがゎンドラの壁の厚さに15センチもありたす。
倧きさは、盎埄玄2メヌトル40センチで芳枬のための窓が3぀぀いおいたす。

実隓4食塩氎䞭の静氎圧

こんどは、食塩を充分に溶かした食塩氎を容噚に入れおその䞭での氎圧を調べおみたしょう。

だいたい氎䞭の堎合ず同じですが、1぀だけ倧きな違いがみられたす。

それは、ビニルの面の䞭心の深さず字管の氎面の違いが同じではないずいうこずです。
字管の氎面の違いのほうが、い぀も䞀定の割合だけ倧きいこずがわかりたす。

これは、食塩氎のほうが氎の密床より倧きいのでビニルの面の䞭心より䞊にある食塩氎の重さが氎のずきより重いためです。

こそのため同じ深さでも食塩氎䞭の圧力の匷さのほうが氎の堎合よりも匷いこずがわかりたす。

たた、このずきの食塩氎の密床を枬りその密床をビニルの面の䞭心の深さにかけるずちょうど字管の氎面の差の倀に等しくなりたす。




圧力ずは氎の圧力の匷さずは わかりやすく解説

圧力

いた、図のような盎方䜓のれんが重さ600グラムをいちばん広い面面を䞋にしお、机の䞊に眮いおみたす。
このずき、れんがず机のあいだには、どんな力がはたらいおいるのでしょうか。

たず、れんがの重さは、600グラムですからそれだけの力でA面党䜓にわたっお、机の面を垂盎に抌しおいるはずです。

反察に、れんがもA面に垂盎に同じ倧きさで机からの抵抗力を受けおいたす。
ですから、A面には、䞡方から同じ倧きさの力が同時に垂盎にはたらいお抌しあっおいるこずになりたす。

この堎合、A面は圧力を受けおいるず蚀いたす。

぀たり、机ずれんがの觊れあう面この堎合はA面党䜓に垂盎に抌しあう力を圧力ずいうのです。

もし、れんがをもう1぀重ねるずA面では、2倍の圧力を受けるこずになりたす。
もちろん、れんがが3個になれば、圧力も3倍になりたす。


圧力ず圧力の匷さ

こんどは、れんがの眮き方をかえおB面を䞋にしお机の䞊に眮いた堎合を考えおみたしょう。

れんがの重さは、たえず同じ600グラムですからこれだけの重さが、こんどはB面の広さにはたらくわけです。
蚀い換えれば、たえよりせたい面積に同じ倧きさの力がはたらしおいるこずになりたす。

぀ぎに、柔らかい、ふわふわした厚いゎム板の䞊にれんがを眮いおみたしょう。

䞋の図からもわかるように、れんがの眮き方によっおゎム板のくがみ方が違うこずに気が぀きたす。

このような違いは、どうしお起きるのでしょうか。

図の①の眮き方では、れんがずゎム板の觊れあうA面党䜓に600グラムのれんがの重さに等しい圧力が、はたらいおいたす。

これに察しお、②の眮き方では、それより面積の小さなB面に同じ圧力がはたらいおいたす。

これは、机の堎合ず党く同じです。

しかし、②のようにゎムを倧きくくがたすには、①より倧きな力が必芁です。
蚀い換えれば、②の眮き方のほうがゎムにはたらく力の効果が倧きいこずになりたす。

これは、同じ圧力でも、はたらく面積の倧小によっおその効果が違うこずをしめしおいたす。

このこずから、圧力をくらべるには1平方センチあたりの圧力の倧きさであらわすのがよいこずに気が぀きたす。
そこで、1平方センチあたりの圧力の倧きさを圧力の匷さず呌んでいたす。

圧力の匷さのこずを、かんたんに圧力ず蚀うこずもありたすがここでは、はっきり区別しお䜿いたす。

①ず②の堎合の圧力が匷さを蚈算しおみたしょう。
れんがの寞法は、図のようですから぀ぎの蚈算によっお、それぞれの圧力の匷さがもずめられたす。

①の堎合

A面の面積は、20×10200 200平方センチです。

この面積に600グラムの力がはたらくのですからこのずきの圧力の匷さは、600÷200 = 3で1平方センチあたり、3グラムの匷さになりたす。

②の堎合

20×6120B面の面積
600÷1205で、1平方センチあたり5グラムの匷さになりたす。

ゎム板は、圧力の匷さが倧きいほど、䜙蚈にぞこむこずがわかりたす。

぀ぎに、圧力の匷さが等しいずきはゎム板のくがみ方も同じになるこずが図の実隓からも確かめられたす。

この堎合、①の圧力の匷さは、600÷10×610で1平方センチあたり10グラムになりたす。

たた、②の圧力の匷さは図の蚈算ず同じで1平方センチあたり5グラムになりたす。

そのため、①ずくらべるず、②のほうのくがみ方が小さくなりたす。

しかし、③のようにれんがを2個重ねるず圧力の匷さも2倍になっお、1平方センチあたり10グラムになりたす。

そしお、①ず同じくがみ方になりたす。



氎の圧力の匷さ

ふたたび氎にもどっお容噚に入っお、静止しおいる氎の圧力に぀いお、考えるこずにしたしょう。

容噚の䞭の氎は底の面の䞊にのっおいるものず考えるこずができたす。
氎にも重さがありたすから、底の面には、圧力がはたらいおいるこずがわかりたす。

この圧力の匷さは、底の面のAの䜍眮に1平方センチをずりその䞊に積み重なった、氎の柱の重さに等しくなくおはなりたせん。

ですから、底の受ける圧力の匷さは、氎の深さによっお違いたす。

もちろん、底党䜓の圧力底圧ずも蚀うはこのずきの圧力の匷さに底面積をかければもずめられたす。

今たでは底だけに぀いお氎の圧力を考えたしたがこんどは、図のBの䜍眮ではどうなっおいるか、調べおみたしょう。

Bには底がありたせんが、Bより䞊には氎がありたす。
したがっお、もしここに底があるずすれば圓然この面にも、圧力がはたらくはずです。

Bより䞊の氎は、それより䞋の氎を、B面をさかいにちょうど図の氎の柱の重さに等しい圧力の匷さで抌しおいたす。

たた、Bより䞋の氎は同じ圧力の匷さで䞊の氎を支えおいるこずになりたす。

぀たり、Bの面には、等しい力で抌し合う圧力がありその圧力の匷さは、B面の深さによっお決たるこずがわかりたす。

このようなB面を、氎の内郚のどこにう぀しおみおも同じこずです。
぀たり、ある面の圧力の匷さは、深さによっお違い深さが同じであったら、どこでも同じ圧力の匷さだずいうこずになりたす。

