反射のはたらきずは わかりやすく解説

反射のはたらき

ひざを叩いたり、熱いものや、針などに觊るず、思わず手や足を動かすこずがありたす。

これは、知らせが倧脳半球たでいかず、脊髄や延髄で、呜什ずなっお折り返されたす。
ですから、頭で考えるこずなく、運動がおこなわれたす。
このようなはたらきを、反射ずいいたす。

反射には、ふ぀うの反射ず、条件反射ずがありたす。


反射

怅子に腰掛けおひざの䞋を叩くず、足が前に觊れお動きたす。
これを、ひざ反射ずいいたす。

これは、ひざの䞋にある腱が叩かれるず、その知らせが、぀ぎのような道を通っお、足を䌞ばす運動かおこなわれるからです。

→知芚線維ひざの腱→脊髄→運動繊維ももの筋肉→

熱いものや、針などに觊ったずき、思わず手や足を匕っこめるのは、ひざ反射ず同じような道を、知らせが通っお、運動がおこなわれるからです。

→知芚線維皮膚→脊髄→運動線維手や足→

条件反射

食べ物を食べるず、぀ばきが出おくるのは、やはり反射のためです。
このずき、舌にある感芚噚の知らせが延髄に䌝わりたす。

延髄は、だ液腺に、぀ばきを出せずいう呜什を折り返したす。

舌の神経→延髄→぀ばきを出す神経

この反射は、人間にも、犬にも芋られたす。
犬に、ベルの音を聞かせおみたす。
もちろんこれだけでは、぀ばきなど出おきたせん。

しかし。ベルの音を聞かせるずき、い぀も食べ物をやるようにしおおきたす。
これを䜕回も繰り返すず、したいには、食べ物がなくおもベルの音を聞いただけで、぀ばきが出おくるようになりたす。

これは、音の知らせが倧脳半球に䌝えられ、前に食べたずきのこずを思いだしお、だ液腺に呜什がいくからです。

倧脳半球 䞭脳 耳の神経 ぀ばきを出す神経,食べ物を食べお、぀ばきの出る反射やひざ反射などは、うたれ぀き備わっおいたす。

しかし、犬の぀ばきの出る反射は、たえにあったこずを、芚えこむずいう倧脳半球のはたらきによっお起こる反射なのです。

このような反射を、条件反射ずよんでいたす。

たずえば、酞っぱいものを、舌の䞊に乗せるず、぀ばきが出おきたす。
これは、うたれ぀きある反射です。

しかし、梅干しを芋たり、梅干しずいう蚀葉を聞いたりしただけで、぀ばきが出おくるのは、条件反射の1぀です。

もし、梅干しを芋たこずも、聞いたこずもないアメリカ人だったら、぀ばきなど出おきたせん。

このように、私たちが、梅干しを芋ただけでも぀ばきが出おくるのは、梅干しは、酞っぱい味がするずいうこずを芚えこんだ倧脳半球のはたらきで、反射が぀くられろためです。

私たもの粟神のはたらきには、この条件反射が、たいぞん倧切なはたらきをしおいたす。




自埋神経ずは 神経系のはたらきずは わかりやすく解説

自埋神経

平滑筋は、私たもの思い通りには動かせたせん。
この平滑筋ず、心臓の筋肉のはたらきを受け持っおいるのが自埋神経ずよばれるものです。

自埋神経は脳神経や脊髄神経の䞭に混じっおいたり背骚の䞡偎に现長く぀ながっおいたりしたす。

぀ばを出したり、食べ物を胃や腞で消化したりするはたらき汗を出しお䜓枩を調節するはたらき、心臓のうちかたを敎えるはたらきなどは自埋神経が受け持っおいたす。

自埋神経には亀感神経ず副亀感神経ずがあっお内臓のはたらきを匷めたり、おさえたりしおいたす。

この2぀の神経が脳の呜什をうけないで内臓の調子を敎えおいたす。

このようなはたらきは、ああしよう、こうしようず思っおもかえるこずはできたせん。
しかし、気づかないでいるずきや、眠っおいる間でも心臓・胃・腞などは、はたらいおくれたす。

これは、自埋神経のはたらきのおかげです。


神経系のはたらき

神経のいろいろな郚分が、どんなふうにたずたっおはたらいおいるか蚊がひざを刺したずきのこずから、考えおみたしょう。

たず、かゆいずいう知らせが、皮膚から知芚線維を䌝わっお脊髄を通り倧脳半球に届きたす。
ここではじめお、かゆいずいう感じが起こりたす。

脳は前に同じようなかゆさを感じたずきのこずを思いだしこのかゆさは、きっず、蚊に刺されたのだず考えたす。

そしお、どうしたらよいかを決めたす。

぀ぎに脳は、目に呜什しお、蚊の止たっおいる堎所を芋぀けたす。
それが、わかったら、手に呜什しお、蚊を叩くように動かしたす。

しかし、蚊が逃げないように手をそっず動かさなければなりたせん。
このため、手が蚊に近づく間䞭、腕や手から倧脳半球や小脳ぞ手の䜍眮や動く早やさを教える知らせがいきたす。

たた、目からも蚊の様子、手の栌奜などに぀いおの知らせが届きたす。

脳は、これらの知らせを受け取っお、もし手が曲がりすぎおいたりいきすぎおいたりすれば、すぐそれを正しく盎すように现かく呜什を出したす。

こうしお、手は滑らかに動きたす。

たた、蚊に刺されたあずのかゆいずころは䜓を曲げ、かきやすい姿勢でかきたす。
このずきも、はたしおかゆいずころを正しくかいおいるかどうかずいう知らせはたえず脳ぞ䌝えられたす。

脳は、この知らせによっお、指を動かす筋肉ぞ呜什を出しちょうど、うたくかくようにしおいたす。

たた、私たちが、蚊のこずで䞀生懞呜になっおいるあいだでも自埋神経は心臓を動かし、食べ物を消化できるように腞をはたらかせおいたす。

蚊に刺されたずき、私たちはもちろんこんなこずを1぀1぀考えおやっおいるのではありたせん。

しかし、神経系はこんなふうに、现かく助け合っおいるのです。




ホルモンのはたらきずは わかりやすく解説

䜓のはたらきの調節

私たちの䜓では、たずえば運動をしお酞玠が
䞍足するず、呌吞がさかんになり、血液のめぐりがよくなりたす。
運動を少しやり過ぎるず、疲れが出お、もう止めろず呜什したす。

けれども、その運動を繰り返しお䜓を鍛えるず
䜓力が぀いおきお、たえほど疲れなくなりたす。

このように、䜓のはたらきは、たいぞんうたく調節されおいたす。
それは、神経ずホルモンずが力を合わせお助け合っおいるからです。

ホルモンずいうのは内分泌腺ずいう噚官で぀くられる化孊的物質で
それが血液の䞭に出お䜓の䞭をめぐっおいくうちに
いろいろなはたらきをしお䜓の぀り合いに圹立っおいたす。

ホルモンは、ビタミンのように食物の䞭から栄逊ずしおずるのではなく
䜓の䞭にある内分泌腺から必芁なだけ぀くられるのです。

ホルモンやビタミンは、ごく少しばかりの量でそのはたらきをするのですが
それが少なすぎおも、たた倚すぎおも䜓に悪いのです。

ですから、䜕かの理由でホルモンが䞍足するず
自然に内分泌腺のはたらきが増し、反察にホルモンが倚すぎるず
内分泌腺のはたらきが止められるようにできおいたす。

ホルモンが足りないために起こった病気のずきに
医者がそのホルモンを泚射したり、飲たせたりするこずは必芁な手圓ですが
もしもそれが倚すぎるず、その人の内分泌液を壊しおしたったりしたすから泚意しなければなりたせん。

内分泌腺の䞻なものは、図にしめしたようなものですが
そのほかにも、ただたくさんの堎所からホルモンが出おいるずいわれおいたす。


脳䞋垂䜓

神経に䞭枢があっお、党䜓をたずめおいるように
内分泌腺のはたらきをたずめおいるのは、脳䞋垂䜓です。

脳䞋垂䜓は、倧脳の䞋にくっ぀いおいる豆粒ほどの噚官ですが
たいぞん倧切なものです。
これは、前葉ず埌葉ずの2぀の郚分に分かれたす。

埌葉は血管を瞮めお血圧をあげるホルモンや平滑筋
ずくに子宮を収瞮させるホルモン、腎臓で尿の分泌をおさえるホルモンなどを出したす。

前葉は、たず、成長ホルモンをだしたす。

成長ホルモンが倚すぎるず、たいぞん䜓の倧きい巚人ができ
少なすぎるず、䞀寞がうしができたす。

前葉はたた、ほかの内分泌腺甲状腺・副腎皮質・性腺などの発育をうながし
それらのはたらきを増すようなホルモンを分泌したす。

たずえば、甲状腺刺激ホルモンは、甲状腺ホルモンの分泌を増したすが
甲状腺ホルモンがあたり倚くなりすぎるず
その結果は、めぐりめぐっお前葉の䞭の甲状腺刺激ホルモンを出す
现胞のはたらきをおさえおしたいたす。

このようにしお、䜓の䞭の甲状腺ホルモンが倚すぎるこずも
少なすぎるこずもふせがれ、うたく調節されたす。

同じようなこずが、副腎皮質や性腺に぀いおもいえたす。

甲状腺

これは、甲状軟骚のど笛のずころにある噚官で
ペり玠をふくむサむロキシンチロキシンずいうホルモンを出したす。

このホルモンは、䜓の掻動的なはたらきをさかんにするもので
心臓や筋肉のはたらきを匷め、䜓枩を高めたす。

甲状腺のはたらきが匷すぎる病気を、バセドり病ずいいたす。

䞊皮小䜓

甲状腺のそばに぀いおいる腺で、血液の䞭のカルシりムの分量を敎えたす。
このホルモンが少なすぎるず、骚や歯ががろがろになり
たた、筋肉がひき぀っお、テタニヌずいう病気になりたす。

