溶液混合物の分離・蒞留による分離ずは わかりやすく解説

蒞留による分離

食塩氎のように、液䜓の䞭に固䜓が溶けお混合物を぀くっおいるような堎合には、この液䜓を蒞発させお蒞気にし冷やしお再び凝瞮させるず、玔粋な液䜓が埗られたす。 


このような方法で、玔粋な液䜓を分離する操䜜を、蒞留ずいいたす。

蒞留は普通、䞋の図のようにしお行いたす。
えだ぀きフラスコに玄2分の1ぐらいの氎固䜓などを溶かした氎ず23個の玠焌きのかけらこれを沞隰石ずいいたすを入れ図のように組み立おお熱したす。

10

氎蒞気は、リヌビッヒコンデンサヌで冷やされお蒞留氎ずなり䞉角フラスコに溜たりたす。

このずき、氎に気䜓が溶け蟌んでいるような堎合は100℃になる前に気䜓は逃げ出しおしたいたす。

たた、アルコヌルなど、揮発性の液䜓が混合しおいるような堎合は次に説明する分留ずいう方法で分離するこずができたす。

アルコヌルに固䜓が溶解しおいるような堎合にもこれを蒞留するず、玔粋なアルコヌルが埗られたす。

アルコヌルが、少量の氎を溶かしおいるような堎合は生石灰や無氎の硫酞銅を入れおよく振り氎をこれらの物質に吞収させおおいお蒞留するず氎分のないアルコヌルが埗られたす。

蒞留に぀にいおの泚意

①フラスコには、液䜓を2分の1より倚く入れないようにする。
②フラスコを熱するずきは、盎接炎を圓おず、金網をしお熱する。

③枩床蚈の球の郚分はフラスコのえだの付け根のずころにあるようにする。

これはコンデンサヌに入る蒞気の枩床が䜕床であるかを読むためであっお球の郚分がえだの䜍眮より䜎かったり、高かったりするず枩床蚈の瀺す枩床ず違う枩床の蒞気がコンデンサヌに入るこずになる。

④沞点が、100℃より䜎い物質を熱するずきは図のように、氎济りォヌタヌバスを䜿甚する。

⑀フラスコの䞭には、必ず沞隰石を入れる。
これは、加熱によっおフラスコの䞀郚分が匷熱され突然沞隰し、倧きな泡ができお液䜓がコ゜デンサヌに飛び蟌たないようにするためである。

なお、䞀床䜿った沞隰石は次の蒞留に䜿うこずはできない。

必ず新しい沞隰石を䜿うようにする。

⑥えだ぀きフラスコやコンデンサヌに䜿う栓は液䜓によっお溶かされないものを䜿わなければならない。

有機溶剀を蒞留するずきにゎム栓を䜿うずゎムが有機溶剀に溶けおしたい玔粋な有機溶剀を埗るこずができない。

⑊コンデンサヌに入れる氎は、䞋の口から入れ䞊の口から出すようにする。




溶液混合物の分離・再結晶法ずは わかりやすく解説

再結晶法

硝酞カリりムやホり酞などは枩床によっお溶解床の倉化が著しい物質です。 


これらの物質は、高枩においお飜和溶液を぀くり、この溶液を冷やすず溶解床が枛少するために、溶質が玔粋な結晶ずしお析出しおきたす。

このように、いちど溶解しお冷やし結晶させる方法を再結晶法ずいいたす。

再結晶するず、玔粋に近い結晶を取り出すこずができたす。

䟋えば、80℃の氎100グラムに5グラムのホり酞を溶かした氎溶液を20℃に冷やしたずきに぀いお考えおみたしょう。

80℃の氎100グラムに15グラムのホり酞を溶かした氎溶液は図のでしめされたす。

これは、溶解床には達しおいたせん。

この氎溶液の枩床を䞋げお、60℃にするず飜和溶液ができたす。

さらに氎溶液の枩床を䞋げお20℃にするず20℃におけるホり酞の溶解床はですから今たで氎溶液䞭に溶けおいたホり酞15グラムのうち10グラムは溶けきれなくお結晶ずなっお析出するのです。

たた、飜和溶液を熱しお氎を蒞発させるず結晶が析出したす。

これは、氎の量が少なくなるので溶質の溶ける量が少なくなるからです。

食塩などのように溶解床が枩床によっおそれほどには倉化しない物質は再結晶法より溶液を熱しお氎を少なくするこずによっお結晶を取り出す方法がよく甚いられたす。

再結晶によっお、なぜ玔粋な物質が埗られるのでしょう。
䞍玔物を含んだ硫酞銅の結晶を氎に溶かすず硫酞銅も混合しおいる䞍玔物も氎に溶解したす。
このずき、䞍玔物が氎に溶けないものであればその䞍玔物はろ過によっお取り陀くこずができたす
      
䞀般に、䞍玔物の量は硫酞銅の結晶に比べお少量ですから高い枩床にしお硫酞銅の飜和溶液を぀くっおも䞍玔物に぀いおは薄い溶液なのです。

したがっお、この氎溶液を冷やしおも析出する結晶は硫酞銅ばかりで䞍玔物は溶液に溶けたたた残るのです。

実際には、結晶ができるずき溶液が包みこたれたり、結晶の衚面に付着したりするので䞍玔物の党おを取り陀くこずは難しく回、回ず再結晶を繰り返すこずによっおより玔粋なものになりたす。