぀ぎに、ななめに眮かれた面図のC面では圧力の匷さはどうなるでしょうか。

これは、぀ぎの氎圧実隓をしおみるず、よくわかりたす。




氎の密床ずは氎の䜓積ず重さずは わかりやすく解説

氎の䜓積ず重さ

泚射噚を甚意しお、その䞭に、氎を吞いこんで口をふさぎ、筒を抌しお、䞭の氎を抌し瞮めおいきたす。

しかし、䞭の氎を抌し瞮めようずしおもほずんどその䜓積を加えるこずにできたせん。
たた、筒を匕き抜こうずしおも、䞭の氎はふくらたないため筒は抜けたせん。

このように、氎の䜓積は、力をくわえおも倉化したせん。
たずえば、フラスコの氎をビヌカヌヘう぀したずしおも圢はかわりたすが、䜓積には倉化がありたせん。

ですから、私たちは、氎の䜓積を図のようにメスシリングヌやたすを䜿っお、枬るこずができるのです。

たた、䞀定の䜓積の氎をビヌカヌにずりたいずきにはピュレッ卜やビペッ卜などを䜿いたす。

氎の重さを知るには、重さのわかっおいる容噚に氎をいれおんびんで党䜓の重さを枬っおから、容噚の重さを差し匕けばわかりたす。


氎の密床

1立方センチあたりの物の重さを、その物の密床ず蚀いたす。
ですから、氎の密床は、氎の重さを党䜓の䜓積で割ればもずめられたす。

氎の密床は、だいたい1立方センチあたり1グラムです。
だいたいずいうのは、氎の密床は、枩床によっおわずかず぀違うからです。

たいおいの物は、熱しお枩床をあげおいくず䜓積が増えたす。
これを熱膚匵ず蚀いたす。
そのため、物の密床は枩床が高くなるに぀れお小さくなるのがふ぀うです。

ずころが、氎の密床は、グラフのように、ちょうど4℃を頂点ずしおそれより高い枩床でも、䜎い枩床でも、小さくなっおいたす。

高い枩床で小さくなるのはふ぀うの物ず同じですが4℃以䞋でも小さくなるのは、たいぞん違いたす。

぀たり、氎は4℃から0℃に近づくに぀れおその䜓積はわずかず぀膚匵しおいるこずになるのです。

氎には、このような性質があるので冬の寒い日に池の氎が凍るようなずきには、い぀でも衚面から凍りたす。

昌のあいだにあたためられた池の氎が、倜になっおしだいに衚面から冷えるず冷えた衚面の氎は密床が倧きくなるので、底に沈みたす。

このような氎の移動は、池の氎党䜓が4℃になるたで続きたす。

そしお4℃以䞋に冷えるず今床は冷えた氎は軜くなるので浮くこずになりたす。そのため、氷は衚面からできるのです。

もしも、0℃から4℃たでの氎に、このような性質がないずするずい぀でも冷たい氎が底のほうに沈むこずになっお氷は底のほうからできるこずになりたす。

そうなるず、池の魚は、みな氷の䞭に閉じ蟌められたり氷の䞊に远い出されおしたいたす。

このこず1぀を考えおみおも、私たちの身のたわりの自然がたいぞんたくみにできおいるこずがわかりたす。

たた、4℃以䞊の氎では高枩になるに぀れお䜓積が増えるため、密床が小さくなりたす。

物の密床は、その重さをその䜓積で割ったものですが氎を熱したずき、重さはそのたたで䜓積だけが増えるために密床が小さくなるのです。

密床が小さくなるず、軜くなっおその郚分は浮き䞊がりたす。
氎を熱したずき、衚面からあたたかくなるのは、このためです。

たた、写真のような蒞留装眮で、パむプを胜率よく冷やすには、冷たい氎を底のほうから入れお、䞊のほうから流し出すようにしたす。

そのほか、ボむラのパむプがななめになっおいるのはボむラの氎を埪環させお、䜎い枩床の氎を入れ代わり立ち代わり絶えず熱い炎で、あたためるようにしおいるからです。



比重

物の重さをくらべるのには、2぀の方法がありたす。

その1぀は、ずのふたりの人のうちどちらが重いかをくらべる堎合で、このずきは、重さだけを枬ればわかりたす。

もう1぀は、ガラスず鉄ずではどちらが重いかずいう堎合でこのずきには、䜓積が問題になりたす。

䜓積を同じにしおおいおくらべるのでなければ、意味がなくなりたす。
この堎合には、密床の倧小でくらべるこずもできたす。

たた、ある決められた物を基準にしお、それず同じ䜓積の重さがその基準の物の重さの䜕倍であるかをもずめお2぀の物の重さをくらべる方法もありたす。

このずきの基準の物ずしおは、ふ぀う4℃の氎を遞びたす。
そしお、その物の重さの割合を、その物の比重ず蚀いたす。

たずえば、鉄の比重は、぀ぎのような割り算でもずめるこずができたす。

ずころが、4℃の氎1立方センチの重さを、1グラムず決めおありたすから、前の匏は、鉄1立方センチの重さず同じ倀になりたす。

そのため、いろいろな物の比重はその物の密床ず同じ倀になりたすが、比重には単䜍は぀きたせん。




電子蚈算機ずは わかりやすく解説

人間はいろいろな機械を発明しお、科孊を発達させたした。
そしお、人間が力を䜿っおするしごずを機械にさせるようになりたした。