すい臓

十二指腞のそばにある消化液を分泌する倧切な噚官です。
その䞭に島现胞ずいっおむンシュリンずいう
亜鉛をふくんだホルモンを出す现胞がありたす。

むンシュリンは血液の䞭の糖が倚すぎないように調節するはたらきがあっお
これが䞍足するず、血糖が倚くなり、その結果、糖尿病が起こりたす。



副腎

副腎は、腎臓の䞊にかぶさっおいる噚官で、倖偎のほうの副腎皮質ず䞭のほうの副腎髄質ずに分けられたす。

副腎皮質からは、コヌチゟンずいうホルモンが出されたすがこれは䜙ったたんぱく質を糖にかえるもの、腎臓の塩類の分泌を調節するもの䞀皮の性ホルモンなどをふくんでいたす。

コヌチゟンが少なすぎるず、関節リュヌマチのようになったりアゞ゜ン病になり、倚すぎるず、病気にかかりやすくなったり脳䞋垂䜓のはたらきが止たったりしたす。

副腎髄質からは、アドレナリンずいうホルモンが出されたす。

これは、亀感神経のはたらきを匷めるホルモンで心臓のはたらきを増し、血管を収瞮させお血圧をあげたり胃腞のはたらきを止めたり、甲状腺ず助け合っお掻動的なはたらきをしたす。

そのほか、血液の䞭の糖を増したりしお、むンシュリンず反察のはたらきをしたす。
アドレナリンずむンシュリンは互いに぀り合っお血糖の調節をしたす。

性腺

男は粟巣から男性ホルモンを女は卵巣から女性ホルモンを出したす。

男性ホルモンは、男を男らしくするはたらきがありひげがはえたり、声が倪くなったり、骚組みがしっかりしたり男らしい心になるのは男性ホルモンのためです。

女性ホルモンは、肉づきをたるくしたり、やさしい声を出すようにしたり女らしい心やはたらきをさせるものです。

これらの性ホルモンは、倚すぎたり、少なすぎたりするず脳䞋垂䜓のはたらきに倉化を䞎えたすから䜓の栄逊状態などにいろいろな倉化を起こすこずになりたす。

その他の分泌腺

今たで述べたような分泌腺のほか、束果䜓は倧脳の぀け根のすぐ䞊に぀いおいお脳䞋垂䜓のはたらきをおさえるホルモンを出したす。

胞腺は、子どものずきには䜓の栄逊状態や成長を調節しおいお性腺のはたらきをずめおいるのですが、性腺のはたらきがはじたるずそれに圹目を譲り枡しお小さくなっおしたいたす。

たた、胃腞の粘膜には、消化液の分泌をさかんにするようなホルモンや腎臓の分泌を止めるようなホルモンが出されおおり腎臓からは血圧をあげるようなホルモンなどが出されおいるこずもわかっおいたす。

そのほか、脳の䞭の现胞・肝臓・脟臓・リンパ節・だ液腺などからもホルモンが出されるらしいずいわれおいたす。

このようなたくさんのホルモンを出す分泌腺はお互いに助け合ったり、反察に止めあったりしたす。

たた、ホルモンは神経のはたらきを匷めたり、匱めたりするはたらきもしたす。
その反察に神経はホルモンの分泌液のはたらきを匷めたり匱めたりしたす。

このようにしお、ホルモンず神経ずはお互いにはたらきあい぀り合っお、䜓のはたらきの調節に圹立っおいるのです。




神経の衛生ずは 脳や神経の病気ずは わかりやすく解説

神経の病気は、どれも原因や蚺断が難しいので、治療をはじめるのが遅れがちです。

神経の病気は、脳出血・日本脳炎・脳腫瘍・小児麻痺・神経痛などのように脳や神経そのものの病気ず、ものの感じかたや考えかたがふ぀うでなくなる粟神病ずの2぀に分けられたす。

粟神病には、粟神分裂症・躁鬱病・神経症ノむロヌれおんかん・粟神薄匱・老幎痎呆などがありたす。

頭痛は、神経の病気ばかりでなく颚邪や、目・耳・錻の病気などのずきにも起きたす。


神経症

ノむロヌれずもよばれ、䜓には悪いずころがないのにいろいろな症状が起こる病気です。

この病気は、匷い粟神的ショックを受けたり心の䞭に䞍満があったりするずきに起こりたすが、その人の性質も関係したす。

たずえば、なんずなく䞍安になっお、心臓がどきどきしおそれがい぀たでも止たらなくなったり、目たい・冷や汗・震えなど䜓にいろいろな症状があらわれたりしたす。

たた、倜になっおよく眠れないようなずき぀ぎの日は、わずかの光や音にも疲れお仕事があたりできなくなるこずがありたす。

これをいわゆる神経衰匱ずいっおいたすが私たちの䜓には、しばしば起こる状態です。

このほか、自分でもバカバカしいずわかっおいるこずでも気になっおしようがないこずがありたす。

たずえば、戞締りを䜕十回ずなく調べなければ気がすたないようなずきがそうです。

このようなノむロヌれは、い぀も神経をいらいらさせおいるず起こるものですから普段よく眠り、静かな生掻を楜しむように心掛けたしょう。

脳波

私たちの脳からは、い぀も匱い電流が出おいたす。
この電流を枬定噚で玙に蚘録するず、波圢の曲線になるのでこれを脳波ずよびたす。
脳波はたた、脳電図ずもよばれたす。

脳波は、そのずきの粟神状態によっお、いろいろな波圢の曲線になっお出おきたす。

たずえば、おんかんの人の脳波を枬定するずふ぀うの人ず違った、特別な曲線になりたす。

このように、脳波は、その人の悩や神経の病気を調べるのに、ずおも圹に立ちたす。




皮膚のしくみずはたらきずは わかりやすく解説

皮膚のはたらき

私たもの䜓の圢は、骚や筋肉が぀くっおいたす。
この䜓のいちばん倖偎を包んでいるのが皮膚です。
皮膚は、どんなはたらきをしおいるのか調べおみたしょう。

皮膚は、䜓に毒になるものや病原菌が、䜓の䞭ぞ入り蟌むのをふせいでいたす。
たた、䜓の内郚が、倖からの刺激熱さ、寒さ、日光におらされるこずなどを盎に受けないようにふせいでいたす。

このようにしお、皮膚は䜓の内郚の倧事な噚官を守っおいたす。
そのほか、熱さ・寒さ・痛さなどを感じる圹目も皮膚がしおいたすし觊られたり・抌されたりしたずきにも皮膚はそれを感じたす。

䜓の䜓枩を調節するのにも、皮膚は、倧事なはたらきをしおいたす。


皮膚のしくみ

図のように、皮膚は3぀の郚分に分けられたす。
倖偎から順に、衚皮・真皮・皮䞋組織ず分かれおいたす。

皮䞋組織には、脂肪がたくわえられおいたす。
倪っおいる人は、この皮䞋脂肪が倚く、やせおいる人は、それが少ないのです。

衚皮は、たくさんの现胞が、幟重にも重なりあっおできおいたす。
衚皮の现胞は、䞊のほうからだんだん死んで、あかやふけずなり、䞋のほうから新しい衚皮の现胞が぀くられ、それを補充しおいきたす。

衚皮のいちばん深いずころに䞊んでいる现胞の䞭にはメラニンずいう色玠がありたす。

私たちの皮膚の色は、このメラニンの倚いか少ないかによっお違いたす。
皮膚は玫倖線をふせぐ働きがあり、日焌けするずメラニンが増えたす。

あざは、メラニンをもった现胞が集たったものです。

たた、癜人はメラニンが少ないために癜い肌をしおおり黒人はメラニンが倚いために黒い肌をしおいたす。

皮膚には、血管がきおいたす。
たた、神経もきおいお、いろいろな感じを受け取りたす。

皮膚には、毛がはえおいたす。
毛穎の䞭には、あぶらを出す腺があっお、あぶらを皮膚の衚面ぞずおくり出したす。
このあぶらは、皮膚の衚面を滑らかにし、皮膚が也くのをふせぎたす。

汗

汗は、汗腺ずいう噚官からでたす。
汗腺は、たたになっおいる郚分ずそこから皮膚の衚面たで続いおいる管ずからできおいたす。

このたたになっおいるずころで、汗が぀くられたす。
汗は、そこから管を通っお、皮膚の倖に出たす。

汗は、目で芋えるほど、滎ずなっお出るこずもありたすがふ぀うは目ではわからないくらいわずかず぀汗の氎分がたえず皮膚から蒞発しおいたす。

ガラスの䞊に、手の平をあおおごらんなさい。
手の平があたったずころだけ、くもるでしょう。
これは、皮膚から蒞発しおいる氎分のためなのです。

鳥肌

私たちの皮膚は、䜓枩の調節に圹立っおおいたす。
寒さにあうず皮膚も皮膚の血管も瞮んで、なるべく熱を逃がさないようにしたす。

皮膚にはえおいる毛には筋肉が぀いおいたす。この筋肉を立毛筋ずいいたす。
寒さにあうず、立毛筋が瞮んで、そのため毛が逆立ち毛穎が持ち䞊がっお、ちょうど矜根をむしった鳥の皮膚のようになりたす。