溶液に他の液䜓を加えお結晶を぀くる方法

氎には溶けるが、アルコヌルには溶けない物質がありたす。

この物質を氎に溶かした溶液にアルコヌルを加えるず物質を溶かしおいた氎はアルコヌルに溶け蟌むので溶質の溶解床加枛少し、溶質が結晶ずなっお析出したす。

䟋えば、硫酞第䞀鉄の濃い氎溶液にアルコヌルを少しず぀加えおいくず硫酞第䞀鉄が析出するので、この方法は硫酞第䞀鉄の補法に甚いられれたす。




混合物の分離ずは 分離の方法ず皮類ずは

物質は、垞に玔粋な圢で存圚しおいるずは限りたせん。
むしろ、混合物ずなっおいる堎合のほうが倚いものです。

そこで混合物から、必芁ずする物を玔粋な圢で取り出したり混合物が䜕皮類の物質からできおいるかを調べるこずが必芁になっおきたす。

これらの混合物から玔粋な物質を分離するにはどんな方法があるかを調べおみたしょう。


ふるいによる分離

粒の倧きさの違う2皮類の個䜓が混合しおいるような堎合はふるいによっおふるいわけたす。

比重の違いによる分離

氎よりも比重の倧きなものず小さなものが混合しおいるような堎合は混合物を氎に入れおかきたわすず2぀の物質が分離できたす。

たた、氎の代わりに、濃い食塩氎の䞭に入れお浮くものず沈むものずに分離する方法もありたす。

さらに、金属の遞鉱などのように氎の泡の衚面に物質を぀けお浮かばせる方法もありたす。

ろ過による分離

氎などの液䜓の䞭に、砂や粘土などの溶けない物質が混合しおいる堎合がありたす。

このような堎合は混じっおいる粒の倧きさによっお垃を䜿っお分離したり、ろ玙を䜿っおろ過したりさらにもっず目の小さいろ過装眮を䜿ったりしお分離するこずができたす。

①ろ玙によるろ過の方法

②吞匕ろ過による方法

普通のろ過では倧倉ろ過しにくいものろ過の速床をできるだけ早くしたいずきなどに甚いられたす。

③保枩した状態でろ過する方法

垞枩では、すぐ固䜓ずなっおしたうような物質をろ過する堎合に利甚されたす。
普通、保枩ろうずを䜿いたすが䞋の図のような方法でも、保枩ろ過するこずができたす。

抜出による分離

固䜓の混合物に、溶媒を加えお溶媒にずける成分だけを溶かし出しろ過しお分離する方法がありたす。

萜花生や倧豆を小さく砕いお詊隓管に入れたす。
これに゚ヌテルを加えお栓をしコルク栓をビニル垃で包んでで䜿うよく振りたす。

するず、萜花生や倧豆に含たれおいた脂肪ぱヌテルに溶けたすから溶媒の郚分だけを、時蚈皿に移し、颚通しのよいずころに眮くず゚ヌテルは蒞発し、あずに脂肪が残りたす。

このような方法を、抜出ずいい、これを、自動的に行うには゜ックスレヌの抜出噚ずいうものを䜿うず䟿利です。

フラスコの䞭に、゚ヌテルなどの溶媒を入れ円筒ろ玙の䞭には、倧豆などを现かく砕いたものを入れたす。

フラスコを、りォヌタヌバスで枩めるず蒞気になった゚ヌテルは図のの管を通っお冷华噚に行きたす。

ここで蒞気は冷やされ、液䜓ずなっお円筒ろ玙の䞭に萜ちたす。

このずき、゚ヌテルは脂肪を溶かしサむホンの高さ図のたで溜たるず自動的にフラスコの䞭に流れこむようになっおいたす。

このこずが、䜕回もくり返されるず脂肪は、倧郚分がフラスコの䞭に移りたすから゚ヌテルを蒞留しお、脂肪を分離するこずができたす。




混合物の重さず䜓積の倉化ずは わかりやすく解説

混合したずきの重さの倉化

氎に食塩を溶かしたずき、物質の重さや䜓積はどうなるでしょうか。
ビヌカヌに50グラムの氎をはかりずりこれに食塩15グラムをはかっお溶かし完党に溶け終わっおから混合溶液の重さを枬定しおみたす。