機械は人間の手や足ではできないような倧きな力や速さでしごずができたす。

そのうえ人間は、頭を䜿っおするしごずたでも機械にやらせるこずができるようになりたした。


人間がやれば䜕十幎もかかるずいうような面倒な蚈算をたった䜕秒ずいう短い時間にしかも間違えないで蚈算する機械が、いたでは䜿われおいたす。

電子蚈算機はそういう機械です。

1946幎に、アメリカの゚ニアックずいう電子蚈算機は数千の真空管を䜿い、円呚の長さず盎埄の割合、぀たり円呚率を二千䜙けたたで蚈算したした。

電了蚈算機の倧きなものは、トランゞスタなどを䜕䞇本も䜿っおいたす。
最倧では、トランゞスタよりもさらに小型の集積回路ICを䜿ったものが぀くられおいたす。

電子蚈算機は蚈算をするだけではなく非垞にたくさんの資料の敎理をしたり、統蚈をずったりその結果を芚えおおくこずもやりたす。

そればかりでなく、将棋をさす機械も、電子蚈算機のしくみでできたす。

たた、翻蚳する機械、たずえば、ロシア語を英語になおしたりするこずができる機械もあり日本語を英語になおす機械も考えられおいたす。

これらの機械は電子頭脳ず蚀われたす。

電子頭脳は、化孊工堎などの機械をあや぀るのにも利甚されオヌトメヌションずいっお、人間のいらない工堎もできおいたす。

制埡宀には蚈噚を芋぀める人が2、3人いるだけで機械が故障すればブザヌが知らせたり、自動的になおるようになっおいたす。




FM呚波数倉調・宇宙通信・レヌザヌ光線ずはわかりやすく解説

FM呚波数倉調

ふ぀うの䞭波を䜿ったラゞオ攟送では送りたい音声の振動にしたがうように音声より呚波数のずっず高い電波にのせお送る振幅倉調を利甚しおいたす。

この方法では、1぀の電波に、1぀の攟送しかのせられたせん。

ずころがFM攟送では、呚波数の高い電波の呚波数を送る音声にしたがっお倉化させお攟送する方法です。

AMにくらべお雑音の圱響か入りにくく音質がよく、そのうえPM倚重通信では、ある幅の電波に䜕癟ずいう蚀葉や音をのせるこずができたす。

ですから、FM倚重通信は郜垂のあいだの電話の䞭継やテレビの䞭継に䜿われおいたす。

たずえば、東京から倧阪ぞ電話をかけるような堎合でもFMの䞭継が䜿われるようになっおからは電話を申しこめば埅たずに通話ができるようになりたした。

FM通信には、テレビに䜿われおいる電波よりいっそう波長が短い極超短波FMでは76110メガヘルツが䜿われおいたす。

そのため、電波が光ず同じように盎進しビルや山の陰では匱くなっおしたいたす。

そのため、芋通せるずころたでしか電波が届かないのでバラボラアンテナで䞭継しおいたす。

攟送局や倧きなビル、山の䞊などで芋かけるおわん圢をしたパラボラアンテナは、たいおいFM倚重通信甚のアンテナです。


レヌダヌ

レヌダヌは、第次䞖界倧戊のずきに敵の飛行機をはやく芋぀けるために研究され、発達したものです。

レヌダヌから送られた超短波は、䜕か物にあたるず跳ね返っおきたす。
ずくに金属などにあたるず、匷く反射されたす。

ですから、ある方向に送った電波が跳ね返っおきたらそちらに䜕かがあるこずがわかりたす。
たた、電波をだしおから、跳ね返っおくるたでの時間を調べればその物たでの距離もわかりたす。

いたでは、レヌダヌのおかげで飛行機は霧や雲の䞭でも、安党に飛び、着陞するこずができたす。
船の航海も、ずっず安党になりたした。

気象甚レヌダヌは、台颚の目をずらえたり雚雲を芳枬したりするために甚いられたす。

レヌダヌは、どんな霧の䞭でも暗闇の䞭でも芋える電波の目ず蚀えるでしょう。

電波望遠鏡

倪陜や星に関するこずを研究する孊問を倩文孊ず蚀いたすが以前には、倪陜や星から送られおくる光を望遠鏡やそのほかの噚械によっお調べいろいろなこずが研究されおいたした。

ずころが、1932幎、アメリカのゞャンスキヌが銀河の方向から電波がくるこずを発芋しそれ以来、倪陜や星から、いろいろな呚波数の電波が出おいるこずがわかり、その電波を調べるこずによっお今たでわからなかったこずも、知るこずができるようになりたした。

そのうえ、光は出しおいないが電波やX線を出しおいる星もいろいろ芋぀かり宇宙の様子が、いっそうはっきりしおきたした。

しかし、倩䜓からくる電波は極めお匱いのでそれをはっきりず受けるには倧きなアンテナがいりたす。

このような装眮を電波望遠鏡ずいっお、日本にもありたすが倖囜では倧じかけなものがたくさん぀くられおいたす。

ロラン

第二次䞖界倧戊䞭に遠くの船や飛行機に䜍眮を教えるために発明されたした。

陞䞊の離れた2か所の無線局からそれぞれ特別な圢の信号をのせた電波を同時に送りだしそれらを船などで受信し、2぀の信号のずれをはかるこずによっお船などがいたいる䜍眮を地図䞊で知るこずができるようなしくみになっおしたす。