これを鳥肌ずいいたす。



指王

指王は、ひずりひずり違った圢をしおいたす。
指王は、指のはらの皮膚のでこがこになった筋が぀くっおいる圢です。

指のはらにむンキを぀けお、玙に抌し付けるず、指王の圢がう぀されたす。
指王は䞀生かわりたせんので、人を芋わけるずきに䜿われたす。

手ず぀め

毛は、ほずんど䜓䞭にはえおいお、皮膚の䞭にその根毛根がありたす。
毛が䌞びおいくのは、毛が育っおくからです。

毛には、现くお短いのず、倪くお長いのず2皮類ありたす。

现くお短いのは、うぶ毛で、これは、䜓の倧郚分にはえおいる毛です。
倪くお長いのは、こう毛で、髪の毛・た぀毛などの毛です。

぀めは、指先からはえおいたす。
぀めの根本は、皮膚に぀぀たれおいお芋えたせんが぀めは、そこで育っお䌞びおいきたす。

皮膚でわかる感じ

皮膚でわかる感じには、ものに觊った感じ、熱い感じ冷たい感じ、痛い感じの4぀がありたす。
そのほか、足の裏や、わきの䞋などに觊るず、くすぐったく感じたす。

皮膚の衚面で痛みを感じる点を痛点、皮膚に觊ったのを感じる点を觊点、枩かさを感じる点を枩点、冷たさを感じる点を冷点ずいいたす。

痛点・觊点・枩点・冷点は、皮膚の衚面にばらたかれおいおそれぞれ特別なしくみがあっお、それぞれの感じを受け取りたす。

この感じを受ける点は、䜓の郚分によっおそれぞれ、倚いずころず、少ないずころがありたす。

実隓

先のずがったものを冷たくしお手の甲に觊れながら、ずらしおいきたす。
そのずき、冷たく感じるずころが冷点です。

こんどは、枩めお今ず同じようにするず、枩かさを感じるずころがありたす。

そこが枩点です。

やはり、先のずがったものを手の甲に觊れながら、ずらしおいきたす。
そのずき、觊ったこずがわかるずころが觊点で痛みを感じるずころが痛点です。



皮膚の衛生ずは 䜓枩を調節するしくみずは わかりやすく解説

皮膚の衛生

皮膚の衚面には、皮膚から出る汗氎分やあぶらが぀いおいたす。
この汗やあぶらの぀いおいる皮膚には、空気䞭のほこりや现菌が぀きやすく
皮膚を掗わないず、汗・あぶら・ほこり・现菌がたたっお皮膚が汚れおきたす。


皮膚は、い぀もきれいにしおおくこずが倧切です。
ほどよく日光にあたるず、皮膚は䞈倫になりたす。これは、皮膚に色玠が増えお、皮膚の抵抗力が増すからです。

しかし、匷い日光にあたり長くあたりすぎるず皮膚に、ひぶくれができたす。

倏に汗をかくず、汗疹ができるこずがありたす。
汗をかいたずきには、氎でしめした垃できれいにふき皮膚を早く也かすようにすれば汗疹もができたせん。

冷氎济・冷氎摩擊をするず、皮膚が䞈倫になりたす。
冬、激しい寒さにあうず、手足にしもやけができるこずがありたす。

これは、寒さのために血液がよくたわらなくなり、皮膚の組織が壊されるためです。
寒いずきは手足をよくこすっお血液の埪環をよくしたり、皮膚を也かすこずが倧事です。

田虫・氎虫・しらくもなどは、皮膚にカビが぀いたために起こる病気です。
たた、皮膚がかゆくなるかいせんずいう病気はカむセンチュりが皮膚に぀くためです。
カむセンチュりは、めすが皮膚にもぐりたす。

䜓枩を調節するしくみ

私たちが健康であるためには、たわりが熱くおも、寒くおも䜓枩を37床ぐらいに、たもたなければなりたせん。

䜓には、この䜓枩を䞀定に保ずうずするはたらきが自然に備わっおいたす。

䜓の䞭では、い぀も食べ物をもずにしお熱が぀くられおいたす。
これが、䜓枩のもずになっおいたす。

この熱は、䜓枩を保぀だけあればよいので䜙った分は、たえず䜓の倖に出さなければなりたせん。

䜙った熱は、ほずんどが皮膚からたわりの空気䞭ぞ出されたす。
そのほか、倧䟿や尿ずいっしょに䜓の倖ぞ出されたす。



皮膚から倱われる熱

皮膚からは、぀ぎの4぀の方法で熱が倱われおいきたす。

䌝導

私たちのからどの皮膚の衚面から、たわりの空気ぞず熱が䌝わっお逃げおいきたす。
これは、䌝導ずいう熱の䌝わりかたの1぀です。

冬になっお寒くなるず、毛の掋服を着たすが毛は熱を䌝えにくく、䌝導により熱か逃げるのをふせぐこずができるからです。

察流

皮膚に觊れおいる空気は䜓の熟で枩められるず軜くなっお䞊にあがりたす。
そのあずぞ、冷たい空気が入れ替わっお入っおきたす。

これを繰り返しお、空気は、皮膚から熟をずっおいきたす。
これに、察流ずいう熱の䌝わりかたの1぀です。

掋服を着るず、皮膚ずたわりの空気ずのあいだに動かない空気の局ができるので、熱の察流や䌝導をふせぎ冬でも䜓を枩かくしおおくこずができるのです。

攟射

熱したストヌブに近よるず、熱さを感じたすがこれはストヌブが熱を攟射しおいるからです。

私たちの䜓の衚面でも攟射で、熱をもらったり、熱を倱ったりしおいたす。

倏に癜い着物を着るのは、たわりからの攟射熱を反射するため冬に、黒い着物を着るのは攟射熱を吞収するためです。

蒞発

私たちの皮膚からは、たえず氎分が蒞発しおいたす。
䜓から氎分が蒞発するずき、皮膚から熱を奪っおいきたす。

皮膚から熱が倱われるのはこの4぀のうちどれにいちばんよるかずいうず、気枩や湿り気などいろいろな堎合によっお違いたす。

私たちの身の呚りの空気の枩床が䜎いほど攟射・䌝導で熱を奪われるこずが倚く、空気が也いおいるず蒞発がさかんになり、颚邪が匷いず察流ず蒞発が、さかんになりたす。




脳神経ず脊髄神経ずは わかりやすく解説

脳

脳は、頭の骚の䞭にあり、倧切に守られおいたす。脳の䞋偎らは、脊髄が䌞びおいたす。

脳や脊髄いは、末梢神埄の䌝える知らせを受け取っおどうしたらよいかを決め、呜什を出すずころです。

脳は、倧脳半球・間脳・䞭脳・小脳・延髄などに分けられたす。


倧脳半球

倧脳半球は、脳の䞭でもいちばん倧きなずころでおよそ140億もの神経现胞が集たっおできおいたす。

巊右2぀の倧脳半球が真ん䞭で合わさっおおりその衚面には、蟌み入ったしわがたくさんありたす。
私たちが、ああしよう、こうしようずいうこずはみな倧脳半球から・呜什がでおいるのです。

間脳

間脳は、自埋神経のはたらきや栄逊・䜓枩などを正しく敎えたす。
間脳の前の䞋のほうには、豆粒のようにぶらさがっおいる脳䞋垂䜓がありたす。

䞭脳

目や耳など、銖から䞊の感じは、たいおい脳神経を䌝わっお、たず䞭脳ぞ入りたす。

䞭脳は、それらの知らせを敎理しお、倧脳半球に䌝えたす。
ですから、電話でいえば、亀換台にあたりたす。

延髄

銖の埌ろ偎で、頭ずの境目あたりにありたす。
ここは、脳ず脊髄を結ぶ神経線維が、たくさん通っおいたす。

少しも䌑たないで呌吞運動がおこなわれたり、心臓がうったりするのは延髄から、繰り返し呜什がでおいるからです。

小脳

平均台を枡るずきなど、うたく䜓の぀り合いをずったり目を閉じたたた、たっすぐに立ったりするはたらきは小脳の圹目です。

小脳は䜓の姿勢をうたく保぀はたらきをしおいたす。
このために、小脳は、内耳にある぀り合いを感じるしくみからの知らせや関節の曲がり具合などの知らせを受けお、筋肉を匕き締めたり緩めたりする呜什を出しおいたす。



脊髄

魚を食べるずき、魚の背骚を折っおごらんなさい。
背骚の䞭に、穎がずっず瞊に通じその䞭に癜いやわらかい糞のようなものが通っおいたす。

これが脊髄です。

私たちの脊髄も、同じように、延髄からはじたっお背骚の䞭を通り、腰のあたりたで䌞びおいたす。

脊髄は、おもに神経線維の集たりで、脳ず手足を぀なぐ電話線の束のようなものです。
しかし、神経现胞が少しあっお、反射などの倧切なはたらきをしおいたす。

脳神経ず脊髄神経

脳や脊髄からは、癜い糞のような神経線維の束が䌞びおいたす。
これらは脳神経ず脊髄神経ずに分けられたす。

脳神経は、脳の䞀郚である䞭脳や、延髄などから䜕本も出お顏の皮膚・目・耳・錻・舌などに行き枡っおいたす。

脊髄神経は脊髄から巊右に、それぞれ31本ず぀でおいお䜓䞭に行き枡っおいたす。

これらの脳神経や脊髄神経は、知芚線維ず運動線維をもっおいたす。

知芚線維は、芋たり、聞いたり皮膚が感じたり痛い・冷たい・重いなどした知らせを脳や脊髄に䌝えるはたらきをしおいたす。

知芚線維だけからなる神経を感芚神経ずもいいたす。
運動線維は脳や脊髄の呜什を、手足の筋肉に䌝えるはたらきをしおいたす。

このように、知芚線維ず運動線維は䌝える向きが反察です。
ですから、ちょうど2皮類の電話線のような圹目をしおいるずいえたす。




䜓の調節のしくみずは 神経・神経系ずは わかりやすく解説

䜓の調節のしくみ

私たちは、毎日、䜕気なく食べたり、勉匷したり、遊んだりしおいたす。
そしお、倜がくるず安心しお熟睡したす。
このようにしお、い぀のたにか、心身ずもに立掟に成長しおいるのです。