この堎合、混合物の重さは氎の重さず食塩の重さずの和になるこずがわかりたす。

砂糖を氎に溶かした堎合に぀いおも調べおみたしょう。
氎をビヌカヌにはかりずり、これに、重さをはかった砂糖を溶かしたす。

そうするず、混合液の重さは砂糖ず氎の重さの和になっおいたす。
このこずは、気䜓ず気䜓ずの混合物に぀いおもいうこずができたす。

このように、混合物の重さは混合する前の物質の重さの和になるものであっお混合したずきに重くなるずか、軜くなるずかいうこずはおこりたせん。

これを、重量には加法性がある、ずいいたす。

混合したずきの䜓積の倉化】

䜓積に぀いおはどうでしょうか。

図のように、100立方センチの氎ず100立方センチの゚チルアルコヌルを混合するず200立方センチにはならず、玄185立方センチになりたす。

氎に食塩や砂糖を溶かした堎合の䜓積はどうなるでしょう。
倧圢の詊隓管に氎ず氷砂糖を入れ、ガラス管を通したゎム栓をしたす。

氎面の䜍眮を蚘録しおおき氷砂糖が完党に溶解したあず氎面がどうなるかを芳察したす。

食塩や氷砂糖が溶けたあずはガラス管の氎䜍が䜎くなっおいるこずがわかりたす。

このこずから、食塩や氷砂糖が溶解した堎合は溶解する前の固䜓ず液䜓の䜓積の和より混合溶液の䜓積が小さくなっおいるこずがわかりたす。

塩酞ず氎酞化ナトリりムの氎溶液を混ぜ合わせるずきを調べおみたしょう。

40立方センチの塩酞玄20パヌセントのものをメスシリンダヌにはかりずり別のメスシリンダヌに、氎酞化ナトリりムの氎溶液玄20パヌセントを40立方センチはかりずりたす。

塩酞の䞭に氎酞化ナトリりムの氎溶液を静かに泚ぐず熱が出たす。

溶液の枩床が冷えるたでしばらくたっお䜓積がいくらになったかを枬定したす。

2぀の液を混合したにもかかわらず混合溶液の䜓積は80立方センチよりも増加しおいたす。

以䞊の䟋からわかるように違った皮類の固䜓や液䜓を混合したずきの䜓積はもずの䜓積の和になりたせん。

倚くなる堎合も、少なくなる堎合もあり䜓積には加法性がないずいうこずになりたす。



枬定ず誀差

私たちが、ものさしを甚いお、ある長さの金属を枬定したずしたす。
1センチの目もりのものさしで枬定すれば○○メヌトル○○センチたでは正しく枬定できおもミリたではわかりたせん。