ロラン電波は、送信所から2000キロメヌトルも離れたずころでも受信できるので、倪平掋や倧西掋で広く䜿われおいたす。

宇宙通信

地球から宇宙にある人工衛星などず通信したり宇宙にある衛星船どうしなどで通信するこずを宇宙通信ず蚀いたす。

月やそのほかの倩䜓に打ち䞊げたりロケットが勝手なずころにいっおしたわないために地球から送る電波で正しい飛び方をするように呜什するこずができたす。

そしお、倩䜓に近づくず、逆掚進ロケットをはたらかせゆっくりず倩䜓に着陞するように呜什するこずもできたす。

たた、倩䜓の衚面の様子を写真にう぀し特殊な方法で地球ぞ送っおくるように呜什するこずもできたす。

そのほか、小さなシャベルを䜿っお地面をほり、その岩石の皮類を調べ、さらにそれを電波で報告させるこずもできたす。

このように、宇宙通信により倩䜓のいろいろなこずが、だんたんわかるようになっおきたした。



通信衛星

倖囜ずの無線通信は、短波を䜿っおできたすがテレビ攟送や倚重通信は短波ではできたせん。

それは、呚波数が䜎いので、倚くの信号を送るこずができないからです。
そのため、マむクロ波を䜿えばよいのですがマむクロ波は電離局を通り抜けるので、地球の裏偎には届きたせん。

そこで、赀道䞊の3侇6000キロメヌトルの高さにそれぞれが䞉角圢の頂点になるように人工衛星を打ち䞊げそれにマむクロ波の䞭継をさせたす。

それが通信衛星です。

この衛星は、ほかの人工衛星ず違っお地球から芋るず止たっおいるように芋えたす。
しかし、本圓は地球のたわりを公転しおしるので萜ちおこないのです。

このように、3個の通信衛星を打ち䞊げおおくず䞖界䞭の人々がいっしょに同じテレビを芋たりどこの囜の人ずでも、かんたんに通信ができたす。

レヌザヌ光線

写頁を撮るずきによく䜿われるキセノンガスの攟電管から匷い光を出しおこれをルビヌ宝石ず同じ質の鉱物などの特殊な物質にあおるず特別な性質をもった匷い光がでたす。

これがレヌザヌ光線です。

レヌザヌ光線は、ふ぀うの電灯などから出る光線ず違っお遠くぞいっおも広がらないので匱たりたせん。

それで、マむクロ波ず同じように芋通しのきくずころで通信に䜿うこずが考えられおいたす。

将来の宇宙通信の有力な方法になるこずでしょう。




テレビゞョン攟送のしくみずは わかりやすく解説

テレビゞョン受像機

テレビゞョン受像機にはふ぀う20本くらいの真空管やトランゞスタなどが䜿われおいたす。
そのうちいちばん倧切なのは、ブラりン管です。

アンテナで受信した電波を増幅しそれから、信号電流映像電流ず音声電流をずりだしたす。
これは、ラゞオの電波から音声電流をずりだす怜波にあたりたす。

ずりだした信号電流のうち、音声電流は増幅しおスピヌカヌぞおくり音声をださせ、映像電流も増幅しおからブラりン管ぞ送りたす。


ブラりン管

ブラりン管は、電流の匷匱を光の匷匱にかえる真空管です。

ブラりン管の䞭には、速い電子の流れを぀くる郚分電子銃ずいうその流れを調節する郚分、電子の流れがあたるず光る郚分蛍光面がありたす。

映像電流がブラりン管に届くず電流の匷匱の通りに蛍光面の明るさがかわり、映像になりたす。

攟送局で電気にかえられた光が、たた光にもどっお実際に目に芋えるようになるわけです。

テレビゞョン攟送のしくみ

テレビゞョンは、音ずいっしょに、いろいろな映像を電波にのせお攟送するしくみです。

むメヌゞオルシコン

ラゞオ攟送では、マむクロホンで音波を電気振動にかえたした。
ずころが、テレビゞョンでは光の匷匱を電流の匷匱にかえなければなりたせん。

このはたらきをするのがテレビカメラのむメヌゞオルシコンです。

テレビカメラでは、ふ぀うのカメラのフィルムにそうずうするずころに、むメヌゞオルシコンの光電面ずいうスクリヌンがありたす。

テレビカずフのレンズを通った光で、スクリヌンの䞊に像ができるずそこから電子光電子が飛出したす。
光電面ずいうのに、光を電気にかえる面ずいう意味です。

光電面は匷い光があたったずころからはたくさんの光電子が飛出し匱い光があたったずころからは、光電子が少し飛出したす。

ですから、光の明暗を、電流の匷匱にかえるこずができたす。
この電流を映像電流ず蚀いたす。

音声は、マむクロホンで音声電流にかえお増幅し別に぀くった100メガヘルツくらいの高呚波を映像電流ず音声電流がいっしょにのるように倉調しおアンテナから電波ずしお送りだしたす。

カラヌテレビゞョン

レンズを通った光を䞉原色赀・緑・青)にわけおその䞉原色をふ぀うのテレビゞョンず同じように電流の匷匱にかえお超短波などにのせお送りたす。

電波をうける受像機にはふ぀う3本の電子銃ず䞉原色の蛍光を出す物質を现かくぬりわけた蛍光面があり、おくられおきた電流を映像電流にかえ、䞉原色をうたく重ね、もずの映像を぀くりだすようになっおいたす。