この健康な暮らしず毎日の成長は、私たちの䜓の手足や、胃湯などいろいろな噚官が、お互いに助け合っおうたくたずたっおはたらいおくれるおかげです。

このようなはたらきを、䜓の調子ずいいたす。

この䜓の調節にいちばん圹立぀ものは、神経ずホルモンです。


神経ず神経系

神経ずいう蚀葉は「あの人は運動神経が発達しおいる」ずいうずきのように䜓の運動をしたり、感じを䌝えたりする神経のはたらきをあらわす堎合ず「あの人は、神経が敏感だ」ずいうように粟神こころのはたらきをあらわす堎合ず、2぀の意味をもっおいたす。

ふ぀うは、この䞡方を神経ずよんでいたす。

神経は、ちょうどオヌケストラでいえば指揮者のようなものです。
指揮者が、いろいろの楜噚を挔奏する倧勢の人たちを指図しおたずたった矎しい音楜をうみだすように神経は䜓䞭のいろいろのはたらきをずりたずめお私たちがい぀も健康に生きおいけるようにしたす。

神経のいちばんもずになるものは、神経现胞です。
ふ぀うの神経には、1本の现長い糞のような枝神経繊維ずいく぀かの短い枝ずがありたす。

これらの枝が、぀き぀ぎに、ほかの神経现胞の枝ずからみあっお现長く続いおいたす。

この神経现胞の぀ながったものを、いろいろな知らせが䌝わりたす。
知らせが神埄を䌝わる速さは、倪い神経線維ではだいたい1秒間に120メヌトルぐらいです。

神経现胞の枝の、長く぀ながったものがいく぀も集たっお、神経系を぀くっおいたす。

神経系は、しくみのうえから倧きく分けるず䞭枢神経系脳ず脊髄ず末梢神経系脳神経・脊髄神経・自埋神経の2぀に分けられたす。




錻ず舌のしくみずは わかりやすく解説

錻

錻は、呌吞をするずきの空気の出入り口で、入り囗に錻毛があり吞い蟌むほこりや、现菌を取り陀くはたらきもしたす。

たた、においをかぐはたらきもありたす。


においを感じるしくみ

錻の䞭は、錻こうずよばれ、巊右2぀に仕切られおいたす。
この仕切りを、錻䞭かくずいいたす。
錻こうは、咜頭ぞ぀ながっおいたすが咜頭には、巊右の仕切りがありたせん。

錻䞭かくに向き合った壁には、ひだが3぀䞊んでいたす。
いちばん䞊のひだの近くには、においを感じる特別なしくみがありたす。

においをもった现かい粒が空気に運ばれお錻こうに入り、このしくみに觊れたす。
そのしらせは神経を通っお脳ぞ䌝わり、においが感じられるのです。

ですから、錻颚邪のために、錻こうの粘膜がはれるず空気の通りが悪くなっお、においが感じられなくなりたす。

においをかぐはたらきは、子どものほうが倧人よりもよくたた、人間よりも動物のほうが、いっそうよくはたらきたす。

しかし、私たちの錻は、同じにおいを長い時間かいでいるずそのうち感じなくなりたす。
これは、においを感じる郚分が疲れおにおいをかぎわける力が衰えるからです。

錻こうの呚りには、いりくんだ掞穎が、いく぀かありたす。この穎を、副錻腔ずいいたす。
錻颚邪をひいたずきに、錻声になるのはこの副錻腔が詰たるためです。

錻の衛生

人の呌吞は錻からするもので、口からするず病気になりたす。
ですから、錻呌吞をするこずが倧切です。

蓄膿症は、现菌などの感染によっお、副錻腔に膿がたたる病気です。
これが長く続くず、病気を治しおもにおいを感じなくなるこずがありたす。



舌

舌は、口の䞭に入った食べ物の味を感じたり、かき混ぜたりこれをのどのほうぞおくったりするはたらきをしたす。
たた、私たちが、蚀葉を喋るにも、舌はなくおはたらないものです。

味を感じるしくみ

ものの味は、おもに舌で感じたす。
舌には、味らいずいう味を感じる感芚噚がありたす。
しかし、味らいのないずころでも、味を感じるこずができたす。
味を感じるしくみには、よくわからない点がありたす。

味をもった物質が、぀ばに溶けお、味らいに觊れるず味が感じられたす。

味には、甘味・鹹味・酞味・苊味の4぀がありたす。
蟛味・枋味などは味のほかに、ものに觊った感じ傷みの感じなどが混じったものです。

味の感芚が損なわれるず食べ物がたずくなり、食欲が枛りたす。
口の䞭は、い぀もきれいにしお舌が荒れないように気を぀けおいなければなりたせん。

実隓

甘味・鹹味・酞味・苊味はそれぞれ感じやすい堎所が違いいたす。
どの郚分で、どの味がいちばん感じられるか、詊しおみたしょう。

砂糖・食塩・食酢で、それぞれ甘味・鹹味・酞味を調べたす。

苊味は害のないように、溶かしおもらったキニヌネなどの薬を䜿いたす。
これらを氎でうすめお、それぞれ別の筆に぀け、舌のいろいろな郚分に塗っおみたす。

どこで、どんな味を感じるかがわかりたす。
苊味は、あずたで残りたすから、いちばんあずで調べたしょう。

鹹味は、どこでも同じに感じたす。
甘味は、舌の先、酞味はわき、苊味は奥のほうでいちばんよく感じるこずがわかりたす。




耳のしくみずは なぜ音が聞こえるのか わかりやすく解説

耳のしくみ

耳は、音を感じる噚官です。
耳は、倖から芋るず、顔の䞡偎に穎があいおいるだけのように芋えたすがその内郚は非垞に耇雑なしくみになっおいたす。
耳は、音を感じるだけでなく、䜓の぀り合いを感じるはたらきをしたす。

耳は、その圢ずはたらきから、倖耳・䞭耳・内耳の3぀の郚分に分けられたす。


倖耳

䞋の図のように、錓膜から倖偎の郚分を倖耳ずいいたす。
ここには、耳かいず倖耳道がありたす。

私たちが、ふ぀う耳ずいっおいるずころは、耳かいです。
耳かいは、い぀もじんず匵っおいたすがこれは、耳かいの䞭にな人骚が入っおいるからです。

耳かいは、音を集める圢になっおいたす。手を耳かいにあおるず、よく聞こえたす。

倖耳道は、耳の穎のこずです。錓膜はこの倖耳道の぀きあたりにありたす。

錓膜は、たるい圢をした薄い膜です。
空気の振動が、錓膜に届くず、錓膜は、现かく震えたす。

䞭耳

䞭耳は、錓膜の内偎にある郚屋です。䞭耳は、咜頭の䞊郚錻の奥ず现い管で぀ながっおいたす。

この管を耳管ずいいたす。耳管は、い぀もは閉じおいたす。

私たちが、぀ばきを飲み蟌んだり、あくびをしたりするず開き、空気が出入りしたす。

こうしお、錓宀の䞭の空気の圧力ず倖の圧力が釣り合うようになっおいたす。

もういちど、䞊の図を芋おください。
錓膜の内偎から、぀ち骚・きぬた骚・あぶみ骚ずいう3぀の小さな骚が぀ながっおいたす。

錓膜が音波のためにふるえるず、この3぀の骚がさらに音を奥のほうぞ䌝えるのです。

これらの骚には、现い筋肉が぀いおいお匷い音を䌝えるずき、調節する圹目をしおいたす。

内耳

䞭耳から奥のほうは、内耳ずよばれたす。
内耳は、たいヘん蟌み入っおいるので、迷路ずもいわれたす。

カタツムリのような圢をしたものが、蝞牛です。
この䞭には、コルチ噚官があり、音を感じるはたらきをしおいたす。
蝞牛には、リンパ液が入っおいたす。

音波が錓膜を震わせ
぀ち骚・きぬた骚・あぶみ骚ず䌝わっお、リンパ液を震わせたす。
リンパ液からはコルチ噚官に䌝わり、脳ぞ知らせが届きたす。

こうしお音が感じられるのです。



぀り合いを感じるしくみ

内耳は、音のほか、運動や姿勢の䜍眮を感じるはたらきがありたす。
これは、䞉半芏管ず前庭の圹目です。

電車・船・飛行機に乗ったり、片足で立ったりするずきはここが刺激されお反応したす。

内耳には、茪の圢をしたものが、3぀ありたす。この茪が䞉半芏管です。

䞉半芏管の䞭には、リンパ液が入っおいたす。私たちの䜓が動くず、このリンパ液も動きたす。
䞉半芏管には特別なしくみがあっおこのリンパ液の動きを感じるず倧脳半球や小脳ぞ知らせるのです。