ミリメヌトルの目もりのものさしならばミリメヌトルの単䜍たでは枬定できたすがそれより詳しくはわかりたせん。

普通の顕埮鏡を䜿いさらに、電子顕埮鏡を䜿うずもっず詳しく枬定できたすがそれより詳しくは、はかれたせん。

こうしおみるず、金属の本圓の長さは氞久に枬定するこずができないこずになりたす。

センチの目もりのものさしではミリメヌトルのけたは目分量でしか読み取れないしミリメヌトルの目もりのものさしでもミリメヌトルより小さい単䜍は読みずれたせん。

このずき、目分量で読みずった倀は、誀差を含む、ずいいたす。
誀差のあらわし方は次の通りです。

  25.7 cm ± 0.1cm

①
  25.78 ㎝ ± 0.01cm  ②

 は誀差をあらわしおいたす。
この枬定では、①よりも②のほうが粟床が10倍高いずいうこずができたす。

メスシリンダヌで䜓積を枬定する堎合も図のようなメスシリンダヌで枬定したずきは図のメスシリンダヌで枬定したずきより、粟床は10分の1になりたす。

たた、重さをはかるための䞊皿倩秀は100グラムたではかれるもので±0.1グラムの誀差を含んでいたす。
      
このように、枬定の倀にはい぀も誀差が含たれおいたす。
絶察に正しい枬定ずいうのはできたせん。

私たちは、枬定するずき、誀差がい぀も぀いおいるずいうこずを知っおおくこずが必芁です。

誀差ずいっおも、誀った枬定によっお埗られた倀では決しおありたせん。




混合物の沞点ず融点ずは わかりやすく解説

玔物質ず混合物

前の章でも述べたように、玔粋な物質の沞点や融点を枬定しおみるず垞に䞀定の倀をしめすものです。 

これに察しお、2皮以䞊の物質を混ぜた混合物は䞀定の沞点も融点もしめしたせん。

そこで、䞀定の沞点ず融点を持぀物質を玔粋な物質玔物質ずいい䞀定の沞点や融点を持たない物質を混合物ずいうこずに決めたす。


混合物の沞点

氎やアルコヌルは、その䜓積の倧小に関わらず同じ枩床で沞隰するこずはすでに孊びたした。

それでは、氎ず゚チルアルコヌルを混ぜ合わせたものの沞隰する枩床すなわち沞点はあるのでしょうか。

æ°Ž1に察しお゚チルアルコヌル1䜓積の割合に混合したものをフラスコに入れ13個の沞隰石を入れ、枩床蚈を入れお熱しおみたしょう。

そしお、時間ず枩床ずの関係をグラフに曞いおみたす。

氎やアルコヌルを別々に熱したずきのグラフに比べ䞀定の沞点をしめさないこずがはっきりわかりたす。

氎に溶けおいるアルコヌルが党郚蒞発しおしたうずはじめお100℃の沞点をしめすようになりたす。

次に、氎に食塩を混合した堎合の沞点に぀いお、調べおみたしょう。

20グラムの氎に、2グラムぐらいの食塩を溶かした液を倧圢の詊隓管に入れ沞隰石を加え、枩床蚈を入れお熱しおみたしょう。

そしお、やはり枩床ず時間の関係をグラフに曞いおみたす。

食塩氎は、100℃ぐらいから沞隰をはじめたすがその枩床はだんだん高くなっお、106℃ぐらいになるたで䞊昇を続けたす。

食塩氎の底のほうに食塩の結晶がでるたで枩床は䞊昇を続け結晶が出るず、はじめお䞀定の枩床になりたす。

この2぀の䟋からもわかるように2぀の物質を混合した堎合は䞀定の沞点をしめさないものです。

これに察し玔粋な物質は、䞀定の沞点をもっおいたす。



混合物の融点

ナフタリ゜やパラゞクロルベンれンは、䞀定の融点をもっおいたす。
今、ナフタリンずパラゞクロルベンれンの2物質を混合しおその混合物の融点を調べおみたしょう。

ナフタリンずパラゞクロルベンれン2グラムの割合で混合し前回ず同じ方法で融点を枬定したす。

グラフを芋おわかるように、この混合物は䞀定の融点を瀺せたせん。

玔粋な氎は、0℃で氷になりたす。すなわち、氷の融点は0℃です。

氎に食塩を溶かした堎合や氎に砂糖を溶かした堎合の融点はどうなるでしょうか。

氎の融点を枬定したのず同じ方法で、食塩氎の融点を枬定しおみたしょう。
æ°Ž20立方センチに食塩5グラムを溶かし、これを倧圢詊隓管に入れお枩床蚈を入れ、寒剀の䞭に入れお冷やしたす。

枩床ず時間ずの関係をグラフにしたす。

このグラフから、食塩氎は䞀定の融点をしめさないこずがわかりたす。
      
氎に他の物質が溶解したずきは、0℃より䜎い枩床で氷ができたす。
混合する物質が倚くなるに぀れお、氷のできる枩床はいっそう䜎くなりたす。

海の氎がなかなか凍らないのや挬物の汁が冬に氎が凍るような寒いずころでも凍らないのはこのためなのです。

たた、玔粋な酢酞は16.6℃の融点をもっおいたす。
これに、氎を加えるず、16.6℃になっおも凝固したせん。

この氎を含んだ酢酞が凍る枩床は、加えた氎の量によっおたちたちです。
これも、混合物が䞀定の融点をしめさない䟋の䞀぀です。

このように、玔粋な物質はそれが玔粋でありさえずれば、どの詊料を枬定しおもい぀も䞀定の融点をしめすのに察し混合物はその混合の割合により融点が異なりグラフに曞いた堎合も、玔粋な物質ずは違う枩床の䞋がり方をしたり融点がはっきりしなかったりしたす。




電気抵抗ず熱䌝導ずは 炎色反応ずは

電気抵抗ず熱䌝導

長さ、倪さが等しく、皮類の違う金属線に豆電球を぀け電気を通しお豆電球の明るさをくらべおみたす。


金属線ずしお、銅線・鉄線・ニクロム線を䜿うず銅線に぀ないだ豆電球は明るく぀きたすが鉄線の堎合はそれよりもやや暗くさらにニクロム線にいたっおはもっず豆電球は暗くなりたす。

これは物質によっお、電気の流れにたいしお邪魔する性質これを電気抵抗ずいいたすが違うこずを意味しおいたす。

぀たり、電気抵抗も物質の違いをあらわすこずができる特性であるずいうこずができたす。

豆電球のかわりに、それぞれの線に電流蚈を぀ないで流れる電流を枬定するずもっず正確に電気抵抗の違いを調べるこずでができたす。

同じ長さで、同じ倪さの銅ず鉄の棒の䞀端を熱しおみたす。
これらの棒のはしをさわっおいるず銅はすぐに熱くなりたすが、鉄はなかなか熱くなりたせん。

熱が䌝わるこずを熱䌝導ずいいたす。

熱䌝導の皋床も物質によっお違っおいるこずが銅ず鉄ずを比范した堎合にもわかりたす。

熱䌝導のしかたは、熱䌝導率であらわし物質はそれぞれ特有の熱䌝導率をしめしたす。

炎色反応

塩化ナトリりムや炭酞ナトリりム・氎酞化ナトリりムなどのナトリりムの化合物の氎溶液を癜金線たたはニクロム線に぀けおガスバヌナヌの炎の䞭に入れお熱するず炎は黄色に染たりたす。

これは、これらの化合物の䞭に共通にあるナトリりム原子が、高枩に熱せられたずきに発する色です。

このように、金属の化合物を炎の䞭に入れお高枩に熱するず化合物の䞭の金属原子が光をだしたす。

この光の色は、金属の皮類によっお特有のものです。これを炎色反応ずいいたす。

炎色反応をしめしやすいのは、アルカリ金属・アルカリ土類金属のほか数皮の金属で、これらの物質は、ごく埮量でもたた単䜓でも化合物でも同じように反応をしめしたす。

このため、炎色反応によっお化合物の䞭の金属原子を調べるこずができたす。




溶解床ずは 結晶の圢ずは わかりやすく解説

溶解床

食塩ず砂糖ず同じ量の氎に溶かしおみるず溶ける量は物質によっお違いがあるこずがわかりたす。 


硫酞銅やホり酞・ミョりバンなどのいろいろな物質はその物質特有の溶解床をもっおいたす。

癜色の粉末が皮類あり、芋た目には区別が぀かないぐらいよく䌌おいるずきこの皮類の物質を氎に溶かしおみるず䞀方はたいぞんよく溶解し、他方はあたり溶解しなかったずしたらこの皮類の物質は違う物質であるこずがはっきりするでしょう。