コむルずコンデンサヌのしくみずはラゞオ攟送のしくみずは

コむル

電線を䜕回かたいたものをコむルず蚀いたす。コむルに電流を流すず、磁石になりたす。

しかも、コむルは電流が匷く流れようずするずそれを匱め、電流が匱くなろうずするず、それを匷める性質がありたす。


コンデンサヌ

電気をたくわえるはたらきをするものをコンデンサヌ蓄電噚ず蚀いたす。
2枚の金属板を向い合せたような぀くりになっおいたす。

電気がたたっおいるコンデンサヌに、コむルを図の①のように぀なぐず、電気はから偎ぞ、コむルを䌝わっお流れたす。

このずき、コむルのはたらきによっおコンデンサヌの偎が、はじめず反察にになりたす。

そしお、こんどはコむルの䞭を反察向きに電流が流れたす。
これを繰り返すので、電気は䜕床もいったりきたりしたす。

1秒間に䜕回いったりきたりするか、コンデンサヌの倧きさず、コむルのたき数できたりたす。

倧きなコンデンサヌずたき数の倚いコむルを䜿えば振動数の少ない電流、぀たり䜎呚波電流が぀くれたす。

小さなコンデンサヌず、たき数の少ないコむルを䜿えば高呚波の電流ができたす。

けれども、この電流はすぐに匱たっおしたいたす。
い぀たでも続く振動電流にするには匱たろうずする電流を匷めおやらなければなりたせん。

それには、真空管の増幅䜜甚を䜿えばできたす。

図は、䞉極管ずコむルずコンデンサヌを䜿っお振動電流を぀くりだす真空竹発振噚です。

コむルAにできた振動電流は、すぐ近くにあるコむルBにう぀りたす。
これはトランス倉圧噚ず、たったく同じはたらきをしたす。

コむルにできた電圧は、真空管のグリッドに入り増幅されお、プレヌトからたたコむルAに入りたす。

これが繰り返されお電気振動がい぀たでも続けられたす。



ラゞオ攟送のしくみ

音声電流

人の声や音楜を攟送するずきには倖から䜙蚈な音が入らないようになっおいるスタゞオでマむクロホンで音を受け、音波空気の振動を電流の振動にかえたす。

これを、音声電流ず蚀いたす。

この音声電流をそのたたの圢で電線でおくりレシヌバヌで聞くのが電話です。

ラゞオ攟送では、音声電流を調敎宀で調敎したりほかのマむクロホンから送られおきた音声電流ずたぜたりしおから増幅噚で増幅し、送信所ぞ送りたす。

倉調

送信所では、氎晶発振噚ず真空管を䜿っお呚波数が䞀定の高呚波電流を぀くりだしたす。

これを搬送波ず蚀いたす。

そこで、音声電流の波の高さによっお高呚波電流の波の高さを加えるず、䞋の図Cのような波ができたす。

これを音声電流で振幅倉調AMずもいうされた高呚波ず蚀い。
音声の波圢の通りに、倧きく振動したり小さく振動したりしおいる高呚波ず考えるこずができたす。

そしお、これをさらに増幅噚で増幅しお、アンテナぞ送りたす。

アンテナは、地䞊にはられた1本の銅線でこれに倉調された高呚波電流が流れここから音声をのせた電波が空䞭ぞ送り出されたす。

波長

攟送に䜿われる高呚波の呚波数にはいろいろありたすがふ぀うのラゞオ攟送では、535キロヘルツから1600キロヘルツたでのあいだの電波がそれぞれの攟送局にわりあおられおいたす。

たずえば、NHKの東京第䞀攟送は590キロヘルツ倧阪の第䞀攟送は670キロヘルツの電波を䜿っおいたす。

呚波数の倚い電波は、それだけ波長が短いので3000キロヘルツから3䞇キロヘルツたでの電波を、短波ずよびたす。

ふ぀うのラゞオ攟送に䜿われおいる電波は、䞭波ず蚀いたす。
短波よりさらに波長の短い電波を超短波ず蚀いたた、䞭波よりさらに振動数の少ない電波を、長波ず蚀いたす。




アンテナずアヌスのしくみずは わかりやすく解説

攟送局では、匷い電波を送り出すために倧仕掛けなアンテナずアヌスを䜿っおいたす。

空䞭を䌝わっおきた電波を受けるにもアンテナずアヌスが必芁です。


アンテナには、ふ぀う、銅線が䜿われたす。

電波がくるずアンテナには電波の呚波数ず同じ呚波数の高呚波電流ができたす。

この電流は、アンテナの圢や倧きさによっおかわりたすがたいおい地䞊からの高さが高いほど匷く氎平な郚分が長いほど匷くなりたす。

感床のよいラゞオ受信機では宀内に、アンテナ線を少しはるだけでよいようです。

アンテナにできた高呚波電流はラゞオの入り口であるアンテナ同調コむルを通っおアヌス線から地面に䌝わっおいきたす。

ですから、アヌス線も電気をよく䌝える銅線で぀くり湿った地面に埋めた銅の板に、よくはんたづけしおおかなければなりたせん。

アンテナ線は、はだか線でも、被ふく線でもよいのですがラゞオ受信機に入る途䞭で、立朚や、軒先などにふれるず高呚波電流が逃げたす。

ですから、ずころどころに、がいしを䜿っお止めおおかなければなりたせん。

近頃のラゞオ受信機にはΌアンテナずいうものを噚械の䞭に備えたものが倚くなりたした。

このアンテナは、写真のような、515センチほどのダストコアに電線をたいたものでこれだず、ずくにアヌスがいらないので䟿利です。

それで、ポヌタブルラゞオには、たいおい、Όアンテナが䜿われおいたす。

しかしΌアンテナは、その向きによっお電波の受け方指向性が違いたすからラゞオをおく向きに気を぀けなければなりたせん。

テレビゞョン受像機に䜿われる電波の波長はラゞオの電波より短く、3メヌトルぐらいです。
このような電波をうけるには、ダむポヌルアンテナが䜿われたす。

これは、党長が電波の波長の半分の長さか波長ず同じ長さになるようにするず、電波がよくうけられたす。
アンテナず受像機の間に、フィヌダヌで぀なぎたす。

波長が、もっず短い極超短波になるずおわん圢をしたパラボラアンテナや䜿い道によっおいろいろな圢のアンテナが䜿われたす。




ラゞオ受信機のしくみず皮類ずは受信のしくみずは

ラゞオ受信機

ラゞオ受信機には、かんたんな鉱石ラゞオ受信機ほずんどがゲルマニりムダむオヌドを䜿っおいるをはじめ、ふ぀うの䞭波攟送のほかに短波攟送や攟送が聞かれるものたでたくさんの皮類がありたす。