こうしお、䜓の動きを感じるこずができるのです。

前庭は、䞉半芏管ずか牛の間にありたす。
ここには、䜓の぀り合いを感じる特別なしくみがありたす。

䞊の図のように䞉半芏管や前庭には、ちょっずもりあがったずころがありこの䞊に现かい石のようなものがのっおいたす。

䜓が傟くず、现かい石の重みのかかり方がかわりたす。
この知らせが脳ぞ䌝わり、぀り合いを感じるのです。

耳の衛生

耳の穎には、よく耳あかがたたりたす。
耳あかは、倖耳道の皮膚から出されたあぶらに、倖のほこりが混じったものです。

耳あかは、よく掃陀しないず、長いあいだにはだんごのように詰たっお耳が聞こえなくなったり、できものができたりしたす。

錻が悪かったり、アデノむドが倧きかったりするず耳管のはたらきが悪くなっお、錓膜がぞこみたす。
ずきには錓宀に粘液がたたっお、耳が遠くなるこずがありたす。

耳の病気では䞭耳炎がおもなものです。
これは、病原菌が䞭耳ぞ入っお膿む病気でたいぞん傷んだり、耳だれが出たりしたす。

これをほうっおおくず、砎れた錓膜がふさがらずに、耳が聞こえにくくなりたす。

䞭耳炎は、錻やのどに起こった病気が耳管を通っお䞭耳に及ぶために起こるこずが倚いのです。
たた、倖耳道から氎が入った堎合なども䞭耳炎になるこずがありたす。

前庭や、䞉半芏管のはたらきがおかされるず目たいや吐き気がしたり、立っおいられなくなりたす。




近芖・遠芖・乱芖ずは 目の病気ずは 錯芚ずは

近芖・遠芖・乱芖

氎晶䜓の調節が、うたくいかなくなるず、近芖や遠芖になりたす。
ふ぀う、近いものを芋るずきは、目の氎晶䜓が厚くなりものの像がうたく網膜にう぀るようになっおいたす。

ずころが、あたり長いあいだ、ものを近づけお芋る習慣を぀けるずそれになれおしたっお氎晶䜓の厚みが、もずにかえらなくなりたす。

こうなるず、遠いずころにあるものを芋おも像は網膜の前に結ばれ、はっきり芋えないのです。

これが仮性近芖です。

近芖ずいうのは、県球の奥行が長すぎるために起こるものをいいたす。

近芖は、凹レンズの県鏡をかけお、調節するこずができたす。
遠芖はうたれ぀きのもので、近芖ず反察に県球の奥行が短いず起こり近くのものがはっきり芋えたせん。

これは凞レンズで調節するこずができたす。

たた、長いあいだ䜿ったために、氎晶䜓がかたくなりうたくふくらたないこずもありたす。

これが、老県です。

お幎寄りが新聞などを読むのに手を䌞ばしお新聞を遠くぞやっお読むのは、このためです。

乱芖は、ふ぀う、かく膜のゆがみによっお起こりたす。
ずきには、氎晶䜓や限底がゆがんでいお乱芖になるこずもありたす。

目に入っおきた光が、ゆがんだ郚分を通るので、ものなどが二重に芋えるのです。
乱芖は、このゆがみを盎す、特別な県鏡をかけお目を調節したす。


近芖の予防

日本人には、ずくに近芖が倚いずいわれおいたす。
それも、うたれ぀きの人は少なく、䞊の孊校にすすむに぀れお倚くなるのがふ぀うです。

小孊生では、100人のうち9人ぐらいの割合で近芖の人がいたすが倧孊生になるず、17人にも増えるのです。

これは、现かい字を暗いずころで読んだり読むずきの姿勢が悪かったりしたためです。

本を読むずきは、必ず明るいずころで、正しい姿勢で読みたしょう。

目の病気の予防

ほこりや现菌が目に入るず、よく結膜炎にかかりたす。
目が赀くなったり、目やにが出たり、傷んだりしたす。

汚れた手で月をこすったりほこりの倚いずころで遊んだりするのは危険なこずです。

トラホヌム

トラホヌムトラロヌマは、ビヌルスによっお起こりたす。
これにかかるず、結膜に粒々ができ、県球を傷めるこずになりたす。

手ぬぐいや掗面噚からう぀る堎合が倚いのです。トラホヌムにかかった人のものは、䜿わないようにしたしょう。

目ず栄逊

䜓に、ビタミンが足りなくなるず、ずり目になりたす。
これは、倜になるず、目が芋えなくなる病気です。
肝油などを飲んでビタミンをずらなければなりたせん。



錯芚

私たちは、癜い着物を人ず間違えたり雚の音を泥棒の足音ずかん違いしたりするこずがありたす。

このように、あるものを、芋間違えたり、聞き違えるこずを錯芚ずいいたす。
これは、ずおも疲れおいるずきや、神経の病気のずきなどに起こりたす。

たた、ものの䞊び方や、眮かれたずきの圢などで正確に芋るこずができないずきがありたす。

たずえば、図のように、等しい長さの線が違っお芋えたり平行な線が曲がっお芋えたりしたす。

錯芚ず䌌おいるので、よく間違えられるのが幻芚です。
錯芚は、実際にあるものを、芋間違えたり、聞き違えたりするのですが幻芚は実際には、なにもないのに芋えたり幻芖だれもいないのに、声が聞こえおくる幻聎こずをいいたす。

このような幻芚がいちばんよく芋られるのは神経の病気のずきですが健康な人でも、たいぞん疲れたずきには経隓するこずがありたす。




目のしくみずは なぜ物や色、距離感がわかるのか

目や耳のように、感じを受け取る噚官のこずを、感芚噚ずいいたす。

音楜を聞いたり、映画を芋たりしお私たちは、楜しい時間を過ごしたす。
これは、目や耳のおかげです。

感芚噚には、目や耳のほかに、味を感じる舌、においをかぐ錻、痛さ・熱さ・冷たさなどを感じる皮膚などがありたす。

これらはみな、私たちがたわりの様子を知るために、倧切な感芚噚です。

これらの感芚噚によっお、いろいろな刺激が受け取られたす。
この知らせは、神経によっお脳に届きたす。
こうしお、はじめお感じが起こるのです。

私たちが、さたざたなこずを知るこずができるのは、みな感芚噚を通しおのこずなのです。


目のしくみ

目は、光の刺激を受けお、ものを芋るはたらきをする感芚噚です。

顔の骚の䞭には、県かずいうくがみがありたす。
この䞭には、目の道具がみな入っおいたす。

たぶたのうしろには、目玉県球があり、そのうしろに芖神経がありたす。
県球のたわりには県筋ずよばれる筋肉がありこのはたらきによっお県球を䞊䞋巊右に動かすこずができるのです。

県球は、目の䞭でも倧切なずころで、そのはたらきを助けたり保護するために、眉毛・た぀毛・瞌・涙を出す噚官、目の筋肉などがありたす。

涙腺から出る涙は、悲しいずきだけに出るのではなく、い぀も少しず぀流れ出おいお県球の衚面が也かないいようにしおいたす。

たた、ほこりやごみが入ったずきは掗い流す圹目をしたす。

ものが芋えるしくみ

目のしくみは、カメラず非垞によく䌌おいたす。

カメラのレンズにあたるものが、目では氎品䜓です。
カメラでは、ものの圢がフィルムにう぀りたすが、目では網膜にう぀りたす。
たた、カメラのしがりにあたるのは、目のの虹圩です。

虹圩は、光の匷さによっお、ひずりでに広がったり
瞮んだりしお、瞳の倧きさをかえたす。

こうしお、䞭に入っおくる光線を調節するのです。
明るいずころでは瞳が瞮み、暗いずころでは開いお倧きくなるのは、このためです。

カメラではピントをあわせるのにレンズを動かしたす。

目では、毛様䜓のはたらきによっお、氎晶䜓がふくらんだり平たくなったりしお、その圹目をしたす。

氎晶䜓は、目に入っおくる光を屈折させ網膜にものの圢をう぀しだしたす。

網膜には、光を感じる芖现胞があり、これによっお光の刺激が倧脳に䌝えられ、はじめおものが芋えるのです。

目ず倧脳を連絡する圹目は、芖神経が぀ずめおいたす。
網膜の䞭倮に近いずころにある黄はんは、感芚がいちばんするどいずころです。

この黄はんの近くに、芖神経の入り口になっおいる郚分がありたす。
ここを盲点ずいいたす。

盲点は、よく「気が぀かないずころ」ずいう意味に䜿われるように光を感じないずころです。

網膜を詳しく調べおみるずここには、かん状䜓ずすい状䜓ずいう2皮類の芖现胞が䞊んでいるのがわかりたす。

かん状䜓は、棒のような圢をしおいお光をよく感じ暗いずきによくはたらきたすが色を区別する力はありたせん。

もう1぀のすい状䜓は、きりのような圢をしおいお光にたいする感じ方は、かん状䜓に劣りたすが色を芋わける力があり光が明るいずきによくはたらきたす。

ふ぀うの明るさのずきには、すい状䜓がはたらいおものを芋わけたり、明るさを感じたり、ものの色を感じたりしたす。

しかし、倕方のように暗くなるず、すい状䜓にかわっおかん状䜓がはたらくようになるので色を芋わけにくくなりたす。

かん状䜓がなかったり、そのはたらきが悪くなるず、明るいずきはすい状䜓がはたらくのでよく芋えるのですが、うす暗くなるず、芋えなくなりたす。

これがずり目倜盲症です。
たた、かん状䜓は、緑の光を感じやすい性質があるので、実際は、かなり暗い月の光を、明るい青癜い光に感じるのです。



色を感じるしくみ

網膜にあるすい状䜓ずいう现胞が色を感じるはたらきをしおいたすがこれには、赀・青・緑に感じる3皮類の现胞があるず考えられおいたす。

これらの现胞の1぀か2぀が故障するず色の区別ができなくなりたす。これが色盲なのです。

私たちの䞭には、うたれ぀き、色盲の人がいたす。

遠近を知るしくみ

片目をふさいで、手に持った鉛筆の先をもういっぜうの手に持った鉛筆の先぀いおみたしょう。
䞡目を開ければなんでもないこずでも、片目ではうたくいきたせん。
これは、片目では、遠近感がなくなるからです。

物の遠近を感じるのは、目が2぀あるからだろうず考えられおいたす。
1぀の物でも右の目で芋るのず巊の目で芋るのずではいくらか圢が違い、その違いは近くにある物ほど倧きくなりたす。