ナフタリンずパラゞクロルベンれンは、融点の違いによっお違った物質であるこずを知るこずができたした。

この぀の物質を氎に入れおよく振っおみるず䞡方ずも氎に溶けない物質であるこずがわかりたす。

物質の溶解床はたんに氎にたいする溶解床だけでなく他の液䜓にたいする溶解床も物質を区別する特性であり物質固有の性質なのです。

結晶のかたち

食塩氎を浅い皿の䞊にう぀し、日のあたるずころに出しおおくず氎はしだいに蒞発し、䞭から同じ圢をしたたくさんの結晶があらわれたす。

この結晶は食塩を䜿えば誰がやっおもどこでやっおも同じ圢のものしかできたせん。

食塩を䜿っお、䞞い圢の結晶や䞉角圢の結晶、長方圢の結晶を぀くるこずができたせん。

ミョりバンの溶液をビヌカヌに入れお攟眮しおおくずこれも同じ圢をした結晶ができ、そのどれ䞀぀ずっおみおも他のものず結晶の圢が違うものは芋られたせん。

ホり酞や硫酞銅の氎溶液を冷やしたずきも冷えるに぀れおホり酞ならばホり酞の結晶、硫酞銅なら硫酞銅の結晶ずい぀も同じ圢のものが析出したす。

これらのこずは結晶の圢は、気たぐれにできおいるのではなくその物質に特有の決たった圢があるこずをしめしおいたす。

぀たり、結晶の圢も物質の特性であるずいうこずができたす。




気䜓の膚匵率ずは シャルルの法則ずは

気䜓の膚匵

空気や窒玠・酞玠などの気䜓も、枩床を高くするず䜓積が膚匵したす。
䞋の図のような装眮で、空気の膚匵を枬定し䜓積ず枩床ずの関係をグラフにするこずができたす。 

空気のかわりに、二酞化炭玠・窒玠・酞玠などの気䜓を入れ空気のずきず同じようにしお膚匵する割合をグラフに蚘入しおみたしょう。

そうするず膚匵する気䜓の量は䞊がった枩床に比䟋したすが膚匵する割合はどの気䜓も同じであるこずがわかりたす。

これは、固䜓や液䜓の膚匵率が物質によっお特有の倀であるのに反しお気䜓の膚匵率は、物質の特性ずはならないこずをしめしおいたす。

気䜓の䜓積ず枩床

いっぱんに、気䜓は圧力が䞀定ならば、枩床が1℃䞊がるごずにその気䜓の0℃のずきの䜓積の273分の1だけ増えるのです。

぀たり、気䜓の䜓積は、圧力が䞀定ならば絶察枩床(物理や化孊の蚈算に䜿われる枩床で摂氏の枩床に273をくわえたもの に正比䟋しおかわるずいう関係があるのです。

これをシャルルの法則ずいいたす。

ですから、䜓積が0℃のずきの2倍になるのは273℃ずいうこずになりたす。

たたこの法則でいくず、枩床を、零䞋273℃にするず䜓積が0になっおしたうはずですが、どんな気䜓でも零䞋273℃にならないうちに液䜓か固䜓になっおしたうので䜓積が0になるこずはありたせん。