鉱石ラゞオ受信機

たず、鉱石ラゞオ受信機に぀いお調べおみたしょう。図はその配線図です。

電波はアンテナから入り、同調コむルを通っおアヌスヘ出おいきたす。
同調コむルずバリコンの組みあわせで、聞きたい攟送の電波を遞びだしたす。

そこで、ゲルマニりムダむオヌド怜波噚を通すず電流の匷さが音波の圢をした2方向だけの高呚波電流がえられたす。

さらにレシヌバヌずコンデンサヌを぀なぐず、音が聞こえおきたす。
鉱石ラゞオ受信機は、電波が匷いずころではよく聞こえたすが匱いずころでは真空管やトランゞスタを䜿ったラゞオ受信機がいりたす。

䞉球ラゞオ受信機

3本の真空管を䜿っお攟送を聞くようにしたラゞオ受信機を䞉球ラゞオ受信機ず蚀いたす。

匱い電波を受けお、倧きな音ではっきり聞くためにはアンテナから取り入れた高呚波電流を充分匷めおやらなければなりたせん。

これを、増幅するず蚀いたす。

䞉球ラゞオ受信機では、たずアンテナから取り入れた高呚波電流の䞭から、アンテナ同調コむルずバリコンの組みあわせで攟送を遞びだしたす。

これを怜波管で怜波するず音声電流が取り出せたす。

これを同じ真空管で増幅し、぀ぎの䜎呚波増幅管によっおスピヌカヌを鳎らすこずができるように増幅しお、スピヌカヌぞ送りたす。

䞉球ラゞオ受信機は、鉱石ラゞオ受信機よりやや蟌み入っおいたすが原理は同じです。
残りの1本の真空管は敎流管で他の真空管のはたらきに必芁な高電圧の盎流を぀くる圹目をしたす。

五球スヌパヌラゞオ受信機

䞉球ラゞオ受信機ず同じようにアンテナから取り入れた高呚波電流の䞭からアンテナ同調コむルずバリコンの組みあわせで、攟送を遞びだしたす。

呚波数倉換管は、遞びだした呚波数を垞に455キロヘルツの䞭間呚波数をもった高呚波電流にかえたす。
こうするず、さらに倧きく増幅するこずも、かんたんになるのです。

䞭間呚波増幅管で増幅された電流は怜波増幅管でたず怜波さか、音声電流が取り出され再び増幅されたす。

増幅された音声電流は、最埌の真空管の䜎呚波増幅管によっおスピヌカヌを鳎らすこずができるように増幅しお送られたす。

五球スヌパヌラゞオ受信機は、蟌み入っおいるようですが鉱石ラゞオ受信機ず原理は同じものです。



同調

たくさんの攟送局からでたいろいろな呚波数の電波が、空䞭を䌝わっおきたす。

この電波をアンテナで受けおその䞭から聞きたい攟送を遞びださなければなりたせん。
これには同調回路ずいうものを䜿いたす。

コむルずコンデンサヌを぀ないだものにいろいろな呚波数の高呚波電流を送るずその䞭で、ちょうどよい呚波数の高呚波だけが、ずくに匷く振動したす。

これが同調です。

コむルやコンデンサヌをかえるず、同調する呚波数がかわり違う呚波数の電波を、匷く受けるこずができたす。

ふ぀うのラゞオ受信機では、コンデンサヌの倧きさ電気容量をかえお、いろいろな呚波数の電波に同調させたす。

このようなコンデンサヌをバリアブルコンデンサヌバリコンず蚀いたす。

たた、コむルの䞭にダストコアずいう鉄の合金の现かい粉を絶瞁物でかためた芯をさしこんで、同調する呚波数をかえるものもありたす。

いちばんかんたんな鉱石ラゞオ受信機ではコむルの途䞭からタップずいう線を䜕本もだしそれらにバリコンを適圓に぀なぎかえお同調呚波数をかえるこずもありたす。

怜波・増幅

遞びだされた高呚波電流は、レシヌバヌに通しおも音声にはなりたせん。
その䞭から、音声電流をずりださなければなりたせん。

これが怜波です。

鉱石ラゞオ受信機の音声電流は、非垞に匱いのでそのたたでは、スピヌカヌを鳎らすこずはできたせん。

䞉球ラゞオ受信機では、怜波されたばかりの音声電流は匱いので真空管を䜿っお、充分匷くしたす。これが䜎呚波増幅です。

五球スヌパヌラゞオ受信機では、高呚波電流を䞀床別の呚波数䞭間呚波数の電流にかえ、増幅しおから怜波し音声電流を取り出したす。

これを2぀の真空管で増幅し、スピヌカヌを鳎らしたす。

ずくに感床のよいものでは、アンテナから取り入れた高呚波電流をそのたた増幅したす。

それを、高呚波増幅ず蚀いたす。
それから䞭間呚波にかえ、増幅しおから怜波したす。




鉱石怜波噚・トランゞスタ・パラメトロンずは

ゲルマニりムダむオヌドず怜波䜜甚

攟送局から送られおくるラゞオの電波をアンテナから取り入れおそれをレシヌバヌに通しおも音声は聞こえたせん。

攟送電波は、図のAのようになっおいお1秒間に数十䞇回以䞊も振動しおいる高呚波だからです。
このような振動から音声電流を取り出すこずが怜波です。

鉱石ラゞオに䜿われおいるゲルマニりムを䜿った鉱石怜波噚は怜波するためのもので、二極管ず同じように電流を片方にだけ通す性質をもっおいたす。

Aのような、音声で倉調された高呚波電流を怜査波噚に通すずBのような片方だけの高呚波電流になっお出おきたす。

これをコンデンサヌに぀なぐず、のような音声電流になりたす。
この電流をレシヌバヌに通すず音になっお聞こえるのです。


トランゞスタ

真空管は、長いあいだラゞオやそのほかの電気噚械に䜿われおきたした。
真空管の倧郚分は高い枩床のカ゜ヌドからでる熱電子を利甚しおいるので、圢が倧きく、重く、熱くなりやすく、電力をたくさん䜿うので䞍䟿でした。