芖角

巊右の目ず物を盎線で結ぶず遠い物ず近い物では角床が違っおきたす。
この角床を芖角ずいい、芖角が小さい物は遠く、芖角が倧きい物ほど近くにありたす。

぀たり、芖角の倧小によっお、物の遠近がわかるのです。
このように、目が2぀あるのは、距離を知るのに倧切なこずです。




泌尿噚の衛生、腎臓・膀胱の病気ずは わかりやすく解説

腎臓の病気

腎炎

颚邪・扁桃腺炎・しょう玅熱などのあずに起こりやすい病気です。

おもに糞球䜓が炎症を起こしたもので、尿の量が枛り尿の䞭に、たんぱく質や血液が混じっおでたす。

䜓がむくみ、血圧が高くなりたす。


尿毒症

腎臓が、血液の䞭の䞍甚物をうたく取り陀くこずができないずこれらは血液の䞭にたたっお脳などがおかされたす。

これが尿毒症です。

しだいに疲れやすくなり、口が也き意識がなくなっおいきたす。

腎石症

尿の成分が、結石ずいっお腎臓の䞭で石のようにかたたりこれが腎盀や尿管の途䞭に぀かえお腹や腰が、ずきどき激しく痛む病気です。

この痛みは石が尿管を通るずきに起こるものです。

腎臓結栞

結栞菌が、腎臓に぀いおただれる病気です。
尿の䞭に血液やたんぱく質がでたすが必ず膀胱結栞もいっしょに起こり、なかなか治りたせん。

片偎の腎臓がおかされおいるずきはその腎臓をずっおしたう手術が、よくおこなわれおいたす。

膀胱の病気

膀胱炎

现菌が膀胱に぀いおその内偎の、粘膜がただれる病気です。
尿はにごり、ずきに血液がたざりたす。
粘膜が刺激されるのでたびたび排尿したくなり、たた排尿のずきに痛みたす。

ふ぀う、抗生物質でよくなりたす。

膀胱結栞

现菌のうち、ずくに結栞菌が膀胱をおかした堎合を膀胱結栞ずよび膀胱炎の䞀皮で症状も同じようなものです。

膀胱腫瘍

膀胱の内偎に、できものができる病気です。
おもな症状は、尿の䞭に血液がたじっおいるこずですができものが、がんであるかどうかを早く確かめなければなりたせん。




腎臓ず膀胱のはたらきずは わかりやすく解説

私たちの䜓の組織や噚官がはたらくず二酞化炭玠・氎・尿玠・塩分などの䞍甚物ができたす。

そのうち、二酞化炭玠は、肺から倖ぞ出されたす。
その他の䞍甚物は汗ずなるものもありたすが、倧郚分は腎臓で尿にかえられたす。

このように、䜓の䞭にできた䞍甚物を捚おるこずを排出ずいいたす。
尿を぀くり、排出する噚官を泌尿噚ずよびたす。

尿を぀くるのが、腎臓の圹目で尿管がこれを膀胱に運び膀胱にたたった尿は、さらに尿道ずいう管で䜓倖に出されたす。


腎臓

腎臓は、腹の少し䞊のあたりで、腞のうしろにある赀黒い色をしおいる噚官で巊右に1個ず぀ありたす。

その圢は、そら豆のようで瞊に長くなっおいたす。

腎臓の぀くり

腎臓の内偎の䞭倮郚には腎門ずいうぞこみがあっおここには、かなり倪い動脈ず静脈、尿を運びだす尿管が通っおいたす。

腎臓を瞊に切っおみるず、いちばん内偎には尿管が広がっおできおいる腎盀腎盂ずもいうずいう郚分がありたす。
たた、それをずりたいお攟射状のすじがたくさんある髄質ずいう郚分がありたす。

いちばん倖偎は、皮質ずいいたす。
皮質の䞭には、点のように芋える、腎小䜓マルピギヌ小䜓ずいう盎埄0.2ミリほどの球圢のかたたりが芋られたす。

この腎小䜓を顕埮鏡で調べおみるず毛现血管がたくさん集たっおいお毛糞の玉のようになっおいたす。

これを糞球䜓ずいいたす。

糞球䜓のたわりを袋が囲んでいお、この袋が尿现管ずいう管に続きたす。
尿现管は、おもに髄質の䞭を通っお耇雑に曲がりくねったのち䜕本も合わさっお倪くなり、腎盀に぀ながっおいたす。

腎臓のはたらき

腎臓は、尿を぀くりだす噚官です。
腎臓にくる動脈血が、この糞球䜓の毛现血管を通るあいだに血液から䞍甚物がこし出されたす。

これが、尿のもずになるものです。

この尿のもずになる液䜓は、尿现管を通るあいだにその䞭にふくたれおいる氎分ず塩分が、ふたたび吞収され尿ずなっお腎盀に流れ出たす。

腎臓は䞍芁物を排出するほかに尿现管での再吞収によっお䜓液の成分を、い぀も䞀定になるように調節しおいるのです。

1個の腎臓だけで2人分の䜓をたかなえる力がありたす。
したがっお巊右どちらかの腎臓が手術で取り去られおも、ほずんど差支えありたせん。

å°¿

健康な人の尿は、透き通っおいお黄色がかっおいたす。
尿には食塩などのいろいろな物質が溶けおいるので比重は1より倧きく比重も浞透圧も、ほが海氎ず同じです。

尿の1日の量は、倧人で1.21.5リットルですがこの量は氎分のずりかた、汗の出方などでかわりたす。

尿の成分は、氎分を別にすれば尿玠がいちばん倚く、その぀ぎに倚いのが塩分です。

糞球䜓でこしだされる、尿のもずになる液䜓の量は1日に170リットルもあるずいわれおいたす。
ですから、そのうちの99パヌセントもの量が尿现管で再吞収されおいるわけです。



膀胱

腎臓で぀くられた尿は腎盀をぞお尿管ずいう25センチほどの長い管で、膀胱ぞおくられたす。

膀胱の぀くり

膀胱は、腹の䞋のほうにある筋肉でできた袋です。
尿が入っおいないずきは、抌し぀ぶされおいたすが尿が固たっおくるず西掋梚のような圢にふくれたす。

膀胱には倧人で0.5リットル以䞊の尿が入りたす。
膀胱には腎臓に぀ながる巊右䞀察の尿管が぀ながりたた䞋のほうでは、尿道に続いおいたす。

この尿道ぞの出口には、括玄筋ずいう筋肉が厚く取り巻いお尿が流れでるのをふせいでいたす。

膀胱のはたらき

腎臓からは、い぀も少しず぀尿がでおいたす。
これをためおおいお、ある皋床たずめおから、䜓倖に排出するための袋が膀胱です。

尿が、膀胱から䜓倖ぞ出るずきには、いろいろの反射運動がはたらきたす。

膀胱に尿が䞀定量以䞊たたるず、尿意小䟿をしたい気持ちが起こり膀胱の筋肉が瞮み、尿道のはじたりのずころにある括玄筋が緩んで尿が尿道のほうぞ勢いよく出おいけるようになりたす。

たた、尿が䜓倖ぞ出されるずきには、膀胱の筋肉だけでなく腹の力も加わっお膀胱をおし、尿の排出を助けおいたす。




心臓・血管・血液の病気ずは わかりやすく解説

心臓ず血管の病気

先倩性心臓病

お母さんのお腹の䞭にいるずきからの、うたれ぀き持っおいる心臓病です。
心臓ができあがる段階でなんらかの故障がおきそのたたできあがった、いわばかたわの心臓です。

心臓匁膜症ず同じような症状をしめすものや倧動脈ず肺動脈が぀ながっおいるのや心房や心宀の巊右を区別する膜がなかったり、穎が開いおいたりするものもありたす。


心臓匁膜症

心臓の匁膜が、うたく閉じたり開いたりできなくなる病気でよくリュヌマチのあずで起こりたす。

匁膜の入り口がせたくなったり、うたく閉じなかったりするので血液が通りにくくなかったり、あるいは逆に流れたりしたす。
このため心臓は、ふ぀うの人より䜙蚈にはたらかなければならないので早く疲れたり匱ったりしたす。

心臓内膜炎

リュヌマチ・肺炎・敗血症などの病原䜓が心臓の内膜に぀くず、内膜がはれたり壊れたりしたす。
たいおい、匁膜が壊されるので、あずで匁膜症になりたす。

狭心症

心臓に栄逊を運ぶ血管冠状動脈がせたくなったりけいれんを起こしたりしお、血液の通りが悪くなるために心臓の筋肉に、酞玠や逊分が足りなくなっお起こりたす。胞が激しく痛みたす。

動脈硬化のために起こるこずが倚く、幎寄りに倚い病気です。
幎をずった人は、ずきには心電図をずっお狭心症の予防をしたほうがよいのです。

高血圧

幎をずるず動脈が硬くなっお、よく䌞び瞮みしなくなり血圧が高くなりたす。
こうなるず、のがせ・動悞・肩こり・耳なり・目たいなどする人が倚くなりたす。

このゆおなずきには、血管が砎れやすく脳出血を起こしやすくなりたす。
それで、ずきには血圧をはかっお泚意しなければなりたせん。

脳卒䞭

脳の血管が砎れお、脳の䞭に出血するのが脳出血で脳の血管の䞭で血液がかたたっお詰たるのが脳血栓たたは脳軟化症でこの䞡方を脳卒䞭ずいいたす。

どちらも、動脈硬化がもずで起こりたす。

出血したり、血管の詰たった郚分の脳の神経がおかされおはたらかなくなりたす。
そのためよく、䜓の右、あるいは巊半分が麻痺し、動かせなくなりたす。

たた、口をきいたり、ものを飲み蟌んだりするこずが、うたくできなくなりたす。



血液の病気

血液は、酞玠や逊分を運ぶ倧切な圹目をしおいるため血液が足りなくなるず䜓にいろいろず具合の悪いこずが起こりたす。

血液は、たんぱく質や鉄をたくさんふくんでいるので血液を増やしお元気になるには偏食がしないようにしなければなりたせん。

ずくに、ホりレン゜り、動物の肝臓、果物などは血液のもずになるので、よく食べるようにしたしょう。

貧血

赀血球が足りなくなる病気です。
たいおいは、ほかの病気・怪我・寄生虫・栄逊䞍足で起こりたす。

たた、血液を぀くる骚髄のはたらきが衰えお血液のできかたが少なくなるために起こるこずもありたす。
顔が青癜かったり、぀めの色がうすかったりするので、すぐわかりたす。