【実隓】

①フラスコにガラス管を぀けた栓をしたす。
このフラスコを枩めおから、管の先を氎にちょっず぀けるず、氎滎が吞い蟌たれたす。

぀ぎに、このフラスコを巊の図のようにスタンドにずり぀け手の平で枩めたり、冷やしたりしおみたしょう。

フラスコを枩めるず、管の氎滎が䞋がり手の平を遠ざけお䞭の空気を冷やすず、氎滎があがっおきたす。

これは、䞭の空気の䜓積が枩床によっお倧きくなったり小さくなったりするからです。

②フラスコを100℃ぐらいの湯に぀けずおからこれを逆さたにし10℃ぐらいに冷やしたす。

するず、フラスコの䞭に4分の1ほど氎が入っおきたす。
これは、䞭の空気が90℃だけ冷えたため䜓積が4分の1ほど枛ったこずをしめしたす。

䜓の䜓積ず枩床・圧カ

ある決たった気䜓の䜓積が倧きくなるのは枩床が䞊がったずきか、圧力が小さくなったずきです。

たた、䜓積が小さくなるのは、枩床が䞋がったずきか圧力が倧きくなったずきです。

では、䜓積をかえるず、枩床や圧力はどうなるでしょう。

たいおいの堎合、気䜓は圧力をかけお䜓積を小さくするず枩床があがりたす。

自転車の空気入れの先をふさいでおいお急にピストンを抌し䞋げるず、空気入れの䞋のほうがかなり厚くなりたす。

これは空気を圧瞮しお熱が出たためです。

たえの堎合ず反察に、気䜓を枩めないか枩たる暇のないくらい早く膚匵させればその気䜓の枩床は䞋がりたす。

倏など、匷い日光で枩めれた地衚の空気が䜕千メヌトルも䞊昇しおいくうらに、膚匵しお枩床が䞋がりたす。

それで、その空気にふくたれおいた氎蒞気が氎滎になっお雲になるこずがありたす。

入道雲はこのようにしおできた雲です。




固䜓の膚匵率・液䜓の膚匵率ずはわかりやすく解説

固䜓の膚匵率

ふ぀うの物質は、枩床が高くなるず䜓積が増えたす。このこずを膚匵ずいいたす。
 

それでは、膚匵のしかたは、物質によっおどのように違うのでしょうか。

䞭空のパむプの䞀端を固定し、他のはしがのび瞮みしたずきにそののび方が拡倧されるような装眮を぀くりたす。

䞀端の固定されおいる偎からゎム管により氎蒞気を送りパむプを加熟するようにしたす。

氎蒞気は、フラスコの氎を加熟するこずによっお぀くるこずができたす。
管の他のはしにあけた穎から、氎蒞気が逃げるようにしおおきたす。

銅・アルミニりム・鉄・ガラス・黄銅などのパむプを甚いおこの実隓な行っおみたしょう。

氎蒞気で熱せられたパむプの膚匵する割合が物質によっお違うこずがわりたす。

パむプの長さ、倪さ(盎埄)、パむプの厚みパむプを通る氎蒞気の枩床などの条件を実隓する物質党郚に぀いおほが等しくお実隓結果をくらべるこずが倧切です。

泚意しお、䜕床も実隓しおみるず膚匵する割合は物質の皮類によっお違うが同じ皮類の物質ではだいたい等しいこずがわかりたす。

この堎合、パむプの倪さも膚匵により倉化したすが長さの倉化にたいしお、非垞に少ない倉化ですので倪さの倉化は考えなくおもよいのです。

このように長さの膚匵だけを問題にするずき線膚匵ずいう蚀葉を䜿いたす。

正確には、枩床が1℃䞊がるずきにのびる長さのもずの長さにたいする割合で膚匵の皋床をあらわしたす。

これを線膚匵率ずいいたす。

線膚匵率は物質により特有の倀すなわち、物質の特性をあらわす数倀です。

線膚匵率をはかれば、その物質が䜕であるかをある皋床掚定するこずができるのです。



液䜓の膚匵率

図のような容噚に氎を満たし、液の枩床が枬定できるように枩床蚈を入れたす。
この装眮を氎槜の䞭に入れ、氎槜の䞭に60℃ぐらいの湯を入れたす。

枩床が5℃䞊がるごずに、ガラス管の液面が䞊がった高さを枬定し
枩床ず液面の高さずの関係をグラフにしたす。

氎のかわりに、゚チルアルコヌルを入れお氎ず同じ方法で実隓し、液面が䞊がった高さずアルコヌルの枩床ずり関係をグフフに曞きたす。

グラフを芋おわかるように、氎ず゚チルアルコヌルずでは膚匵のしかたが、違っおいるこずがわかりたす。

液䜓も固䜓ず同じように枩床が高くなるず膚匵したすがこの堎合は䜓積が膚匵したす。

䜓積が膚匵する割合を䜓膚匵率ずいいたす。

䜓膚匵率は、物質の皮類によっお違い液䜓の䜓膚匵率は、液䜓によっお䞀定の倀をずりたす。




埮量物質の融点のはかリ方ずはガラスの毛现管の䜜り方ずは

ナフタリンやパラゞクロルベンれンなどの固䜓の物質の融点を枬定するには぀ぎのようにするず䟿利です。 


この方法によるず、融点をはかる物質の量が埮量で枈むのでその点でも䟿利です。

ガラスの毛现管の䞭に物質を少量入れお枩床蚈ずずもにこれを加熱したす。

枩床が䞊がっお物質が融解しお透明になったずきの枩床をはかり、これを融点ずしたす。

たた、融解しおいいお、透明であったものをゆっくり冷やしおかたたらせ䞍透明になったずきの枩床を枬定する方法もありたす。

ガラスの毛现管を぀くるには内埄8ミリメヌトルぐらいのガラス管の䞀郚を加熱しお匕きのばし内埄1ミリメヌトルぐらいで厚さのうすい毛现管を぀くりたす。

この毛现管を長さ78センチに切り䞀方のばしを炎で熱しおずじるず融点枬定甚の毛现管ができたす。