1848幎に、ゲルマニりムを䜿ったトランゞスタが発明され小型ラゞオやテレビなどにたくさん䜿われおいたす。

トランゞスタは、真空管にくらべるずずっず小さく、カ゜ヌドを熱する必芁がなくずくに䜎い電圧ではたらくので、電力も少なくおすみたす。

そのうえ、䞈倫で、寿呜が䜕倍も長いので非垞に進歩しお、広く䜿われるようになっおきたした。

半導䜓は、玔粋なゲルマニりムやシリコンに混ぜる䞍玔物の皮類ず割合により、N圢の半導䜓ずP圢の半導䜓ができたす。

トランゞスタには、N圢を2個のP圢ではさんだPNP圢トランゞスタや逆にP圢をN圢ではさんだNPN圢トランゞスタなどがありたす。

ふ぀うの、トランゞスタではそれぞれの半導䜓に導線がずり぀けおあるので3本あしのように芋えたす。

これらは、それぞれ䞉極管のプレヌト陜極・グリッド栌子カ゜ヌド陰極に盞圓する圹目をし、それぞれをコレクタヌ・ベヌス・゚ミッタず蚀いたす。

集積回路IC

トランゞスタは真空管にかわるすばらしい性質をもっおいるうえに極めお小さく぀くれるので、小型で性胜のよいラゞオやテレビ・電子蚈算機など、が぀くられるようになりたした。

しかし、トランゞスタに取り付けおはたらかすコンデンサヌや抵抗噚・ダむオヌドのような郚分品はあたり小さくはできたせん。

そこで、これらの郚分品をトランゞスタず同じように小さなかたたりに぀くっおおき、それぞれを電線で぀なぐかわりに順々に重ね合わせたり、ならべたりしお、党䜓を1぀にしたものが集積回路です。

こうすれば、ラゞオなどは珟圚よりもっず小さくなり腕時蚈くらいにするこずもできるしそのほかの電気噚械もずっず小型にするこずができ私たちの生掻にも倧ぞん圹に立぀こずでしょう。

パラメトロン

1955幎に、埌藀英䞀によっお発明され電子蚈算機に䜿われおいる郚分品です。

フェラむト䞀皮の半導䜓で鉄・コバルト・ニッケルなどの酞化物で぀くるで぀くられた小さなドヌナツ圢フェラむトコアずいうのものに電線が䜕回かたいおありたす。

この電線に電流を流すず、フェラむトは磁石になりたすがその匷さは電流の匷さに比䟋したせん。
この性質が、電子蚈算機にうたく利甚されおいたす。

パラメトロンに真空管より構造がかんたんで䞈倫なうえ、はたらきが確かなので、蚈算機に適しおいたす。

゚サキダむオヌド

1957幎に、江厎玲斌奈が発明したダむオヌドです。

ふ぀うのゲルマニりムダむオヌドは䞀方向だけに電流を流す性質がありたす。
この性質は、ラゞオ受信機の䞭で、怜波や敎流に䜿われおいたす。

゚サキダむオヌドは、たいぞん小さくするこずができ電圧を高くしおいくず、途䞭で電流が少なくなるずころがありたす。

この性質を利甚するず、よいスむッチができるので蚈算機などに䜿いはたらきをずっずよくするこずができたす。




真空攟電ずは 二極管・䞉極管ずは わかりやすく解説

真空攟電

電極を2個入れお真空にしたガラス管に高い電圧をかけるず電極の間に電流が流れたす。
この珟象を、真空攟電ず蚀いたす。

このずきガラス管の䞭に空気などのガスが少しでも残っおいるず矎しい色の光がでたす。
広告などに䜿うネオンサむンは、これを利甚したものです。
管の䞭にガスがほずんどないずきは、偎の管の内偎がうす緑色に光りたす。

これらは、偎の電極から電子ずよばれる電気をもった非垞に小さい粒子が飛出し、これがガスに衝突するずガスがずの電気をもったものにわかれそれがふたたびいっしょになるずきあざやかな光がでおたた、電子がガラスに盎接衝突するず緑色の蛍光がでるものず考えられおいたす。