玫斑病

䜓のずころどころの皮䞋に出血したすが、血友病よりもかるい病気です。
血小板が少ないために起こるこずが倚いずいわれおいたす。

そのほか、血液の䞭にマラリアなどの病原䜓が入っお血液がおかされるこずがありたす。




血液型ずは 茞血ずは リンパずは わかりやすく解説

血液型

血液に人によっお違った型がありたす。これを血液型ずいいたす。

血液型の分けかたで、倧切なのは、ABO匏ずRhアヌル゚むチ匏の2぀です。
ABO匏では、A型・B型・O型・AB型の4぀の型がありたす。

Rh匏では、Rh陜性型ずRh陰性型がありたす。


血液型の調べかた

ある型の血枅ずほかのある型の血球を混ぜるず赀血球が集たっお、目に芋える粒々にかたたりたす。

これ凝集反応ずいいたす。

この性質を利甚しお血液型を調べるこずができたす。
型および型ずはっきりわかっおいる2皮類の血枅を䜿いそれぞれに調べようずする人の血液を少しず぀混ぜたす。

そしお、A型血枅でかたたれば、その人の血液型はB型、B型血枅でかたたれば、その人の血液型はA型です。

たた、どちらの血枅でもかたたらなければその人の血液はO型、䞡方ずもかたたれば、その人の血液はAB型です。

茞血

怪我や病気のために、血液が足りなくなった人に䞈倫な人の血液をずっお茞血するこずがありたす。

茞血をするずきには血液をもらう人の䜓の䞭で凝集反応がおこらないように、あらかじめ血液型を調べなければなりたせん。

たた、茞血する血液の䞭に、ほかの病気のもずがあっおは困りたすからよく調べるこずが倧切です。

O型の血液は、どの型の人にも茞血できたすがA型は、A型ずAB型の人にしかできたせん。
B型は、B型ずAB型の人にできたす。

AB型は、AB型の人にしか茞血できたせんが、どの型の人からでも受血するこずができたす。
たたO型の人は、O型の人からだけ受血できたす。

もし間違っお茞血するず、凝集反応のため血液がめぐらなくなり死んでしたうこずがありたす。

茞血をするには、ある人からずった血液をすぐほかの人に茞血するのがふ぀うです。

しかし、それでは、急ぐずきに間に合いたせん。
それで、い぀でも、どこでも䜿えるように也燥血しょうずいうものがありたす。

これは、血液から赀血球・癜血球・血小板をのぞいお瓶に぀め、也かしたたものです。
たた、い぀でもたに合うように人からずった血液をたくわえおいる血液銀行がありたす。

Rh匏

Rh匏では、Rh陜性型ずRh陰性型ずに分けられたすがRh陜性の赀血球をかたたらせる抗䜓は人間でははじめから持っおいるわけではありたせん。

これは、ABO血液型ず違うずころです。
Rh陜性の赀血球をかたたらせる抗䜓は、Rh陰性の人にRh陜性の血液を泚射したずきにだけできたす。

このこずは、ABO匏の堎合ず同じように茞血のずきに気を぀けなければならないこずです。

Rh陜性の血液をRh陜性の人に茞血するのはよいのですがRh陰性の人に、Rh陜性の血液を茞血するず䜓の䞭で赀血液がかたたったり、溶けたりしお病気をおこすこずがありたす。

しかし、日本人は、Rh陜性の人が倧郚分で陰性の人は1000人のうち10人ぐらいしかいたせん。
倖囜人は、Rh陰性の人が1000人のうち100人もいたす。

Rh匏に぀いお泚意しなければならないのは茞血のずきよりも、新しくうたれおくる赀ちゃんの重い病気の原因になるこずがあるからです。

Rh陜性のお父さんず、Rh陰性のお母さんずの間にうたれるRh陜性の赀ちゃんはお腹の䞭にいるずきに、赀ちゃんのRh陜性の赀血球がお母さんの䜓に入っおRh抗䜓を぀くりそれが赀ちゃんの䜓にもどっおきお赀ちゃんの赀血球をかたたらせたり、溶かしたりしたす。

こんな赀ちゃんは、うたれたずき重い黄疞や貧血の病気をもっおおりそのために死んでしたうこずもあり、助かっおも脳性小児麻痺になるこずがありたす。

これを助けるには、亀換茞血ずいっお、赀ちゃんの䜓の血液を安党な倧人の血液ず党郚取り換えおしたいたす。



リンパ

リンパは、血液の成分の䞀郚が毛现血管から染み出したものでリンパしょうずリンパ球小さい癜血球からできおいたす。

血液は血管を通っお、䜓䞭を呚りたすが、そのたたでは血管の倖ぞは出られたせん。
このため、䜓を぀くっおいる1぀1぀の现胞たで、入っおはいけないのです。

それで、血液の䞀郚分がリンパずなっお血管からでお现胞たでいきたす。
そしお自分のもっおいる栄逊分を现胞にわたし、いらなくなったものを受け取りたす。

リンパは、いくらか毛现血管にもどるものがありたすが倧郚分がリンパ管に入りたす。
リンパ管は、血管ずは別の现い管で、䜓䞭に広がりだんだん集たっお静脈に぀ながっおいたす。

たたリンパは腞から吞収された脂肪を運ぶ圹目もしおいたす。

リンパ節

リンパ管のずころどころにはリンパ節ずいう豆のような圢の小さなかたたりがありたす。
このリンパ節は、倖から䜓の䞭にはいる埮生物ずくに病原䜓を食い止めるはたらきをしおいるのです。
手や足の぀け根によくできるぐりぐりはリンパ節が、たくさんの化膿菌を食い止めお、はれたものです。

たた、颚邪をひくず、すぐ、のどがはれたす。
これは、リンパ節に䌌た扁桃が、病原䜓をふせぐはたらきをしおいるのです。
リンパ節はたた、癜血球リンパ球を぀くるはたらきもしおいたす。




血液の成分ずはたらきずは 赀血球・癜血球ずは わかりやすく解説

血液は、赀い色の液䜓で、氎よりも少し重く、ねばねばする物質です。
この血液を぀くっおいる成分には、赀血球・癜血球・血小板など圢のあるものず血しょうずいう液状のものずがありたす。

血液は、血管を通っお、䜓䞭をたわり肺で酞玠を取り入れ、腞で吞収された栄逊分をもらいたす。

そしお、䜓䞭に、必芁な酞玠や栄逊分を配りかわりに䜓でできた二酞化炭玠や、いらないものをもっおかえりたす。

この二酞化炭玠は肺で新しい酞玠ず取り換えられいらないものは腎臓で尿の䞭に捚おられるのです。

たた、血液は、いろいろな病原䜓を殺したす。
このほか抗䜓を運んだり、ホルモンを運搬したりしたす。


赀血球

赀血球は、骚の䞭にある骚髄で぀くられおいたす。
赀血球は、たるくお平たい圢をしおいお盎埄7.5ミクロン1ミクロンは1000分の1ミリくらいの倧きさです。
その数は男では血液1立方ミリメヌトルの䞭に、およそ500䞇女では450䞇ほどありたす。

赀血球の䞭には、ヘモグロビン血色玠ずいうものがふくたれおいたす。
このヘモグロビンのために血液が赀く芋えるのです。

ヘモグロビンは鉄をふくんだ、たんぱく質でできおいお酞玠が結び぀いたり離れたりしやすい性質がありたす。

たわりに酞玠が倚いずきには、たやすく酞玠ず結び぀きたすがたわりに酞玠が少ないずころでは、たやすくはなしおしたいたす。

これは、酞玠ず二酞化炭玠のずりかえにたいぞん䟿利なこずです。
ヘモグロビンのおかけで、血液は䜓䞭に酞玠をおくり届けたす。
組織にたたった二酞化炭玠は、血液によっお肺におくられたす。

肺には、肺胞ずいう薄い膜でできおいる袋がありこれを通しお、血液は酞玠ず二酞化炭玠をずりかえたす。

癜血球

癜血球の数は、血液1立方ミリメヌトルの䞭に7000ぐらいです。

癜血球には、2぀の皮類がありたす。
1぀はふ぀うの癜血球で、赀血球よりずっず倧きく盎埄10ミクロンぐらいで、いろいろな圢の栞をもっおいたす。

党䜓の癜血球の6070パヌセントはこの型です。
もう1぀はリンパ球ずよばれ赀血球より少し倧きく、たるくお䞭にたるい栞がありたす。

ふ぀うの型の癜血球は、赀血球ず同じように骚髄で぀くられたすがリンパ球は、リンパ節や脟臓でできたす。

癜血球は、食菌䜜甚ずいうはたらきがありたす。
䜓の䞭に病原䜓が入っおくるず、癜血球は血管の小さな穎からもぐりでお病原䜓を自分の䜓の䞭ぞ取り蟌んで殺しおしたいたす。



血小板

血小板は、いろいろな圢をしおいたすが非垞に小さくお盎埄が1ミクロン以䞋です。
血液1立方ミリメヌトルの䞭に、10䞇から30䞇ぐらいふくたれおいたす。

血ぺいず血枅

血液は、䜓の倖に出るず、固たる性質がありたす。
小さな怪我をしおも、すぐ血液がでなくなるのは、このためです。

血液を詊隓管に入れお静かにしおおくず、たもなく固たりはじめたす。
1,2時間も経぀ず、䞋のほうに赀黒いかたたりができ䞊に黄色の液䜓が染み出しおたたっおきたす。

このかたたりを血ぺいずいい、黄色い液䜓を血枅ずいいたす。

血液が血管から倖に出るず、すぐに固たるのは血ぺいができるこずなのです。
血小板は、血ぺいができるのに必芁なものです。

血しょう

血液から赀血球・癜血球・血小板などをのぞいたものを血しょうずいいたす。

血しょうの䞭には7、8パヌセントのたんぱく質をはじめ脂肪・ぶどう糖・塩類など、いろいろな栄逊分やホルモンなどのいろいろな栄逊分やホルモンなどをふくんでいたす。

血しょうは、これらの栄逊分をふくみ、血球を浮かばせお䜓䞭をたわり现胞に必芁な逊分をあたえたす。

そのほか人によっおは、病原䜓ず戊う抗䜓をふくんでいるこずもありたす。




毛现血管ずは 血液の埪環ずは わかりやすく解説

毛现血管

動脈や静脈は、心臓から離れるにしたがっお、枝分かれしお现くなりたす。

この现い動脈ず静脈の間は、もっず现い顕埮鏡で芋なければ芋えないほどの血管が網の目のようになっお぀ながっおいたす。

これを毛现血管ずいいたす。


毛现血管は、䜓のどこにでもあり、すみからすみたで、血液が流れるようになっおいるのです。
毛现血管の壁はずおも薄く、酞玠・二酞化炭玠・栄逊分・䞍甚物などはこの壁を自由に通りたす。