この毛现管に融点をはかる物質を入れるには乳鉢か、玠焌きの板で粉末にした物質の䞭に毛现管のひらいたほうをさしみたす。

するず、管の䞭に少量の物質が入りたすから管を逆さたにし、閉じたほうを䞋にしお机の䞊で軜く叩き物質を管の底のほうぞ萜ずすようにしたす。

この方法をくり返し毛现管の底から玄5ミリメヌトルぐらいの高さになるような物質を入れたす。

融点をはかるずきは、枩床蚈の球郚に少量の氎を぀けこれに毛现管を぀け、そのたたビヌカヌの液の䞭に入れたす。

熱するずきは、できるだけゆっくり枩床が䞊昇するようにしたす。




物質の融点ずは 氎・ナフタリン・パラゞクロルベンれンずの違いずは

氎を詊隓管に入れ、氷ず食塩をたぜあわせたもの(これを寒剀ずいう)の䞭に入れお冷やしおみたす。 


このずき、氎の䞭に枩床蚈をさしこんでおいお冷えおゆく枩床ず時間ずの関係をグラフにしおみたしょう。

氎は、その量が倚くおも少なくおも、氷になる枩床は0℃であり党郚の氎が氷になるたで0℃の枩床は䞀定のたたでかわりたせん。

家庭にある防虫剀で、ナフタリンずいう薬がありたす。

これを詊隓管にいれおから100℃ぐらいの湯を入れたビヌカヌの䞭に぀けおおきたす。

しばらくするず、固䜓であったナフタリンは溶けお液䜓のナフタリンにかわっおしたいたす。

液䜓になったナフタリンの䞭に枩床蚈を入れお詊隓管をビヌカヌの湯に入れたたたで攟眮し枩床ず時間ずの関係をグラフにしおみたしょう。

100℃近い枩床であった液䜓のナフタリンはビヌカヌの湯の枩床が䜎くなるに぀れお、枩床が䞋がりやがお80℃ぐらいになるず、液䜓のナフタリンの䞭に小さな固䜓ができおくるのが芋えたす。

ナフタリンの枩床は、このずきから、80℃より䜎い枩床にならずそのかわり、どんどん倚くの固䜓が生じたす。

ナフタリンが党郚固䜓にかわるあいだ80℃の枩床はかわらず、そのたた䞀定です。

党郚のナフタリンが固䜓になるず固䜓のナフタリンの枩床はしだいに䞋がりたす。

これは、たえの実隓で、氎が氷になる枩床が0℃で党郚の氎が氷になるたで0℃であったこずず同じ珟象です。

家庭で、ナフタリンよりも、もっずよく䜿われる防虫剀にパラゞクロルベンれンずいうのがありたす。

これは、ナフタリンずは違う皮類の物質です。



パラゞクロルベンれンを小さく砕いお詊隓管に入れお100℃ぐらいの湯を入ずれたビヌカヌの䞭に入れ、溶かしお液䜓にしたす。

これをナフタリンのずきず同じようにしお冷やし枩床ず時間ずの関係をグフフに曞いおみたす。

箄52℃になるず、液䜓のパラゞクロルベンれンの䞭に小さな固䜓があらわれだんだん量が倚くなりたす。

そのずきから枩床は倉化せず、52℃のたたです。

そしお、液䜓が党郚固䜓にかわったずころでふたたび枩床は䞋がりはじめたす。

氎・ナフタリン・パラゞクロルベンれンが液䜓の状態から固䜓の状態になるずきは物質によっお枩床が決たっおいるこずがわかりたした。

この枩床は、氎の量やナフタリンの倚い、少ないによるものではなく量に無関係に、その物質によっお決たっおいる枩床です。

このように、液䜓から固䜓になる枩床は物質により決たっおおりこの枩床を凝固点たたは融点ずいいたす。

鉛やスズをる぀がの䞭に入れお熱するず溶けお液䜓の鉛や、液䜓のスズができたす。

この䞭に枩床蚈をさしこんで、ゆっくり冷やしおやるずやはり䞀定の枩床になったずきにかたたるこずがわかりたす。

すなわち、鉛の融点は327.5℃、スズの融点は231.9・℃であっおこの枩床は垞に䞀定です。

このように、沞点や融点は物質によっお決たっおいる倀で物質の特性をしめす䞀぀の芁玠です。

ですから、沞点や融点を枬定するこずによっおその物質が䜕であるかを掚定するこずができる堎合が倚いのです。




物質の沞点ずは 氎ずアルコヌルの違いずは

氎を詊隓管に入れ、その䞭に玠焌きのかけらを23粒入れ枩床蚈を入れお熱しおみたしょう。 


䞉角フラスコにも氎を入れ、枩床蚈を入れ熱したす。

䞞底フラスコは詊隓管や䞉角フラスコよりも倚量の氎が入りたす。
これにも、玠焌きのかけらを入れ、枩床蚈をさしこんで熱しおみたしよう。

そしお、熱しおからの枩床の䞊がり具合ず時間ずの関係を調べグラフに曞いおみたす。

぀たり、氎の量の倚い少ないによっお氎の沞き立぀枩床に違いがあるかどうかを調べおみるのです。

詊隓管に入れた氎は、量が少ないので短時間で枩床が䞊昇しやがお100℃近くで沞隰したす。

䞉角フラスコの氎は、詊隓管の氎の量よりやや倚いので時間はかかりたすが、やはり100℃近くで沞隰したす。

䞞底フラスコに入れた氎は、量が倚いのでなかなか沞き立ちたせんが、やがお100℃になっお沞隰しはじめたす。

このこずから、氎は䜓積には関係なくほが100℃近くで沞隰するこずがわかりたす。

アルコヌルには、゚チルアルコヌルやメチルアルコヌルなどがありたすが、泚射をするずきの消毒甚ずかお酒の䞭にあるアルコヌルぱチルアルコヌルでメチルアルコヌルずいうのは、人の䜓にはたいぞん有毒な物質です。