蛍光灯は、この真空攟電を利甚したもので管の䞭の氎銀の蒞気からでる玫倖線が管の内偎にぬっおある蛍光物質にあたり、目に芋える光を出させるものです。


゚ゞ゜ン効果

゚ゞ゜ンは、䞭を真空にした電球の研究をしおいお぀ぎのような発芋をしたした。

真空電球の䞭にフィラメントのほかに、金属の板を入れ図の(A)のように぀ないでフィラメントを熱くしおやるず金属板ずフィラメントの間に電流が流れたした。

(B)のように぀ないだのでは、電流は流れたせんでした。
そしお、フィラメントが熱くないずきはどの堎合にも電流が流れたせんでした。

フィラメントが熱いず、電子がたやすくたくさん飛出しやすくなるからです。
このようなはたらきを゚ゞ゜ン効果ず蚀い、真空の䞭での電流はこの電子の流れのこずなのです。

二極管二極真空管

フィラメントずプレヌト金属板ずをふうじこんだ真空管でプレヌトのほうがフィラメントより電圧が高い堎合を考えおみたしょう。

このずき、プレヌトはに、フィラメントはになっおいたす。

フィラメントに電流を流しお高い枩床にさせ、赀く光るようにするずの電気をも぀た電子が飛出し、プレヌトのの電気にひかれお飛んでいきたす。

逆に、プレヌトよりフィラメントのほうが電圧が高い堎合はフィラメントから電子がでおもプレヌトのほうぞ飛んでいくこずができたせん。

二極管は、電流を1぀の方向にだけしか流さないのでちょうど氎をくみあげるポンプの匁のようなはたらきをするこずになりたす。

敎流䜜甚

亀流は、行ったり来たりする電流ですが、これを二極管に流すず䞀方向だけに流れる盎流になりたす。

このはたらきを敎流䜜甚ず蚀い、テレビやラゞオなどに䜿われおいたす。

シリコン敎流噚

シリコンケむ玠は、ゲルマニりムずよく䌌た性質をもっおいるので、ダむオヌドを぀くるこずができたす。

シリコンダむオヌドはゲルマニりムダむオヌドより高い電圧で䜿うこずができるずずもに倧きな電流を流すこずができるので、いっそう䟿利です。

電車を走らせるずきなどに必芁な盎流を亀流から぀くるずきシリコンを䜿った敎流噚が、さかんに䜿われおいたす。



䞉極管䞉極真空管

䞉極管は、二極管をもずにしお぀くられた真空管で極プレヌトず極カ゜ヌドのあいだに栌子グリッドずいうものがありたす。

グリッドは、金属の網が螺旋になっおいお電子の通り道をふさいでいたす。

電子は、網の目を通り抜けお極ぞ届くのですがもし、グリッドが極より電圧が䜎くの電気をもっおいたらどうでしょう。

電子もの電気をもっおいるのでグリッドのの電気に跳ね返され、ほずんど極ぞ届きたせん。

グリッドの電気を匱くしおやれば、電子のうちのいく぀かはグリッドの網の目をくぐりぬけおいきたす。

グリッドの電気をいろいろにかえるずそれに぀れお、極に届く電子の数がかわりたす。

぀たり、グリッドの電圧をかえおやるこずによっお真空管を流れる山流の倧きさをかえるこずができるのです。

増幅䜜甚

䞉極管のグリッド電圧をわずかにかえおやるだけで真空管を流れる電流を倧きくかえるこずができたす。
これを䞉極管の増幅䜜甚ず蚀い、䞉極管のもっずも倧切なはたらきの1぀です。

遠い攟送局からおくられおきた、匱い電波は受信機に入っおも、匱い電圧にしかなりたせん。

これをゲルマニりム怜波噚や、二極管怜波噚を通しおレシヌバヌで聞いおも、小さな音しか聞こえおきたせん。

しかし、この匱い電圧を䞉極管のグリッドに入れおやれば倧きく倉化する電流にかえるこずができたす。

レシヌバヌできけば、たえよりずっず倧きな音に聞こえおきたすしスピヌカヌを鳎らすこずもできるようになりたす。

いろいろな真空管

真空管には、二極管・䞉極管のほかにも、いろいろな皮類がありたす。

四極管にはグリッドが2぀、五極管には3぀ありたす。
これらは、䞉極管を改良したもので、スヌパヌ受信機には特別なはたらきをする䞃極管も䜿われおいたす。

たいおいの真空管は、極カ゜ヌドが真ん䞭にあっおたわりを螺旋圢のグリッドが取り囲み、その倖偎を筒圢の極プレヌトが取り囲んでいたす。

カ゜ヌドには2通りありたす。

フィラメントに電流を流しお高枩床にしそこから、盎接飛び出す電子を利甚しおいる盎熱型でこのような真空管は、おもに電池などの盎流で䜿う装眮に甚いられおいたす。

けれども、電灯線からの亀流の電気を䜿うふ぀うのラゞオでは防熱型のカ゜ヌドをも぀真空管が䜿われおいたす。

この真空管では金属酞化物をぬったニッケルの现い管の䞭にヒヌタヌが入っおいお、ヒヌタヌで管を熱しお管の衚面から電子が飛び出すようになっおいたす。




電離局ずは線の性質ず利甚ずは わかりやすく解説

電離局

地球をずりたく倧気䞭には、電波を跳ね返す局がありたす。

この局は、電気をもった小さな粒がたくさん集たっおできおいお、電離局ず蚀われたす。

電離局は、ふ぀う2぀の局になっおいお䜎いほうをE局、高いほうをF局ず蚀いたす。
長波や䞭波はE局で反射されたすが、短波や超短波は通り抜けたす。

F局はE局より電波を反射するはたらきが匷いので短波はここで反射されたすが、超短波は通り抜けたす。

短波は、F局ず地球の衚面で反射されたす。
それが繰り返されお、地球の裏偎に䌝わりやすいので倖囜むけの攟送などに䜿われたす。


X線の性質

癜金やタングステンのような重い金属に非垞に速い電子を衝突させるず、線がでたす。

X線は光や玫倖線ず同じような電磁波ですが波長がずっず短く、10ミリミクロンから、0.001ミリミクロンほどです。
ですから、他の電磁波ずは、その性質もたいぞん違っおいたす。

倚くの物質を通り抜け、写真フィルムを感光させたり蛍光物質を光らせたりしたす。
たた、物質の䞭を通るず、その物質にずの電気を垯びさせたす。

これらの性質は、X線の波長によっおかわりたすが波長は、衝突させた電子の速床によっおかわりたす。

通り抜ける力の匷いX線を぀くるには数䞇ボルトの電圧で電子を衝突させたす。

X線の利甚

䜓の内郚を調べるレントゲン怜査はX線を利甚したものです。
ガンを治すために䜿われるこずもありたすが確実に治るずはかぎらないようです。

工業甚ずしおは、金属材料の内郚の傷を怜査するにはもっずも倧切な方法の、1぀になっおいたす。

たた、物質の内郚の现かいしくみを調べるために䜿いたす。
X線をあおるず内郚の现かいしくみによっお通り方や、跳ね返され方が違うからです。

線は遺䌝の研究にも䜿われたす。

線を生物にあおるず、かわった子どもが生たれるこずがあるので遺䌝がどのようにおこなわれるかを調べるのに圹立ちたす。




モバむルバヌゞョンを終了