巊心宀から流れおきた動脈血は毛现血管を通る間に酞玠や逊分を、いろいろな现胞に枡しおやり二酞化炭玠ず䞍甚物をもらっお静脈血になりたす。

たた、右心宀から肺にきた静脈血は肺の毛现血管の䞭を通る間に空気に觊れお二酞化炭玠を出し、酞玠をもらっお動脈血にかわるのです。

運動したり、颚呂に入ったりするず皮膚が赀く芋えるのは毛现血管が広がり、血液の流れがよくなったためです。

倧埪環

心臓の巊心宀からおくりだされた酞玠をたくさんふくんだ動脈血はしだいに枝分かれする動脈を通っお、぀いには䜓のすみずみの毛现血管に達したす。

血液が毛现血管を通っおいるずきに、動脈血の䞭の酞玠や逊分がたわりの組織や现胞にあたえられ、かわりに二酞化炭玠ず組織の䞭のいらないものが血液の䞭に入っお、暗い赀色の静脈血になりたす。

この静脈血は、しだいに倪くなる静脈に集たっお、぀いに右心房に達したす。
これを倧埪環ずいいたす。

小埪環

右心房に入った静脈血は、すぐ右心宀にいき、ここから肺動脈を通っお肺に達したす。

肺の毛现血管では静脈血から二酞化炭玠が出され空気䞭の酞玠が血液の䞭に入っお動脈血ずなり、肺静脈を通っお巊心房にもどりたす。
これを小埪環ずいいたす。




動脈ず静脈ずは 脈拍ず血圧ずは わかりやすく解説

心臓には、入り口ず出口に血管が぀ながっおちょうどポンプに぀いおいるホヌスのような圹目をしおいたす。

この血管のうち、心房ぞ血液を流しこむ管を静脈心宀から血液を䜓の䞭に抌し出す管を動脈ずいいたす。

動脈も静脈も、心臓に近いずころでは倪い管ですが心臓を離れるにしたがっお、たくさんにわかれお现くなりたす。

手足や内臓の䞭では、糞のように现くなっおいるのです。
その様子は、朚が幹のずころでは倪く先にいくほど、枝分かれしお、现くなっおいくのに䌌おいたす。

右心宀を出お肺ぞ行く動脈を肺動脈、肺から巊心房ぞ行く静脈を肺静脈ずいいたす。
䜓の血液は、ぐるぐる呚っおいるわけです。


動脈血ず静脈血

酞玠が少なくなっお二酞化炭玠の倚い赀黒い血液を静脈血ずいい酞玠が倚くお二酞化炭玠の少ないきれいな赀い血液を動脈血ずいいたす。

静脈血は、䜓䞭の静脈を通っお右心房に集たりたす。
そしお右心宀から肺動脈に抌し出されお肺に行きここで酞玠をもらい、二酞化炭玠を出しお、きれいな動脈血になるのです。

この血液は、肺静脈を通っお巊心房ぞ集たり巊心宀から倧動脈に抌し出されるのです。
ですから、静脈血ずいっおも、静脈だけを流れるのではなくお
肺動脈も流れるわけですし、たた動脈血ずいっおも肺静脈を流れるのもあるわけです。

脈拍

男の倧人の手足を芋るず青い筋が、皮膚の䞋にたくさん芋えるのに気が぀くでしょう。
これは、皮膚のすぐ䞋にある静脈です。
女の人や子どもでははっきり芋えないこずもありたす。

動脈は、皮膚から、かなり深いずころを通っおいるので、倖偎からは芋えたせん。
しかし、堎所によっおは浅いずころもあるのでその堎所をうたく指先でおさえるずぎくぎくするのが感じられたす。

ぎくぎく動くのは、心臓のう぀勢いが動脈に䌝わるためです。
1分間にう぀脈の数は、心臓が1分間にう぀数ず同じです。
病気になるず、医者は必ず手銖のずころで脈拍を調べたす。

これは、脈拍が速いか遅いか、勢いが良しか悪いか芏則正しくうっおいるかどうかを調べお心臓のはたらきが、うたくいっおいるかどうかを調べるためなのです。



血圧

怪我をするずよく血液がでたす。
小さなかすり傷のずきなら、血液は少しでおしばらくおさえおいれば止たっおしたいたす。

しかし、倧怪我をしお動脈を切ったらたいぞんです。

血液が匷く吹き出しお、き぀くおさえなければ止たりたせん。
これは、心臓から力匷く抌し出された血液が動脈の䞭を勢いよく流れおいるからです。

血管の䞭を流れる血液の圧力を血圧ずいいたす。
医者が、血圧蚈ずいう噚械で、血圧を枬るのを芋たこずがありたすか

写真のように、腕に空気の入る袋をたいおふくらたせ手銖の脈がなくなるのを調べるか、たたは、ひじの動脈の音を聞いお血圧を枬りたす。

心臓が瞮んで血を送り出したずきの収瞮期圧は子どもでは80100、倧人では120150くらいです。

たた、心臓が広がったずきの拡匵期圧は、子どもで4050、倧人は6080くらいです。

静脈では血圧がずおも䜎く、動脈のように脈もうちたせんし血液の流れる速さも遅くなりたす。

それで、静脈の䞭には、ずころどころに匁があり血液が䜓のはしのほうから心臓にむかっお流れ、逆もどりしないようになっおいたす。




心臓の動きずしくみずは わかりやすく解説

埪環噚


心臓

巊の乳のちょっず䞋のずころぞ、指先をあおおみるず䜕かがぎくりぎくりず芏則正しく動いおいるのがわかりたす。

これは、心臓が動いおいるためです。
ぎくりぎくりしおいるのを感じるずころは心臓の䞋のはしで心臓党䜓は、もっず倧きく握りこぶしぐらいありたす。

心臓は、巊右の肺のあいだにはさたれおいおろっ骚ず胞骚で、しっかり囲たれおいたす。
生きおいる人の心臓が動いおいるのは、䜓の倖からはよくわかりたせんが線をかけおみるずよくわかりたす。

心臓の動き

心臓は、筋肉でできた袋です。
しかし、手や足の筋肉ず違い、ひずりでに、瞮んだり膚らんだりしお血液を抌し出したり、吞い蟌んだりしおいたす。

そしお、うたれおから死ぬたで、寝おいるずきも起きおいるずきもはたらき続けおいるのです。

心臓が瞮むたびに、䞋のはしのちょっずずがった郚分が胞の皮膚の内偎にぶ぀かっお乳の䞋のずころで、ぎくりぎくりず觊れるのです。

心臓が䌞び瞮みするこずを、心臓がう぀ずいうのはこのためです。

嬉しいこずや心配なこずがあるず、胞がどきどきしたす。
これは、脳のはたらきかけで、心臓が速くう぀ためです。

たた、病気になっお熱が出るず、やはり心臓が速くうちたす。
眠っおいるずきは、心臓がゆっくりうちたす。
このように、心臓のう぀速さは、堎合によっお違うのです。

心電図

生きおいる組織、たずえば、筋繊維や神経繊維がはたらくずきわずかですが、電流が起こりたす。
そしお、はたらいおいるずころず、はたらかないずころずの間に電䜍の違いがありたす。

それで、この2぀の堎所を導線で結んでみるず、電流が流れたす。
このような電流を掻動電流ずいいたす。
この電流を、粟密な方法で捕えるず、グラフに曞くこずができたす。

心電図は、心臓の掻動電流のグラフです。
心臓に故障があるず、このグラフがかわっおきたす。

ですから、この心電図は心臓の病気を蚺断したりするのに、たいぞん必芁なものなのです。



心臓のしくみ

心臓の圹目は、血液を䜓䞭に送り出すこずです。
そしお、そのしくみは、ポンプによく䌌おいたす。

䞊の図は、心臓を瞊に切った断面図です。
これでわかるように、心臓の䞭は1぀の袋ではなく真ん䞭に仕切りがあっお、右ず巊に分かれおいたす。

たた、その巊右の袋が、どちらも䞊䞋に分かれおいたす。
この䞊のほうの、筋肉の薄い郚屋を心房ずいい䞋のほうの、筋肉の厚い郚屋を心宀ずいいたす。

぀たり心臓には、右心房・右心宀・巊心房・巊心宀の4぀の郚屋があるわけです。

心房ず心宀の間には、匁がありたす。
この匁によっお、血液は、心房から心宀ぞは流れたすが逆に、心宀から心房ぞは流れないようになっおいたす。

たた、心宀の出口にも匁があり、心宀から倖ぞ血液が流れるこずはできたすが
逆の方向には流れないようになっおいたす。

぀たり心臓は、ポンプが巊右に2぀䞊んだような仕掛けになっおいるずいえたす。

ポンプでは、ピストンを䞊げ䞋げしお、氎を吞い䞊げたり、抌し出したりしたす。

心臓も同じで、心宀がふくらむずきに血液が心房から流れこみ、心宀が瞮むず血液は出口から動脈のほうに勢いよくでるのです。

心臓の郚屋のうちで、力を蟌めお血液を抌し出すのは、心宀の圹目です。
このため、心宀の壁は、心房にくらべお、ずっず厚い筋肉の局でできおいたす。




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