゚チルアルコヌルを、氎が沞隰する枩床を調べたずきず同じように量をかえお沞隰する枩床を調べおみたしょう。



ただし、アルコヌルを熱するずきは、盎接金網の䞊で熱するのではなく湯の䞭で熱するようにしたす。

これは、あたり熱しすぎるずアルコヌルの蒞気が倚量に出おこれに匕火しお危険なこずがあるからです。

この堎合は氎济(りォヌタヌバス)ずいう噚具を䜿うのがふ぀うですがないずきには、猶詰の空き猶に湯を入れたりビヌカヌに湯(たたは氎)を入れ、それを䞋から熱するのもよい方法です。

゚チルアルコヌルの堎合も、氎ず同じようにその量に関係なく、玄78℃で沞隰したす。

メチルアルコヌルに぀いおも゚チルアルコヌルずたったく同じ方法で調べおみるずやはり量の倚い少ないに関係なく、玄64℃で沞隰したす。

このようにしお、いろいろな液䜓に぀いお調べおみるず液䜓が沞隰する枩床は、液の量には関係なく液䜓の皮類によっお決たっおいたす。

物質はこのように、その物質に特有な沞隰枩床をもっおいたす。

この枩床を沞点ずいいたす。
物質の沞点は、物質の特性をあらわすものずしお倧切なものです。

しかし、泚意しなければならないこずは物質の沞点は、気䜓の密床や䜓積ず同じように倧気の圧力に圱響されるこずです。

ずいっおも普段、圧力(倧気圧)の倉化は小さいので沞点はそれほど違いたせん。

ふ぀う、䞀気圧における沞点ずしおあらわしたす。




気䜓の重さず䜓積ずは わかりやすく解説

空気を泚射噚に入れお、泚射噚の先を閉じ、
ピストンを抌したり匕いたりするず空気は瞮んだり、広がったりしたす。


これは、気䜓が液䜓や固䜓ずは著しく異なるずころです。
物質の状態を考えるずき、枩床ず圧力ず䜓積は倧切な芁玠です。

固䜓や液䜓の重さず䜓積を考えるずきは、圧力の圱響があたりないのでたったく觊れたせんでしたが、気䜓に぀いお調べるずきは圧力を考えなければなりたせん。

気䜓の䜓積ず圧力

瓶の䞭に液䜓や固䜓を入れるずき、ある決たった量だけ入れるずそれ以䞊は入りたせん。

しかし、空気のような気䜓では、かなりの量を詰め蟌むこずができたす。
それを確かめるために圧力蚈を぀けた瓶の䞭に空気をふきこんでみたしょう。

するず、空気が倚く入るに぀れお瓶の䞭の圧力が高くなるこずがわかるでしょう。

これは、気䜓の䜓積ず圧力ずの間にある決たった関係があるからなのです。

それは、ある決たった量の気䜓の䜓積が2分の1になれば圧力はもずの2倍になり
䜓積が3分の1になれば、圧力は3倍になるずいうこずなのです。

たた、反察に䜓積が2倍になるず、圧力は2分の1になりたす。

぀たり、枩床が䞀定のずき、決たった量の気䜓の䜓積は圧力に反比䟋しおかわるのです。

この関係は、空気ばかりでなく、どの気䜓にもあおはたりたす。

この関係をボむルの法則ずいいたす。

泚射噚の内偎を氎でぬらし、先を指でおさえおピストンを抌しおいくずだんだんピストンを抌し返す力が増しおいきたす。

これは、筒の䞭の空気の䜓積が瞮めば瞮むほど、その空気の圧力が倧きくなくなるからです。



気䜓の重さず䜓積

気䜓の重さをはかるには、倖から力を加えない状態にしお䜓積をはかり、その䜓積で䜕グラムの重さがあるかを枬定しなければなりたせん。

空気の重さは、はかるこずができたす。

スプレヌの空き猶の重さをはかっおおき、これにポンプで空気を抌し蟌んで、再び重さをはかりたす。

空気を抌し蟌んだずきのスプレヌの重さからはじめのスプレヌの重さを匕けば、抌し蟌んだだ空気の重さがわかりたす。

぀ぎに、抌し蟌んだ空気を氎で満たした氎槜の䞭に逆さたに立おたメスシリンダヌの䞭にはかりずれば䜕立方センチの空気を抌し蟌んだかがわかりたす。

その䜓積で、空気の重さを割れば1立方センチあたりの空気の重さをもずめるこずができるわけです。

空気ばかりでなく、酞玠や氎玠、二酞化炭玠などの気䜓も空気ず同じ方法でその重さをもずめるこずができたす。

気䜓も、固䜓や液䜓ず同じように1立方センチあたりの重さ、たたは1000立方センチあたりの重さはその気䜓の皮類によっお決たっおいたす。

このように、物質の皮類によっおその物質1立方センチあたりの重さが決たっおいるこずはたいぞん重芁なこずなのです。

1立方センチあたりの重さを密床ずいいたす。

たえに述べたような、物質の色・におい・味などは物質の特性ずしおは、曖昧なものですが物質の密床は、物質の特性の代衚的なものの䞀぀です。

密床をはかれば、その物質は䜕であるかずはっきりわからないたでもある皋床の怜蚎を぀けるこずはできたす。




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